【英語基礎コンテンツ②】英語がペラペラとは!?思考と言語化の一致!!

はい、コンテンツ2の内容です!

内容は、

『英語を話すとはどういうことか』

についてです。

 

英語がペラペラとは

英語学習者なら誰しもが口にしたことがあるセリフ

『英語がペラペラになりたい』

でも、よくよく考えてみると、

英語がペラペラな状態って実際問題なんなんや?

って思うわけです。

すごいアバウトな言葉で、なんとなく使っていますが、

実際どうなったら『ペラペラ』な状態なのか。

 

多分、その疑問の解答して予想されるのが、

『英語を英語のまま理解し、英語のまま発信する』ということじゃないかと思います。

実際、僕もそうだと思って、英語を学習していたわけですが、

ある日、さらに疑問に思いました。

『英語を英語のまま理解して、英語のまま発信するってなんやねん!』ってw

 

まー、なぜこんな疑問が浮かんだかというと、

例えば、洋書を読む場合を考えると、

洋書を読み進めているうちに、自然と英語を英語のまま読み進めることができるわけです。

はじめは、日本語が頭の中をチラついていたとしても、30分が経過したあたりからあまり日本語が意識に上がらず、日本語に訳さずに英文を読み進めている状態になる、という経験をした方は多いんじゃないかと思います。

 

これってある意味「日本語に訳さずに、英語のまま理解している状態」ですね。

まぁ、 TOEICの長文なんかも、演習を続けるうちにこんな感じになりますよね。

だから、この英文を読み進めている状態になると「英語を英語のまま理解する」というゴール達成したってこと??

みたいな感じになるわけです。

 

他にも、拙い英語で外人の友達と会話している場合、

ある程度慣れると、別に日本語を介さずに英語を話す感覚になると思います。

一旦、日本を考え、頭で英作するっていうのが面倒になってきて、ぎこちないなりにいきなり英語を考えるようになります。

だから、この状態は英語のまま発信してるやん!ってことになる??

 

この2つの事を経験して、

「本当に目標を達成できているのか?」

という疑問を持つようになったというわけです。

というのも、

この経験って、英語が全然できない状態でも訪れたりします。

現状の英語が自分の納得するレベルではなく、

目指している世界に程遠いにもかかわらず、

この「英語を英語のまま理解し、英語のまま発信する」もどきが訪れ、1種の満足感が与えられているような感覚になってしまいます。

 

もちろん、この状態は当初の自分からすると成長です。

日本語が必ず介在していた自分と比べると明らかな成長であることには違いありません。

しかしながら、少し冷静になると

目標にしていた「英語がペラペラ」って、絶対この状態ちゃうやん!

ってなるわけですw

 

「英語がペラペラ」な状態を

『英語を英語のまま理解して、英語のまま発信する』と考えていた僕は、また悩みだしたわけです。

 

そして、めちゃめちゃ悩んだ結果、自分が見出した納得する答えが

思考と言語化の一致

ということです。

 

コンテンツ4にもまた詳しく出てきますが、

「思考」とは、「言語」ありきなんですね。

例えば、日本語での会話を考えてみます。

僕たちが友達と話をするとき(何気ない会話の方がわかりやすいです。)

僕たちは、『思考と言語化の一致』が無意識にできています。

「思考」と「言語化」の一致とは

今から質問しますので、

僕と会話していると思って、声に出して、答えてみてください。

『昨日、何しましたか?』
『好きな芸能人のどこが好きですか?』
『100万円あったら何を買いますか?』

答えてみて、どうでしたか?

「なにがやねん?」ってですねw

このしょうもない質問に答えるときに

「思考する」のと「言語化する」のが、同時じゃなかったですか?

「(あー、昨日。何をしたっけ?)あ、友達と焼肉食べとったわー」

みたいな感じに考えながら話しているし、話しながら考えている。

同時ですね。

「思考」って「言語」によって縛られいるんで、当たり前なんですね。

つまり、思考するとき、僕たちは言語化しています

特に簡単な会話の時、思考と発話も同時にしています。

「いやいや、まず好きな芸能人が誰やねんw(ん~~、誰やろ~~。あぁ、そういえば良くコナンの主題歌を歌ってた歌手の声が好きやなぁ。えーと、名前は、あ、倉木麻衣や。と考えた後に)倉木麻衣やで!って答えたから、思考と言語化は一致してないで!」

って思う人がいるかもしれませんが、

そこでの思考を全て発話できたはずですし、思考そのものが言語ですよね。

そのように考えると、

思考と言語化と発話に、タイムラグは発生していないはずです。

なので思考と言語化は一致していますよね。

整理しますと、

僕たちは日本語では

「思考する」のと「言語化」するのを同時にしています。

思考と言語化が一致しています。

そして、さらに簡単な会話では

「思考する」のと「言語化する」に加え「発話する」も同時に行っています。

 

もちろん、人前のスピーチで、

言葉を選びながら話すと、思考と発話は一致していないと感じますが、

思考と言語化は一致していますよね。

繰り返しますが、思考自体が言語で行われているので。

感覚としては、

思考=(イコール)言語化

なわけです。

 

ではでは、英語での発話を考えてみましょう。

もうすでに言わんとしていることがわかる人がいると思いますが

英語で話す際、

例え英語でしか考えていないよっていう人でも英語で組み立てて、それを発話していると思考と言語化にタイムラグが生じてしまっています。

 

組み立てるというタイムラグですね。

発話となるともっとタイムラグが生じてしまっていますよね。

英語で思考できているようで、英語で思考できていない証拠です。

この状態は、頭の中で、英語と日本語の切り替えがうまくいっていないのです。

 

以上を考えると、

僕たちは、英語での会話、思考において、

思考 = 言語化、とすることが、「英語のまま理解して、英語で発信する」

ということなんじゃないか!と考えました。

 

よく英語学習者で

「英語で考える癖をつけましょう!」

と言われていますが、その英語で考えるっという真理も

『思考 = 言語化』ですよね。

つまり、 

英語で考える ↔︎ 思考=言語化

と、なるわけです。

 

英語での思考回路を作る、と表現する人もいますね。

英語での思考空間を脳内に作ると考えても良いです。

英語脳という人もいます。

そんな中で僕がしっくりきた表現が

英語における思考と言語化の一致です。

 

ということで、結論として

僕たち英語学習者は、英語における『思考と言語化の一致』をゴールに日々学ぶ

ということになるかと思います。

 

ここで、英語での思考回路を作り、思考と言語化を一致させるというのは、

どういうことなのか?

この感覚を考えるのに「バイリンガル」の人の話が参考になるのかと思います。

 

バイリンガルに学ぶ思考と言語化の一致

幼少時に、海外で過ごした人が母国語と外国語のその両方を同じ程度話せるようになることがあります。

それが、「バイリンガル」ですね。

最近、芸能人の方にも多いですね。

日本人だけど、育ちがハワイだから日本語も英語もペラペラな、やたらとテンションの高いモデルの方とか。

 

僕たち、純日本人の英語学習者にとっては、

2言語を自由に扱えるバイリンガルの人をとても羨ましく感じます。

そして、彼らバイリンガルのの人の頭の中がどのようになっているのか?がすごく気になるわけで

「頭でどのように使い分けているの?」

「どのように勉強すればバイリンガルになれるの?」

と質問しても、ほとんどのバイリンガルの人は

「よくわからない」

「勝手に変わるんだ」

と、すっきりしない返事が返ってくるだけで…

若干、イライラしますねw

 

ただ、バイリンガルについて、おもしろいことがわかっていて、

バイリンガルの人でも話す内容によっては

このテーマは英語の方が話しやすいとか、

このテーマは日本語の方が話しやすいということがあるということです。

それは、言葉や単語が出にくいというだけでなく、思考自体がしづらくなるらしいのです。

 

2つの言語は、頭の中で平等にあるわけではないようです。

どうしてこのようなことが起こるか?

先に述べた『言語化=思考』という観点から考えると、納得がいきます。

 

そして、この話しやすい、言語と内容の組み合わせはどのように決まるのか?

それは、どうやらその内容を主にどの言語を使い、思考し、言語化してきたか、ということに依存しているようです。

 

つまり、ある言語を使い、思考し、言語化してきた内容というのは、

いかにバイリンガルであっても、よく思考に使用していた言語の方が良いということです。

 

当たり前のような、当たり前じゃないようなって感じかもしれないですが。

例えば、大学でアメリカに留学してバイリンガルになった人は、

大学の授業については英語の方が話しやすいとかです。

どうしてこのようなことが起こるのか。

それは、バイリンガルの人の頭の中では、二重人格の人と似たようなことが起きているからとのことです。

二重人格とは

「脳の海馬という部分が損傷を受けることで、二人の人格があるように記憶が分かれてしまう症状」

のことを言うようです。

経験が分けられて脳内に記憶されてしまうかぁ。

考えると少し怖く感じますが。

そして、これをバイリンガルに置き換えてみると

バイリンガルの人は日本語を用いている時と英語を用いている時の使っている脳の部分が異なってると言われています。

 

実際に、バイリンガルの人が言語を話している時に、その人の言語野を観察してみると、

英語と日本語で、話している時に活性化している場所が異なるということがわかっています。

そのため、英語を話している時と日本語を話している時で

その時の経験が記憶される脳内のメカニズムが異なってくるらしいのです。

そう、二重人格のようです。

 

簡単に言うと、

バイリンガルの人の頭の中にはスイッチがあり「日本語モードと英語モードを入れ替えている」ということです

バイリンガルの人のこのスイッチの切り替えは、先に述べた、英語における思考と言語化の一致のヒントであると僕は思います。

 

つまり、

英語で、思考と言語化を一致させる時には、
英語を話す時に、日本語のモードをオフにする必要があるということです。

 

いかにして、日本語モードをオフにして、英語を学ぶか?

それが英語における思考と言語化の一致の鍵になるということです。

少し長くなってしまいましたが、
コンテンツ②の内容は、僕たちは、英語学習において、

思考と言語化の一致を意識して英語を学ぶべきであり、

それを達成するのは、バイリンガルから考えるに、

英語を学ぶ時に、日本語モードをオフにする必要があるという内容でした。

【参考図書】

はい、それではコンテンツ②の内容は以上となります。

>>コンテンツ③:「英語も」「世界も」知っているものしか認識できない