2020年に教育改革が起こるということで、受験英語がガラッと変わるようですね。
受験方式が変わり、学校や予備校・塾業界もそれに対応すべく、忙しなくなっている今日このごろですが、
それでも英語を学ぶ上での「根本の重要な部分」は変わらないはずです。
今回は、そんな英語学習の根本に関わる英語学習法について、
僕が実際に実践している方法を紹介したいと思います。
もちろん、英語学習根本の話ですが、
受験生だけでなく、一般英語学習者の方にも役立つ内容となっています。
まぁ、それで実際問題、この勉強を実践している僕はどんな感じに成長してきているのか?ということですが、
この方法で、受験生の時は阪大・京大模試(理系)で偏差値70を超えるくらいには成長し、最近では対策期間3日でTOEIC855点を取得しました。
※この学習法の前提として、プロフィールにも書いていますが、
僕は国語力が絶望的で、いわゆる文系センスってやつが皆無です。
それでも、英語力を伸ばすことができているというのは、
この方法が特に「国語力のない人間」の英語学習法として有効であるからだと考えています。
では、
「その勉強法がどうゆうものか?」ということですが、それは
「ゲシュタルト構築」と「フレームワーク」を『らせん構造的』に伸ばしていく
というものです。
「は?」って感じですよねw
というわけで、
今回は僕が英語学習で実施している
『らせん構造を意識したゲシュタルト構築とフレームワーク』
について順を追って紹介していきたいと思います。
Contents
英語の能力とは?
僕は、英語の能力は『ゲシュタルト』と『フレーム』にあると思っています。
これら2つの能力については、TOEICに関する記事でも出てきましたし、また各々の言葉についての記事も書いているのですが、
それぞれをめっちゃ簡単に説明すると
ゲシュタルトが『知識のつながり』で、フレームが『技能』って感じです。
もはや説明ではないですがw
詳細はこちらの記事をお読み下さい。
【ゲシュタルト関連記事】
【フレーム関連記事】
これら2つの能力が英語の軸であり、「ゲシュタルト」と「フレーム」を伸ばすことが英語学習であると僕は考えています。
「ゲシュタルト」と「フレーム」は完全分離の存在ではない
ゲシュタルトとフレームの2本軸で英語能力を伸ばしていくということですが、
これら2つは「まるっきり独立したものというわけではありません。」
だから、ゲシュタルト構築をメインに学習してきた人でも
英語を話すことができるというような人もいますし、
フレームワークをしているうちにゲシュタルトを構築した人もいます。
しかし、上記のようなゲシュタルトとフレームの相互作用は、人によりその大きさが異なっていて、特に国語力のない人間はその作用が小さいことから、
文系センスの無い人間にはちゃんと各々を意識した学習が効果的だと感じています。
ゲシュタルトとフレームを『らせん構造的』に学習していく
では、実際どのように学習していくのか?というと
「ゲシュタルト構築」の学習の後に「フレームワーク」をする。
そしてまた「フレームワーク」の後は「ゲシュタルト構築」に戻る。これを繰り返す。
というものです。
シンプルですね。
めっちゃ簡単な例でいうと、
「英文法」を学んだら、それを実際に使う、ということですね。
そして、実際に使ってみると、
理解していると思っていたことでも、新しい疑問が生まれます。
そこでまた英文法に立ち返るのです。
「ゲシュタルト構築である英文法学習」と「フレームワークである実践」と繰り返しているということなのですが、
重要なポイントは[ゲシュタルト→フレーム]に移行し、その後[フレーム→ゲシュタルト]に戻ってきた時に同じ位置にいないということです。
実は、前回のゲシュタルトの位置よりも前進しているのです。

これが、らせん構造を意識した英語学習なのです。※らせん構造の絵が下手くそなのはご了承くださいw
また、このらせん構造の意識ですが、
ミクロな視点だけでなく、マクロな視点でも成立しています。
例えば、高校で英文法を完璧にし、大学から英会話を本格的に始め、
ある程度話せるようになった人が再度、英文法書を読んでみると、昔よりも学ぶことがたくさんあったなんてこともあります。
完璧だと思っていたとしても、フレームワークを経験することでスコトーマが外れ、また新しい視点ができているから、学ぶことができているということですね。
※スコトーマ:盲点
英語学習ですることは「ゲシュタルト構築」と「フレームワーク」だけ
極論を言うと、
英語学習でやることって『ゲシュタルト構築』と『フレームワーク』だけ
なんですね。
日々の学習でこの両者のバランスを意識することが、「英語力を伸ばす鍵」だと思います。
受験でも、文法を完璧にするだけでは合格できないですよね。
【受験英語の例】
①英文法を覚える[ゲシュタルト]
②問題を解いてみる[フレーム]
③語彙を覚える[ゲシュタルト]
④問題を解いてみる[フレーム]
⑤英文解釈を学ぶ[ゲシュタルト]
⑥問題を解いてみる[フレーム]
ここで②と④と⑥は同じ「問題を解いてみる」ですが、
たとえば、フレームとしての「読む力」や「聞く力」が成長していますよね?
その経験があるからこそ、また英文法や語彙、英文解釈の学習効率も上がります。
これらゲシュタルトとフレームがともに成長することで、
英語力として前に進むことで、英語の成績が伸びていくということです。
当たり前ですが、これは受験英語だけの話でなく、日常の英語でも同じです。
英会話の学習をするにも、ゲシュタルト構築の時間がないと会話の精度が上がりません。
安定感のある英語力を身につけていく過程は、
ゲシュタルト構築に偏るのでもなく、フレームワークにハマるだけでもなく、
その両者を行き来することで、前進していく「らせん構造」であるということです。
はい、というわけで今回は英語の勉強法について書きましたが、
そもそも人間って、学習でも、ビジネスでも、人生でも、らせん構造的に成長するとはよく言われることなので、
そもそも英語学習に限ったことではなく、多くのことに応用可能な考え方だと思います。
そして、今回の内容は僕が配信している無料メルマガ:英語ノマドラウンジ『ONESEL』にてより詳細に書いていますので、
詳細が気になる方は無料メルマガをお読み頂ければと思います。
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