【企画案内あり】金は掘るな。

こんにちは。okamotoです。

昨日案内した企画ですが、すでに80人以上が興味を持ってくれてます。

今回の企画は案内を読むだけでも、

特に情報発信を始める人にとっては、勉強になるコンテンツなので、

ぜひお読みください。

 

今回は、

「起業家がどのようにビジネスアイデアを生み出しているのか」

「情報発信者がどういう過程を経てビジネスを構築しているのか」

について話していきたいと思います。

仕掛ける側の意図や思考、視点が鍛えられるので、ぜひ最後までお読みください。

 

金が出ても、金を掘るな

経済大国第3位の日本ですが、

1位はどこかと言うと、もちろんアメリカです。

アメリカは歴史的には短い国ですが、

急激に成長するきっかけになったのが、

1848年に起こった「ゴールドラッシュ」です。

 

アメリカ西海岸で金脈が発見され、

人々はこぞって金(きん)を掘り当てに西海岸へと押し寄せました。

 

さて、ここで問題です。

このゴールドラッシュで1番儲けた人は誰でしょうか?

 

そう!一攫千金!運良く金を掘り当てた人!

 

ではありません。

 

ゴールドラッシュで1番の恩恵を受け、儲けることができたのは、

スコップやツルハシを売った人。

つまり、金を掘るための道具を売った商人です。

 

その他にも、寝泊まりするための宿屋や、お酒と博打を提供した酒場の主人。

最終的には、大量の人員と物資を運ぶために「鉄道」を敷いた実業家が大儲けしたのです。

 

ゴールドラッシュで金が出たと聞きつけ、

大勢の人の後を追って金を掘った人に金持ちはいないのです。

 

ちなみに、この時に作業着としてジーパンを売っていたのが「リーバイス」という会社です。

 

このように、

大きなビジネスの流れに便乗し、それにぶら下がる形としてビジネスは展開されます。

これは今では「ツルハシビジネス」や「リーバイス商品」と呼ばれていますが、

ゴールドラッシュ時のツルハシやリーバイスのようなビジネスは、

今の世界でも普通に行われています。

 

たとえば、

Airbnbが流行りだした時、

「よし、空き家を貸してお金を儲けよう!」
「民泊ビジネスをしよう!」

という流れができました。

しかし、実際は自分の空き部屋を貸すよりも、

Airbnbで家を貸すための「鍵のシステム」を作った人がビジネスとして1番成功しているのです。

 

起業家や金持ちは、

“社会のブームを利用して稼ぐ” という思考を持っています。

流行を一歩引いてみる視点です。

 

つまり、起業家は大きな流れに乗るのではなく、

流れを俯瞰しなければいけないのです。

 

もちろん、インターネットビジネスでも同じです。

スマホが普及した時、

インターネットを利用する人が急激に増えました。

そして人々に「ネットでモノを買う文化」が定着しました。

その結果、急成長したジャンルのビジネスが、

ブログやアフィリエイトになります。

「金が出たぞー!」

かのごとく、

「アフィリエイトやコンテンツビジネスが儲かるぞー!」

もちろん、このゴールドラッシュのファーストペンギンとなることができ、金を掘り当てた人もいます。

分かりやすい例が「仮想通貨のブログサイト」ですね。

アフィリエイトと仮想通貨の流れが重なって、

僕の友人も1つのサイトで月数百万の収益を普通に出していました。

 

しかし、ブログやアフィリエイトだけでは金を掘っているのと同じだという視点の人も沢山いました。

そこで、この流れにぶら下がって、

サイトアフィリエイト、ブログアフィリエイト、リストアフィリエイトのようにぶら下がってビジネスを展開する人もいれば、

SEOやSNS運用、アフィリエイトのやり方を情報発信をする「ツルハシビジネス」をする人も出てきたのです。

 

言わずもがな、

この視点は常に持っておいた方がいいです。

 

たとえば、YouTubeもここ数年で大きな流れを起こしました。

「YouTuberが儲かるらしいぞ!」という声を聞きつけて、

多くの人が参入しました。

しかし、YouTuber以上に設けているのは編集ソフトの会社です。

サブスクのものが多く、YouTubeに参入すればするほど定額課金制度でサービスが契約されるのです。

 

もちろん会社だけでなく、この流れに個人ビジネスもぶら下がります。

それが「動画編集者」です。

動画を投稿するためには、

動画を編集する必要があるので、そのスキルを身につけ、代行する。

代行していると、

「編集したいです!」という人が増えてきて、次はその人らに編集を教えたり、編集の教材を売る。

このように、大きな流れに乗っかって、個人もビジネスを展開するのです。

 

なので、

僕はYouTuberになることはおすすめしていません。

それは、金を掘りにいくようなものだからです。

金を掘るなら、金を掘り当てた人を見つけて、

その人のノウハウをコンテンツ化し、これから金を堀りに行く人に売ってアフィリエイトします。

もしくは、先に金を掘り当てることができたなら、そのノウハウをコンテンツ化してます。

自分にスキルがないのなら、

そもそも採掘場で働いていた人を連れてきて、初心者に向けた講義や講習を開催するのもありです。

コネが何もないなら、金を掘りにきた人に声をかけまくり、月額1,000円で情報共有する集団を作ります。

その集団で金脈情報を取りまとめる係になるのです。

(今で言う「オンラインサロン」の形ですね。)

 

こんな感じで、

個人で稼ぐということやインターネットビジネス、情報発信ビジネスをする人というのは、

大きな流れを俯瞰する視点を持てばいろいろアイデアが出やすくなります。

YouTuberになろう!というのは起業ではないのです。

 

そして、ここでもっと重要なことは、

ゴールドラッシュに関する僕のビジネスアイデアの出し方です。

金を掘るノウハウをコンテンツ化したり、アフィリエイトしたり、採掘が得意な人を連れてきて講習を開いたり、コミュニティを作って情報をサロンを作ったり、. . .

これらのビジネスアイデアは、

何1つとして目新しい画期的なアイデアは無いのです。

 

僕が出したアイデアだけではありません。

当時の人たちが実際に稼いでいたビジネスもそうです。

採掘するための道具である「ツルハシを売る」というビジネス、人を泊める「宿」というビジネス、ご飯やお酒、賭博場を提供する「居酒屋」というビジネス、作業である「ジーンズを売る」というビジネス、人やものを運ぶ「鉄道」というビジネス。

全てがもともとあったビジネスです。

もともと他の場で成功しているビジネスモデルを「ゴールドラッシュ」という場に当てはめただけです。

この『タイムマシーン商法』の感覚が死ぬほど重要になってきます。

 

ゴールドラッシュとタイムマシーン

世の中の流行やブームは必ず変化します。

移ろいでいきます。

その中には急激に流行るものがあって、

その流行を追っかけるだけでは、競争の渦に飲み込まれて消えていくだけです。

 

自分の能力に相当な自信があって、

埋もれない立ち回り方ができると確信があるのなら

ゴールドラッシュに参加して、金を掘ってもいいかもしれません。

 

しかし、スキルも、能力も、自信も、資本もないのであれば、

流行にぶら下がってツルハシビジネスをタイムマシン商法で実践する方がよっぽど賢明な判断です。

 

タイムマシーン商法は、

正確には「タイムマシーン経営」と言われているもので、

ソフトバンクの孫さんが実践した方法として話題になりました。

「海外で成功したビジネスモデルやWebサービスをいち早く日本で展開し、先行者利益を得る経営手法のことです。」

 

このタイムマシーン経営を国のような大きな移動ではなく、メディアや分野を変えて実践する方法を僕は勝手に「タイムマシーン商法」と呼んでいます。

 

たとえば、大学受験の情報発信をしている友人がYouTubeのチャンネル登録者数300人で月収50万円を安定化したのも、この「タイムマシーン商法」です。

違うメディアで他人が上手くいっていた方法をYouTubeという媒体で上手に再現したのです。

もちろん、うまくトレースするには知識やテクニックが必要ですし、マーケティングの違いもあります。

しかし、ビジネスアイデアとしては全く新しくありません。

 

僕もそうです。

新しいことは、何もしていません。

情報発信ビジネスを学び、各ジャンルでの情報発信の成功事例を研究し、

それを「ノマド」というジャンルに落とし込んだだけです。

 

ノマドという言葉や市場ができた時に、

ネットビジネスというアプローチを持ってきただけです。

別に僕は「ノマド」という言葉を流行らせたわけでも、市場を開拓したわけでも、新しい技法を発明したわけでもありません。

先に市場を開拓してくれた人や大きな流れを作った人がいて、

ノウハウが確立されていてたので、

僕はそのノウハウを買って、勉強して、先輩の軌跡をトレースしただけです。

 

ビジネスアイデアと言うと、

・前人未到の地に到達しなければいけない。
・ブルーオーシャンを見つけなければいけない。
・誰も試したことのない手技手法を発見しなければいけない。

と思っている人がいますが、

 

個人でビジネスアイデアを考える時は、

1. ゴールドラッシュに飛び乗るか

2. ツルハシビジネスを始めるか

3. タイムマシーン商法を使うか

この3択です。

 

ちなみに、YouTubeというゴールドラッシュが起こり、たくさんの人が金を掘り起こすためにYouTuberになりました。

確かに、そこではたくさんの金が掘り起こされたと思います。

しかし、芸能人というプロの採掘者たちが参入したことによって、

ただのエンタメを提供していたYouTuberは飲み込まれてしまいました。

 

しかし、登録者300人で月収50万円を稼いだ友人は、

登録者が1000人を越えただけで月収100万円を越えました。

これは、金を掘るビジネスをしていないからです。

ゴールドラッシュに参加者が増えてもノーダメージなのです。

 

また、動画編集と動画編集教材を販売している友人はさらに収入が増えたのも言うまでもありません。

動画編集者が増えれば儲かるシステムを作っているからです。

金を採掘しに来た人に寝床を提供している宿屋と同じ状態ですよね。

 

「ビジネスアイデアが思いつきません」

というコメントを貰うことがあります。

しかし、まっさらな状態からアイデアなんて誰も思いつきません。

孫さんにだって不可能なのです。

 

ほとんどのビジネスは、組み合わせであったり、畑を変えたりしているだけです。

あるジャンルで成功したノウハウを違うジャンルに当てはめているのです。

そして、それが「ビジネス力」なんです。

 

今回の話を聞いて、

「自分がアイデアが思いつかないのは “創造力” や “オリジナリティ” がないから」

ではない、ということが理解いただけたと思います。

たんなる知識不足です。

 

だから、僕は、

『まずは1つのジャンルで成功しましょう』

と言っています。

 

成功するまでに蓄えた知識やノウハウだけでなく、

その成功体験で得た経験は、単なるノウハウを越えてあなたに蓄積されるのです。

言語化できない感覚もあります。

そういったものが、次のビジネスアイデアに繋がるのです。

だから起業家は安定するのです。

 

ということで、今回の話は以上になります。

それでは。

 

P. S.

昨日から募集している新企画ですが、

明日11:59をもって募集を終了します。

情報発信ビジネスをやってみよう、と考えている人は、

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まずは案内をお読みください。

「期限を見ていませんでした!」

というのは、今回は無しでいきましょう。

チャンスを掴むのも才能です。

それでは!