英文を書き間違えることにより理解する技
はい、今回は、英語だけに限らず、「学習全般」に関わるお話になります。
(結構、学習全般の話が多くなりがちな今日この頃)
というわけで、サクッといきましょう。
1分くらいで読めるかと。
では、どういう内容かというと、
「あえて正解は見ずに、間違える」
というドMとも捉えられる技術を紹介しようと思いまして。
というのも、人は、
過去の体験をベースに思考すると言われています。
そして、もっと言うと、
人は過去の経験の中でも特に『失敗』から学ぶと言われています。
特別大きな成功体験でない限り、
失敗の方が印象深く残っています。
というのも、これは生命を維持するためだそうですね。
仲間が敵にやられたのを見て
同じ方法でやられていては、
一族すぐに絶滅してしまいます。
そんなことから、
人は失敗の経験の方が強く記憶に残るようになっているんです。
「テストで2択で悩んだ時に、大抵間違えるなぁ」って感じるのも、
間違った方の記憶が残りやすいからです。
また、トラウマが消えにくいって言うのもそれですよね。
一般に、失敗というとマイナスなイメージが持たれがちですが、
『人は失敗から成長する』ようにできていると思って見ると、
失敗もなかなか悪いもんじゃない気がしてきます。
一度やられたら強くなる。
サイヤ人と同じですね。
(鳥山明先生もこのことがわかっていて
サイヤ人を設定したとか、しなかったとか…)
このことを踏まえると、
日頃の学習にワンポイントの工夫ができると思います。
それは、『英文をノートに書くときに一気に書き、教科書を二度見しない』ということです。
間違えても良いから書ききる
例えば、テキストの英文をノートに書くとき、
文章の途中で、教科書を見返し、正しい文を確認していませんか?
そうではなく、一気に書いてみるのです。
『二度見厳禁』とするわけです。
そして、たとえ間違ったとしても大丈夫ですので。
具体的には、
Can I help you with something?
という文章をテキストからノートに書写すときに、
Can I help you…
(…あれ、この次なんだったっけ…)
と思って、テキストを見るのではなく、いいから最後まで書いてみる。
Can I help you IN something?
と一度で書き切り、
『うわっ!INじゃなくて、WITHか!』
という工程を経て、消しゴムで消して
Can I help you with something?
と、こんな流れで文章を完成させる癖をつけてください。
英文を誤記から学ぶ
このように、日頃の勉強に、ふんだんに『失敗』を盛り込んで行きます。
別にわざと間違えなくてもいいですよ。
その代わり、自分に素直に書いてみようということです。
先に述べた通り、人は失敗から学ぶようにできています。
多少非効率に思えたとしても、
結果的にちゃんと成長する方法を選択するんです。
文全体で理解する
この方法のもう1つ良い点は、
『英文を全体として自分の中に落とし込める』という点です。
英語の意味というのは、
『コンテクストの中にある』という大前提を考えれば、
理解して頂ける内容だとは思いますが、
最低限一文単位で意味を把握する練習でもあります。
「英文の意味はコンテクストの中にある」という話は
『英単語の勉強法。英単語の意味は「単語の中にあるのではない」』内に書いています。
また、脳トレとしても
この方法は良いとされているので、
「記憶力が心配になってきた」という方も
ぜひ試してくださいね。
ちなみに、このやり方は、
ドラマなどのセリフをノートに書き留めるときに
特に有効な手段となるのでお試しを。
はい、今回の内容は以上です。
なかなか短かったとは思いますが、
大事な内容ではあるかなと思ったので、今回の記事にまとめてみました。
では!!!