《MSP徹底解説》
あなただからこその価値提供をベースとしたビジネスの土台の作り方
はいー!こんにちは。okamotoです。
今回は、
「自分なんかが情報発信で価値提供できるんだろうか…」
「この発信って自分じゃなくても良い気がするんッスよね。」
「てか、自分の強みってなんなんやろ。もう無理。」
「発信しても誰にも響かない。」
といった個人で情報発信を始めた時に陥りがちな自信喪失系問題をガサッと解決するような話をしていきたいと思います。
もう結論から話しますが、
あなたが自信をなくしてしまうのは、
ちゃんとUSPとMSPが決まっていないから
なんですよね。
英語の3文字略語には嫌気が差しますが、
個人情報発信者の人は、他の3文字英語は忘れても良いですが、
この『USPとMSP』だけはちゃんと理解しておいてもらえればと思います。
USPとMSPとは何か?
USPだけでなく、MSPの方も最近はよく使われるようにはなりましたし、
僕も過去に『個人が絶対にUSPだけで勝負してはいけない理由』という記事は書いてるんですが、
今回はその『完全版』としてお送り致します。
決して「ネタ切れで困ったから過去記事の改変版をお届けしよう!」という作戦ではありませんのでw
実際、内容の濃さで言ったら、前回とは比になりませんのでご安心をば!
というわけで話を戻すと、今回メインで話していくMSPですが、
僕が運営するメルマガ内でも、
「MSPが決まりません!」
「私のMSPは何なんでしょうか?」
という声がめちゃくちゃ届きます。
かれこれ100MSPに届く勢いで相談されている、ということでみんな悩むポイントのようですね。
中には使い方や考え方が間違っている人もいるということで、これを機にすでに発信している人も今一度確認しておこうという回になります。
もちろん、はじめての方も安心して学べるように1から確認していきますので!
とまぁ前置きが長くなってしまったので、そろそろ本題に入っていきたいと思います。
まずはUSPについて話していきます。
【他者との強烈な差別化】
USPとは?
USPとは「Unique Selling Proposition」の頭文字を取ったもので、
「商品固有の売り込み提案」
ということです。
わかりづらいですねw
簡単に、
『他者と比較した時の自分(自社)オリジナルの強み、自社商品のオリジナルの強み』
という理解で大丈夫です。
というのも、このベン図で考えると分かりやすく、「お客のニーズ」と「自社の強み」との重なり部分であって、そして「他者が持っていない」ところということです。
だからUSPは、ライバルに対する自分の位置づけを明確にするものであって、思わず引き込まれるようなメッセージである必要がある、っていうことですね。
自分の商品や発信の「1番の売り」を相手に伝えるとしてUSPを定義するのです。
マーケティングの本とかでは必ずと言ってよいほど「USP」が書かれていますが、
そこでよく例にされているのが「クライスラー」とか「ドミノ・ピザ」の事例です。
この話自体は聞いたことがあるかもしれませんが、たとえば、
「クライスラー」は車の一種で、当時の時代では珍しく、運転席のサイドエアバックを標準装備している車ということをUSPにしていました。
「ドミノ・ピザ」は「焼きたてのピザを30分以内にお届けします。遅れたら代金は受け取りません」という当時からすると画期的なUSPを打ち出し、創業者の兄弟は大富豪を築いたわけですね。
USPというのは打ち出し方として強力なPRになるんですね。
なのでマーケティングの手法として、
「競合他社にはない自分独自の強みを理解し、それをお客さんに打ち出すことで商品を購入してもらう」
というのが常套手段となっているわけです。
もちろん、企業だけでなく、1人でビジネスをする時、それが実店舗であっても、ネットビジネスであっても、絶対にUSPを考えなければいけないのです。
まぁこれが、USPというものなんですが、
最近、マーケティングが学べる場や本・メルマガなども増えてきたこともあり、USPという概念自体は珍しくもなんともなくなりました。
Twitterとかでもちょくちょく出てきていますしね。
みんなが使うようになったからと言って、別に古臭くなったわけでもなく、USPという概念は今でも有効かつ重要で、情報発信者として必ず抑えておかなければならないポイントの1つです。
しかし、個人ビジネスや情報発信者が『USPだけで勝負するのはとてもリスキーである』、もっと言うと『USPだけじゃそもそも上手くいかない時代になった』ということも理解してほしいのです。
個人がUSPだけで
勝負してはいけない理由
個人がUSPだけで勝負するのが危険・無謀である理由としては主に挙げられるのが、
- 模倣者が出る(コモディティ化する)
- 大手、企業に勝てない
- 価格競争の泥沼化
の3つです。
マーケティングの教科書や手法が確立された時代と比べて、今は何でも揃っています。
先程のクライスラーとドミノピザの例で考えても、サイドエアバックは珍しいものではなく、宅配のピザもどこも早くなりました。
つまりUSPのほとんどは、簡単に真似することができるのです。
スティーブ・ジョブズが開発したiPhoneも、他国のメーカーに追随され、安価になり、コモディティ化しました。
どの産業や業界も、USPで勝負していって結果的にどうなるのか?
低価格競争です。
かつての吉野家とすき家で低価格競争していたノリです。
- 吉野家 vsすき家
- GU vs しまむら
みたいな感じですねw
(余談ですが、10年ぐらい前に吉野家とすき家の低価格競争が過激化し、その結果、現場のスタッフの負担が大きくなるという事態が起こっていました。)
で、この争いに個人が参入したら絶対にダメっていう話なんです。
圧倒的に企業側が有利なんですから。
- 個人の塾が大手と同じ路線で勝負しても勝てない
- 個人のカフェがコンセプトを持たずにスタバと戦う
みたいなのはイメージつきやすいかもです。
今から個人でスタディサプリに勝とうっていうのは不可能です。
まぁあらゆる業界でコンテンツで飽和している状態となっている現代において、
『人が、コンテンツ自体に集まらなくなった』ということはもう話しましたよね?
(忘れたという方はメルマガ特典コンテンツを復習ください。)
では、何に人が集まっているのか?というと
『その人が打ち出した世界観に集まっている』
ということでした。
「世界観」「コンセプト」
「MSP」に人は集まる
ここで、コンテンツというのがUSPに該当して、世界観というのがMSPになるっていうふうに考えると理解しやすいですね。
つまり、
『今まではUSPという武器で戦っていたが、今はMSPという武器を持って人に訴求していかないといけなくなった』
といえるわけですね。
この部分をいろいろなパターンに当てはめて考えてみると、
かつて人が集まっていたもの:
コンテンツ、USP、機能的価値、役に立つ、物理的ゲシュタルト
これから人が集まるもの;
世界観、コンセプト、MSP、個人的価値、意味がある、感情的価値、情報的ゲシュタルト
と分類されるわけですが、
そのへんも順々に確認していきましょう!
【あなただけの土俵】
MSPとは??
まずは、一般的なMSPの理解をすすめ、その後に情報発信ビジネスにおけるMSPの使い方について説明していきたいと思います。
MSPは『私視点』と考えると分かりやすいですね。
USPは客観的指標で見た時の「あなたの強み」「あなたの商品の売り」でした。
- 他の車よりも安全である
- 他のピザ屋よりも早く届く
これらは客観的ものさしで比べたときの話です。
しかし、MSPは違います。
MSPは『Me Selling Proposition』の頭文字であり「あなただからこそターゲットが感じる価値」っていうような感じです。
なので、MSPが自分だけの武器として機能するのは当たり前っちゃ当たり前なわけです。
このMSPがちゃんと設定されていないから、
- ターゲットが決まらない、
- ターゲットに響かない、
- てか、誰にも響かない、
- 情報発信に自信の無さが現れる、
- 自分の商品を作るときに商品の軸がなくなって、作れない!
ということが起こるんですね。
逆にMSPさえちゃんと決まっていれば、
自分だからこその価値が提供でき、なおかつ人に真似されないマーケティングが可能になる、ということです。
MSP自体は、数字とか能力とかで評価されるものではないので、だからそのMSPという土俵では、あなたが世界で1位になれるわけです。
まぁ逆に、その土俵であなたが世界1位ではないなら、それはMSPではないということです。
「そんな世界1位って、ホンマにおれが世界1位なんかなぁ?」
とネガティブに考える人もいる人もいますが、
MSPの大前提はそれくらいの強烈な自信が持てるストーリーや視点、情熱ポイントを作るのが大事っていうことです。
同じ経験や出来事をしたって、そこから感じたこと、学んだこと、得た教訓とかは人それぞれなわけで、自分が人生で大切にしてきた視点からみて自分が今発信していること、挑戦していること、目指しているものがどういった意味があるのか?というのは誰でも再定義可能なわけです。
「MSPはオリジナルであれば良いのではない」問題
MSPが「自分だけの強み」「自分だけの武器」という文脈で使われるということは理解して頂けたかと思います。
でも、この話をすると、
“自分だけの” という所にだけ注目して、オリジナルっていう理由だけでMSPを作りがちなんですね。
たとえば、コンセプトメイクなどのブレインダンプとかした時に、
過去の自分の経験とかエピソードとか、
「僕はこういうことに悩んできたのです。」
「こういう過去があり、今の僕があるわけです。」
そのストーリーとか経験とかがオリジナルだからっていう理由でMSPにしてしまうんです。
多くの人が自身の経験やストーリーをMSPとしているわけですが、まぁ経験が一番真似されず、オリジナリティを出しやすいですからね。
ただ必ずしもそうする必要はなく、
シンプルに『その人独自の視点』などもMSPになりえるということです。
たとえば、
- 何のために起業しているのか?
- 何のために英語を勉強しているのか?
- 何のために恋愛力を培っているのか?
- 何のためにノマドしているのか?
- 人生のゴールをどこに設定しているのか?
などもそれに当たるということです。
ただし!
「なんでもかんでもMSPになるのか?」
というとそういうわけでもなく、まぁだから間違ったMSPを打ち出している人も大量にいるわけです。
ネットビジネス界隈で有名な方の話でも、そこが明確に話されていなかったりで、勘違いした人もいるかもしれません。
どういうことかと言うと、
ほとんどの人が掲げているMSPってオリジナルって所だけに注目している
ということなんです。
悩んできた過去のエピソードとか経験談の他にも、方法論とか考え方とか視点とかもMSPになるわけですが、それらに対しても同じことをしてしまっていているんです。
長年やってきたことだから、自分独自の方法論があるんです!
『自分独自』という理由でMSPにしてしまったりするんです。
もちろん、考え方とか視点とかも同じです。
MSPに対するあなたの捉え方は
どこが良くないのか?
MSPは、USPの上位概念として存在しているので、USP的ニュアンスも含まれていなければいけないのです。
つまり、USPの「差別化」というニュアンスが抜けているんです。
「MSPは客観的ものさしじゃないっていったやん!」
と思うかもしれません。
もちろん、MSPは客観的な指標ではない、自分が世界で1番の土俵なわけですから競争相手はいないわけです。
USPが同一直線上の勝負ですが、MSPは同じ直線上ではない勝負。
競争相手はいませんが、世界で1位なわけです。
その点で他との差別化になっていなければいけないのです。
自分のつらい過去や聞いて欲しい話を語ることで、あなたが自己陶酔しながら発信するためのものではないんですねw
多くの人はオリジナルというだけで、
『となりのヤツには負けません』っていうニュアンスが全く出てないんです。
これだけだと、よく分からないかもしれませんね。
要するにどういうことかと言うと、
MSPがマーケティングとして機能していないのです。
「絶対隣のやつに負けません。」
「この土俵では世界で1位です。」
これは数値化される話ではなく、思い熱意とかひっくるめた土俵で、こうこう悩んできたんです。苦しんできたんです。そんな経験をしてきたことが僕の強みです。
とか、そんなことは読者は興味がないのです。
相手にとってどんなメリットがあるのか?
これだけなんです。
つまり、MSPは相手にとって強烈な付加価値として機能しなければいけない。
この視点が抜けているのです。
たとえば、
こんなぼくだからこそ、同じような経験をしている人に対する理解は誰にも負けません。
というのは、相手にとっての付加価値の1つになりえます。
さきほどのなんとなく、これが僕の強みです。とは違うってわけですね。
相手の付加価値までMSPを消化できていない人がほとんどなんです。
極論、自分にとって「これは僕のオリジナルな経験なんです。」
って、だからなんやねん?w
って話なんです。
No1のものを見つけてMSPにしてくださいではなく、自分のオリジナルであることは大前提で、相手の強烈な付加価値にまで消化する
これがMSPの基本なんですね。
あなたのMSPを見つける方法
簡単な話、
メルマガやブログに「〇〇は誰にも負けません!」って書けますか?
それが書けないなら、ちゃんとMSPまで落とし込めていないということです。
では、そのMSPをどのように見つけていけばよいのか?
MSPで抑えておきたいのは、
- MSPが相手にとっての強烈な付加価値となっていなければいけない
- MSPがターゲットのド真ん中の人に響くものでなければいけない
- MSPはUSPの上位概念である
この3つが絶対的前提なんです。
だからそう考えると、
ただ単に自分の経験や視点を伝えればよい、っていうことではないということがわかりますよね。
MSPの価値に共感してもらうことで、競合他者の同一直線状から外れることができる、独自のマーケティング、市場が完成する。同一直線上の勝負から外れるけど、勝負する土俵はある。
で、MSPを伝えるのに有効な手段ということで、
『ストーリーによるマーケティング、ストーリーテリング』
がこれまで以上に注目されています。
ストーリー自体をMSPにしてもいいですが、MSPを伝える手段としてストーリーを活用するという方法もあるということです。
ストーリーというのが、もともと強力なマーケティングの手法なわけですが、このMSPを伝える方法としても相性がよく、より強力な手法となったというわけですね。
それでストーリーに関しても、自分のMSPを伝えるストーリーを作成するときに、
さきほどいった大前提の中の『相手にとっての強烈な付加価値』となっていなければいけないという視点を忘れてしまい、自分視点の「独りよがり」な内容になってしまう、ということが起こりがちです。
自分にとって価値があると思っていても、他の人にとってはゴミということが起こりえます。
印象づけるために、あえて厳しい言い方をしましたがw
MSPも基本構造としてはUSPを包含しているということなので、
お客さんや見込み客にとっての価値やニーズ、ウォンツと重なっていなければいけません。
なので、「価値とは何か?」についてしっかり理解した上で「ストーリーを構成」する必要があるということですね。
でないと、
ブラック企業に就職した僕はいわゆる社畜となり、平日は寝ずに働いていました。「もうダメだ…」「電車に飛び込めば楽になれるのかな…」と良くない思考が頭をよぎり始めた頃、○○に出会いました。もうどうせこのまま人生が終わるなら…、騙されたと思い○○を購入。すると、なんと本当に稼げたのです。これを機に会社を退職。今ではこんな素敵なライフを送っています。(豪遊している写真)そんなある日、同じように社畜で苦しんていた友人に「なんでお前、変われたんだ?」と聞かれ、僕はそのノウハウを友達に教えました。すると次にその友人会った時には、その友達も会社を辞め、手にはロレックスを付け、足にはルブタンの靴を履き、Sクラスのメルセデスを保有していました。彼の変化を目の当たりにした僕は、この方法をもっと世の中に広げて、全国の社畜を救いたいと思いました!だって、社畜はこんなに苦しんでいるのに社会から評価されない不遇な人種なのですから。さぁ、次に会社をやめるのはあなたです!自由な生活を手に入れたい人は○○を試してみましょう!本来なら☓☓円のところ今なら□□円に値引きしています。しかも1年間の全額返金保証付きです!ただし、保証できる数量には限りがありますので、今から△日後までの販売とさせていただきます。
といった、気持ちの悪い不幸自慢や頭の悪そうな進●ゼミみたいなシンデレラストーリーになってしまいかねません。
もちろん、このようなストーリーも効果があって、まぁ “ある一定層” の人にかなり響きます。
どこの層なのかは濁しますがw
なのでコピーとして全く機能しない、というわけではありません。
しかしながら、そのような人々を集めてビジネスすると、自分がしんどくなるというのは言わずもがなです。
まぁだからMSPについては、自分が経験から得た学び、視点、それに自己成長などに焦点が当たったものを構築してください。
そして、そのMSPの大前提である、
『MSPが相手にとっての強烈な付加価値となっていなければいけない』
『MSPがターゲットのド真ん中の人に響くものでなければいけない』
『MSPはUSPの上位概念である』
ということを忘れずに設定してください。
「MSPが見つからない」
と悩む時は?
MSPがうまく作れていない理由のほとんどは、
ターゲットのド真ん中を決めれていないから
です。
「世界で1位の土俵なんかおれにあるんかな…」
「MSPっぽいのは作ったけど、世界で1位ちゃうなぁ」
と思う人もいると思います。
そのように感じる理由は、ターゲットのど真ん中を明確に考えていないからです。
たとえば、かつての自分、昔の自分みたいなやつがいたら、
自分が世界で1番成長させることができるのは自分なわけです。
分かりやすい例として、
「英語」というジャンルで情報発信して、英語に関するでコミュニティ作って、商品作って段階が進んでいく時に、英語ですごい人なんかたくさんいるわけで。言語学者とか専門家、世界的翻訳家・通訳者もいてる。別に自分は英語で世界1位じゃないから。と、急に自信がなくなる…。
大衆に向けて発信すると、こうなってしまいます。
ビジネスで言われることは「1万人に1人が興味を持ってくれるニッチさでよい」。
それだけで日本では、潜在顧客が1万人になる。
たとえば、1000人が顕在顧客となってくれれば、200人、300人くらいは買ってくれる。
自分が設ける土俵はこれくらいの規模でいいんです。
これは、ネットビジネスの話ではなく個人ビジネス全般ににおいては十分です。
仮に1万円のサブスクとして200万、300万の市場なわけです。
英語で情報発信するってなった時に「英語ですげえやつおるし…」ってなる。
それは、MSPで発信せずに、ジャンルで発信しているからです。
僕たちは「MSPで発信するイメージ」を持つのが大事です。
MSPという土俵内で、ターゲットのド真ん中に対してだけ発信すればいい。
もし仮に過去の自分のような人をターゲットをド真ん中にするのであれば、その人に対するアドバイスは世界1位になるんだから、絶対にMSPは作ることができます。
自分よりも英語できる人はいるし、
自分よりビジネスができる人はいるし、
自分よりもテニスできる人もいるし、
自分よりもダイエットに詳しい人もいるし、
自分よりも筋トレできる人はいるし、
自分よりも賢いやつはいるし…。
MSPは自分の中から考えると自己満になって、大衆から考えると決まりません。
MSPはターゲットのド真ん中から決めるのがセオリーです。
1万人に1人くらいのマニアックなど真ん中を作っていないから売れない、響かない、自信がなくなるんです。
MSPがあれば、
師匠・ライバル・重鎮に
勝てるやん?
僕がよくするMSPに関する話として、
あなたが発信するジャンルにおいて自分の師匠的な人がいるかと思います。
ビジネスを学んだ、恋愛を学んだ、英語を学んだ、のれあればその先生的な人です。
もし、ターゲットのド真ん中の人が目の前にいるとして、
そのターゲットに対して
「おまえは先生よりもオレのところにきた方が絶対ええで!」
と言えるか?
ということです。
MSPは客観的指標ではない「◯◯では僕が1位です」という土俵なので、この土俵上では自分が教えてくれた人や業界の実力者が隣にいたとしても勝つことができるでしょう?
あなたがそのジャンルで学ばせて頂いた人、まぁ師匠的な人です。
その「●●(師匠や実力者、有名人)さん」も過去のあなたの気持ちはだいたいわかると思います。
それなりに似たような経験をしているから。
でも、過去のあなたはその人のド真ん中ではないのです。
長年発信している人は、実力がついてきたり、発信が面白くなったり、読者の人とのやり取りを繰り返すことで、ストライクゾーンが広くなっていくんです。
その結果、ド真ん中じゃないけど、似たような経験している人って日本中に死ぬほどいるから、あなたもその中に入ったのです。
でも、そんな師匠の人らも、
・「師匠」はそういう躓き方はしてない、
・「師匠」は具体的なこういう経験があったんです!っていう経験はしたことないとか、
・「師匠」は抽象的なアドバイスとかはしてくれるけど、超ピンポイントな細かいところの躓きの部分は教えてくれてない、
とか、そーゆーところが必ずあります。
そこに対して、
「そういう所を俺は教えてあげれるよ!だって、その人だけでいいんだから!!」
という視点を持つことが大事だし、そういうところにあなたのMSPがあるわけです。
たとえば、100人おって、「師匠」とあなたのどちらから教えてほしいですか?」という選挙の勝負に勝たなければいけないわけじゃ全くありません。
100人、1000人おって、誰か1人が「あなたがいいです!」って言ってくれればいいのです。
たとえば、恋愛のジャンルで、「もてたいなぁ」という願望があった時に、先生や師匠がモテたいと思った理由とあなたがモテたいと思った理由・きっかけは全くの別だと思います。
失敗した経験の種類も違う、失敗から考えた内容も違う、だからモテたいと思った経緯も違う。
似ていたとしても、全く同じ人はいない。
でも、共感はこういう所で起こるものなんですね。
昔の自分に1番共感させることが
できるのは自分だけ
【MSPの威力】
「昔の自分」に一番共感させることができるは「自分」じゃないですか?
過去の自分に対して、
「だからおまえ〇〇がしたいんだろ?」
「こういうことしてるから成長できないんだ。」
「この話を聞いても、心の奥底で△△と思ってるは知ってるで?」
「うぅ、そのとおりです」とぐうの音も出なくなります。
それはあなたにしかできないことなんです。
過去のあなたに対して、1番アドバイスできるのはあなたなんです。
例えば、タイムスリップして5年前の自分にアドバイスしていいですよ!っていう状況になったら、死ぬほど熱量込めてアドバイスしますよね?
しかも、めっちゃ偉そうにできるはずです。だって、過去の自分ですから。
たとえ横にスティーブ・ジョブズやビル・ゲイツ、孫正義がいたとしても、1番ええ話ができるのは自分なんです。
自分の願望やのぞみ、本当に達成したいことを全て理解し、そこからいろいろ試してどうなったか?を全部知っている自分だからこそ強くアドバイスすることができるのです。
「絶対おれの言うこと聞いとけよ!」
って5年前の自分に言うことができるわけです。
そう考えたら、
「ほら、自信をもって発信できるでしょ?」ということなんです。
ターゲットのド真ん中さえ決まっていれば、自分が世界で1番になることはできるのです。
師匠やそのジャンルの重鎮たちは、過去のあなたに対してそれができないんです。聞かないと分からないんですから。
あなたがなぜ起業をしたいのか?
あなたはなぜモテないのか?
なぜ英語を話せないのか?
なぜ起業したいのか?
どこがわからないのか?
何に引っかかってるのか?
何を思っているのか?
どういう悪い癖を持っているのか?
だから、あなたの方が共感してもらえるんです。
発信は神ブランディング
をしなくて良い
【MSPがあればいい】
発信においては「神ブランディング」をしなくていいんですね。というか、しないでください。
この話はメルマガを読んでくれている人ならは、特典コンテンツで話しているので大丈夫かと思いますが。
別に神ブランディングに限らず、
発信者として先生の立場を取らなくてもいいんです
一歩先を行っている “先輩” みたいな感じでいいんです。
これは現代の常用発信のモデルからも理解はできると思います。
それでも、『師匠!』って感じのブランディングをしている人もいます。
でもそれは、1つのやり方にすぎないってことですね。
でも、「専門家です!」って言える人だけが発信できるわけじゃなくて、
というか、別にみんながみんな専門家から学びたいわけじゃないですか?
学校の先生でも、めっちゃ偉くて、知識も経験も豊富やけど、全く授業おもんない先生よりも、親しみやすくて、オモロくて、自分の言うことを理解してくれる人にたとえば質問しにいくじゃないですか?
「残って勉強するか?」って言われてもお願いしますよね。
ちょっと先を行く先輩でいいんです。
MSPがあれば、
一歩先にいく先輩で良い理由
なぜ一歩先にいく先輩ポジションで良いのか?
それは『人を集められるかどうか』が情報発信のポイントだからです。
ビジネスで一人でノマドしようと考えているときに、
シリコンバレーのベンチャー企業でエリートやってます!
って人に教えてもらう必要ないですよね?
家族を養うだけの稼ぎを得ている一般人でいいわけです。
ぶっちゃけ、自分が教えることができなくても誰か他の人の商品を扱えばいいだけです。
情報発信で一番大事なのは『人を集めれますか?』なんです。
もちろん、人を集めてどうすればよいのか?どのようにして人を集めるのか?などは「ビジネス」は勉強していかないといけませんが、その人を集めることの根本にあるのは『共感起こせるか?』なんです。
あなたの発信をみた時に、
「うわ!やべえやつ見つけてもたで!」
「これ、自分のこと言ってますやん!」
「全く同じこと考えてるで、この人!」
と、思わせれるますか?というところなんですよ。
それは先生や専門家だからできる、というわけではないんですよね。
高校の先生でも教授みたいにめっちゃ偉い人やけど、授業全然おもんない。むっちゃ頭いいらしいけど、その先生が国語の授業するから国語嫌いになったわ!とかありますよね。
でも、高校の時に教育実習で来てた大学生の言っていることとかめちゃくちゃ共感できたら、この人から教えてもらいたいと思えるわけじゃないですか?
大事なのは、
『この人のコミュニティ入りたい』って思ってもらえること。
あなたの船に乗りたいと思ってもらえること。
なんです。
先生にならなくてはいけないわけでもなくて、専門家にならなくてはいけないというわけでもなくて、人を集められればいいだけなんで。
サークル・同好会を立ち上がるようなもんで、土俵を作ればいいんです。
あなたが部活の部長をして、コーチは別にいても良いんですよね。
もちろん、人によっては最初からめっちゃ◯◯に自信があります!という人もいます。
かつての自分にめっちゃ価値提供できますと。
ターゲットの人に死ぬほど価値提供できます。
でも、そんな人でも全ての分野で1位であるわけではなく、自分のMSPが明確になっているだけなんです。
教える方法論が明確になっているだけです。
英語でも自分がペラペラに話せることと、人を話せるようにできるかは別問題です。
帰国子女のバイリンガルが、日本にいてる日本人相手に自分と同じようになる方法を教えれませんよね?
日本にいる先生のほうがそれは適任です。
でも、ネイティブの表現や発音は抜群にいいし、日本語との感覚の違いは伝えることができます。
みんな自分の土俵がどこにあるのかを理解しているにすぎないのです。
覚えておいて欲しいのが、情報発信している人で客観的に1位の人って存在しないんです。
1位ってことはその業界に1人しかおらんわけですし、みんな二番手以降なんです。
でも、自分が1位である土俵を作ることが大事なんです。
MSPという
「自分がNo.1の土俵」
の作り方
客観的な世間のものさしで、1位ですって言うのであれば、若い人は絶対的に不利w
当たり前ですねw
客観的なものさしで1位になる必要は全くなくて『自分がNo.1の土俵』を作るんです。
「んじゃ、そんな土俵ってどうやって作るの?、どこから作るの?」
それは『誰に発信するの?』によって変わるんです。
それはこれまでの話で納得できると思います。
MSPが決まらないという人のほとんどはターゲットのど真ん中が決まっていないのです。
ターゲットの人を集められる強烈な付加価値がMSPなんですから。
誰?が決まっていないと決まりづらいのです。
もちろん、MSPが先に決まるくらい明確なものを持っている人もいます。
しかし、今現在、MSPが決まっていないのでしたら、それはターゲットから決める方が良い側の人なんだと思います。
では、ターゲットのド真ん中をどのように決めれば良いのか?
それは、死ぬほど「共感を集められる人」なわけです。
- 誰にやったら一番共感してあげれる?
- 誰だったら一番共感させることができる?
多くの人はそれが『過去の自分』であるから、過去の自分に対して発信し始める人が多いのです。
これは、巷で言われる
「あなたが今持っている知識は、知らなかった自分にとっては価値のあることだから発信しましょう!」
みたいな生ぬるい意味ではありません。
過去の自分に強烈な共感を起こしていく。図星をついていく。人生を変えるつもりで発信していく。
そのためにMSPを明確にしておく必要があるということですね。
P. S. 終わりに
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