週末留学(ブログ版)第0日目 <3時間目> 人は、英語も、世界も、知っているものしか認識できない

〜週末留学 第0日目〜

<1時間目>すべての学習の基礎となる『抽象度』

<2時間目>英語がペラペラとは!?思考と言語化の一致

<3時間目>人は、英語も世界も知っているものしか認識できない ⬅︎ な う

<4時間目>地球人として英語を学び、地球人として生きるおもろさ 
こんにちは。岡本です。

週末留学(ブログ版)第0日目<3時間目>の内容は、

 『認識するということ』

についてです。

 

外の世界を自分の中に取り込むことについてですね。

英語を受信するということを説明する前に、

まずは、一般的な話をしたいと思います。

それは、

「人は知っているものしか認識できない」

ということです。

 スコトーマにより人の認識は制限される”

なんやそれ?ってなりますよねw

これは、”脳は、無意識に自分の知っている内容を重要だと思う傾向にある”ということなのです。

 

例えば、読書をしている時に、

おお、ええこと書いてるなと思うことは、すでに知ってることが多かったりするということだけでなく、

読んでいるはずなのに、知識がないことは正確に認識することができないということまで起こります。

なぜこのようなことが起こるのかというと、人にはスコトーマをいうものがあるからです。

 

スコトーマとは、心的盲点のことです。

一般的な盲点は、人間の目の網膜において、視神経が集まった部分であり

そこに映し出された部分は目に見えず、認識できないというものです。

 

それが心理的にも働き、人の認識に影響を与えるのです。(詳細は4時間目で)

人の脳には、RASというフィルターがあります。

その RASというフィルターを通して、人は外の世界を認識していますが、

このRASが情報を取捨選択することで、スコトーマが形成されます。

そして、スコトーマが働くことによって、人は外の世界に、認識できない部分が出来上がります。

 

ここで、1つ実験をしてみましょう。

質問です。今、目の前に何が見えますか?

カフェにいる人なら、テーブルとかコーヒーとか、話しているおばちゃんとかそんな感じでしょうか。

では、次に、下を見てみてください。何が見えますか?

自分の足とか、自分の服、お腹とかじゃないでしょうか。

 

さて、今、僕は2回、何が見えますか?という質問をしました。

そこで、質問です。この2回とも変わらず見えていたものはありましたか?

もっというと、今、この記事を読んでいる時も見えているものがあります。

それは何でしょう。

 

はい、それは自分の鼻のてっぺんです。

言われてみればずっと見えているはずです。

今の今まで、言われるまで、認識していた人はいないと思います。

このように、人は自分が重要だと思うことしか認識できないようになっています

 

はい、もう一つワークをしてみましょ。

紙と鉛筆を用意してください。

紙にペンで、自分の腕時計の文字盤を書いてみてください。

もちろん、絶対に、時計を見ずにです。

輪郭はどんなんだったか。ロゴはどこにあったか。ローマ数字か。できるだけ詳しく書こうとしてください。

どんだけ書くことができましたか?

 

書いた人は、腕時計を見て答え合わせをしてみてください。

日頃、時間を見る時に文字盤なんて何百回も見てきているはずです。

それなのに、全然書けなかった人が多数なんじゃないかと思います。

僕たちは、時間を見るために腕時計を見る時、重要なのは、時間です。

「今、何時であるか」が重要であり、腕時計のデザインではありません。

自分にとって重要である時間しか、日頃、認識していないということです。

はい、ここでまた質問です。

今、腕時計のデザインを見るために、文字盤を見ましたよね?

腕時計を見ずに答えてみてください。

「今、何時でしたか?」

答えれた人は少ないんじゃないかなと思います。

日頃は、時間が重要であり、時間しか認識していなかったにもかかわらず、

僕が質問することで、

デザインと時間の重要度が逆転し、デザインのみ重要となり、時間を認識しなかったんじゃないかと思います。

このように、人間は、認識していると思っていても、自分にとって重要なものしか認識しないのです

これが、ストコーマというものです。

 

人は、重要なものしか認識しないということがわかりました。

では、逆にどのような部分が認識できなくなるか、というと主には重要でないこと。

もっというと、「知らないこと」です。

人間は、基本的に自分にとって重要なことしか認識できないようになっています。

そして、自分にとって重要なことというのは、自分が知っていることなのです。

それを判断するのが、RASの役割なのですが、

要するに、人は自分が知っていることを重要だと判断し、認識し、知らないことは不要だと思い、認識しない傾向にあるのです。

 

以上のように、人は自分の知っていることしか主に認識できないということを学びました。

このことは、世界の認識だけでなく、言語を認識する際も同じであるということです。

特に、大きく影響するのが、リスニングですね。

認識にスコトーマがあり、知っていることしか認識できないのなら、

もちろん聞こえてくる音に関しても知らない音は認識できないのです。

 

単語レベルで考えてみても、

etiquetteという単語の音は、[éṭɪkèt]と発音されます。

僕たちは、日本語でエチケット(echiketto)という言葉を知っており、

外来語だから、英語で聞いてもわかると思っていたかもしれませんが、

初めてこの音を聞いて、

瞬時に、「ああ、日本語でいうechikettoかぁ」と思う人は少ないと思います。

音に関して言えば、露骨に

「知らないものは認識できないのです。」

 

これは、単語レベルだけの話ではありません。

英語の文は、区切られて書かれています。

しかし、英語の文が発話されるときは、音と音が繋がります。

僕たちは、英文中に単語と単語の隙間があることで、

単語と単語を離して発音されると勘違いしがちですが、

決してそうではなく、隣あった単語どうしは、繋がって発音されるのです。

そうすると、単語レベルでの音とは大きく異なり、文全体で聞き慣れているかという話になります。

表現であったり、単語と単語のコロケーションなどを知らないと、パッと言われて僕たちは認識できません。

 

これは、日本語でも同じで、あまり聞き慣れていない言葉というのは、1回で聞き取れず、聞き返してしまうというのは誰しもが経験したことがあるのではないでしょうか。

このように、僕たちは知らないものということを認知できないようにできています。

だから、多読多聴のような学習をする人が多いのですね。

自分の知っていることを増やしていこうって作戦ですね。

では、「知っている」というのはどういうことなのでしょう?

 

ここで、仮に、「知っている」ということを「意味がわかる」ということにすると。

では、意味とは?

意味とは、言葉のさす内容ですね。

でも、意味は単語自体にはない、というのが最近の考え方なのです。

では、どこにあるのか?

単語の意味は、『発話された状況の中にある』のです。

使われて初めて意味をなすのが言葉ということです。

 

例えば、「山」という単語は、

”地面の隆起した部分”と、すぐに思い付きますが、

「山が当たる」となると、

”予想”とか”推測”みたいな意味になります。

 

さらにもっというと、

太郎という子供が悪戯をしています。

それを見つけたお母さんは、

「太郎!!!」

と叫びます。

この時の「太郎!!!」には、

「こら、太郎、止めなさい!」

であったり、

「あんたは、また悪いことしてるんか!」

であったり、

たくさんの意味を含んで、

「太郎!!!」と発話されているわけですね。

決して、太郎という名前をさす言葉にそのような意味があるのではありません。

 

京都弁の

「よく知ってはりますねぇ」は、

「素人がごちゃごちゃ御託を並べるなよ」

みたいな意味を含んでいるとも言われていますよね。

 

このように、単語や言葉の意味というものは、

そのものにあるのではなく、その時、誰が、いつ、どのように、なぜ、発話したのか、

要するにコンテクストの中にあるのです!

 

つまり、「単語や表現を知っている」という状況にするには、

「どのようなコンテクストの中で使われているのか」を知ってるということなのです。

 

はい、ここまでは、結局知っていなければ聞き取れないんだ。というお話をしてきました。

最後に、「音」そのものにフォーカスを当てて、話したいと思います。

 にも音の知識を与えてあげる”

僕たち日本人にとって、どうも認識しづらいのが「音」そのものですね。

テストでは、リスニングが一般的にはなってきましたが、それでもリスニングが苦手な人が多いと思われます。

では、日本語ではしっかりと聞こえてくる音が、

英語になるとなぜ聞き取れなくなるという現象が起きるのでしょうか。

 

”日本語と英語でフォルマント周波数が異なっているから” です。

 

フォルマント周波数とは、音素の特徴を認識する情報の乗った音波が集まる周波数帯のこと。

第1フォルマントと第2フォルマントの2つがあり、母音を発する時の舌の位置に関係している。

よくわからないですねw

まぁ、周波数が違うんだなって思っていただければ大丈夫です。

では、日本語の周波数と英語の周波数が違えば、

日本人の耳は、英語の周波数に慣れていないのです。

日本語のフォルマント周波数帯に馴染んだ日本人の耳は、

英語のフォルマント周波数帯の聞き分けがうまくできないのです。

だから、英語ネイティブの発音をうまく聞き取ることができないのです。

 

しかし、人間の耳もすごいもんで、

トレーニングすれば聞こえるようにはなるのです。

自分の耳に、英語のフォルマント周波数帯の経験と知識を与えてあげるのです。

慣れさせれば、聞こえるようになるのです。

そのために、聞くトレーニングが必要となるということですね。

要するに、

”耳も知らないフォルマント周波数帯は認識できないので、耳に教えてあげる必要がある”

ということです。

この意識を持って、リスニングの練習してみるのが大事ということですね。

 

はい、3時間目の内容は、認識するということについて、

一般的な話と音そのものについてでした。

次回の4時間目が週末留学第0日目の最後の授業になります。

ここまで、読んでいただいたので、せっかくですので、

4時間目も読んでいってみてくださいね

では。(_ _)

>>4時間目:地球人として英語を学び、地球人として生きるおもろさ

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