ターゲットは “広げる” ものでなく “広がる” ものである

僕が情報発信ビジネスを教えるとき、コンセプトメイクを大切にしていますが、

その中でも特に大事にしているのがターゲティングです。

ぶっちゃけちゃんと “ターゲットのド真ん中” さえ設定できれば、誰でもビジネス構築できると思っています。

まぁ、そのターゲティングが誰でもできるかどうかは別問題ですし、もちろん正しい方法でターゲティングされていないと意味もありません。

ただ、それくらい情報発信ビジネスにおいてターゲットって重要事項になってくるわけです。

で、今回はこのターゲットに関するお話ですが、

スモールビジネス(月50〜300万規模)として情報発信ビジネスでは、ターゲットのド真ん中となる人があなたの発信を目にした時、

『素通りされてしまうこと』

だけは避けなければいけないんですよね。

だから、「まさにお前に向けて発信してるんやで!」ということが常に相手に伝わるように、そんな形で発信しなければいけないし、そこから変えてはいけない!

もちろん、
「ターゲットを広げよう!」
って考えることは、

『もっといろんな人の役に立ちたい』
という善意的なもんからやってしまいがちなんやけど、

その結果、
“誰の役にも立たなくなる”
という状況になってしまうので、本末転倒です。

だから、ここで覚えておいて欲しいのは、
『ターゲットの広がりは自然現象』
ということです。

もちろんのことですが、
ターゲットが広がることはあるからです。

でもそれは意図的なものではなく「自然発生的なもの」ということです。

実際にあなたが見込み客と向き合い、
多くのお客さんとやり取りをして、
コミュニティとして機能し始めると、
“自然と情報発信の守備範囲が広がっていく”
という順番。

「自分の収益のために広げなければ!」的な思考では、逆に収入が減るので思考の方向性としては真逆です。

個人の情報発信を
スモールビジネスとして
構築するためには
ターゲットのド真ん中を磨き上げよ!

なんですよね。

ちなみに、ターゲットを広げずにビジネス構築するからこそ、インフルエンサーでもない個人が戦うことができるわけです。

というのも、『誰に?』を明確に決めることで、あなたも価値提供することができるようになるからです。

ビジネス構築の基本は価値提供です。

ということは、価値提供さえできれば、大なり小なりビジネスは組み上げることができます。

でも、この話を聞いて、

「僕には、何も価値提供できることがありません。」

と悩む人もいると思います。

そんな人には「それじゃぁ、僕のメルマガを読んでみてください。」と言いたい。

そんな悩みは、杞憂どころか、無知でしかなかったことに気づくはずだから。

(「誰でも価値提供することができる」ということについては、第3回『ノマドビジネス攻略動画』で特に詳しく話しています。)

なので、ここでは簡単に話しておくと、

まず大事なことは、その道のプロや専門家でなかったとしても価値提供はできるということです。

例えば、地方の大学生は塾講のアルバイトで勉強を教えてお金を貰っています。

彼らは受験勉強のプロでもなければ、東大に合格したわけでもありません。

中学生や高校生よりもちょっとだけ先に受験したっていうだけです。

じゃぁ、大学生の彼らは詐欺をしているのか?
お客さんを騙してお金を貰っているのか?

と言うと、そういうわけではありませんよね?

ちゃんと価値提供できていて、その対価としてお金を貰っているわけです。

つまり、ここで言いたいことは、

「価値とは相対的であって、『誰に?』で決まる」ということです。

誰に提供するかで価値は決まる。

これを理解しておけば、あなたがすべきことは「提供できる価値を探す」ことではなく、

『価値提供できる相手を探すこと」になるわけです。

ここを勘違いして、提供できる価値そのものを探してしまうと、価値提供は一生できません。

だって、価値は相対的だから、でしたよね?

誰にが決まらないと、価値が定義されないから。

ということで、まとめると、

  • 価値が相対的である
  • 価値は『誰に』で決まる
  • だからターゲットのド真ん中を設定する必要があること
  • そしてターゲットを広げてはいけない
  • そうすることで個人の情報発信でも飯を食っていくだけのビジネスが構築可能である

というお話でした。

実際、最初にやり取りをお見せしたコンサル生の方は、本業の仕事があるにも関わらず、全くの初心者から3ヶ月で施術のモニターさんをゲットすることができていました。これもターゲティングがちゃんとできているから見込み客と接点が持つことができたわけです。ちなみに、Twitterのフォロワーは200人程度です。

「個人ビジネスの規模感なんて、こんなもん。」

っていう体感をまずは持つことが大事ですね。