#3. ビジネス構築の流れ「足し算」→「引き算」→「掛け算」

※本ページはLINE公式アカウント
『ノマドの集落』メンバー専用記事です。

こんにちは。okamotoです。

前回は「付加価値とは、新しいゲシュタルトが生まれ、それまでできなかった事が可能になることである」という話をしました。

また、ゲシュタルトは “物理空間” と “情報空間” の両方で構築することができ、

特にノマドビジネスでは “情報空間” で構築することが肝になってくる、ということでしたね。

今回は、これまでとは一変して、実際にビジネスを構築していく時の流れについて話したいと思います。

 

ビジネスは「足し算」→「引き算」→「掛け算」

ノマドビジネスや情報発信ビジネスを構築する流れを確認する前に「情報発信の基本」について確認しておきます。

以前にも話しましたが、情報発信は基本的に、

「ブログを設立し、SNSで拡散し、コンテンツを提供し、メルマガやLINEに登録してもらい、そこで更に価値提供をすることで共感・信頼を獲得することで、自分の商品や企画・サービスを購入してもらう」

これだけです。

 

非常にシンプルな仕組みにもかかわらず、結果に差が出るというのは「コンテンツにフォーカスし過ぎているからだ」という話は既にお伝えしています。(前回の内容を確認する

しかし、なかには仕組み作りやコンテンツ作成以前に、そもそも根本的な『ビジネス構築の流れ』を理解していないことが理由となり、成果に結びついていないということがあります。

そこで、今回はその大前提を確認をしていきたいと思います。

 

その大前提となるビジネス構築の流れというのが

[足し算]→[引き算]→[掛け算]

この順番です。

 

心構え① 足し算

足し算「とにかくいろいろなことを試す段階」です。

まずは、先人の知恵や経験、ノウハウを基にしてとりあえず行動しまくる事が重要です。

ありとあらゆるものを吸収し、それを咀嚼し、自分なりに試す。試行錯誤の段階です。

 

まぁ巷で言われる「TTP=徹底的にパクる」という事をしていけばいいんですね。

他人のふんどしで相撲を取りまくってやりましょう!

ただし、これはノウハウや仕組み、手法をマネするという意味であって、コンテンツを丸々コピペするという意味ではありません!

 

「では、実際にどれくらいやり込めばいいのか?」

これを理解するには『メンタリストのDaiGoさん』が良い例となります。

 

今でこそニコ動の有料登録者数が1位で、YouTubeもチャンネル登録者数が約200万人いるDaiGoさんですが、ニコ動を始めた当初は「登録者数が3人だけだった」とのことです。

そこからニコ動の有料登録者を増やすために、ツイッターのペリスコープ、Facebookライブ、LINE LIVEなどを配信しまくり、ニコ動へ促したのですが、全く結果が出ず。

手を変え品を変え、あらゆるSNSで拡散するもいまいち手応えがない。

そこで、層の違いから選択肢として除外していたYouTubeを試してみたところ大ブレーク!

これによりニコ動の有料課金者数が月間1万人単位で増える程に波に乗り出したということです。

 

あの天才レベルで思考できるDaiGoさんですら、手当たり次第試して、その結果を分析し、修正を加えながらまた試す、ということをしていたわけですから、

全ての起業家・ビジネスマンは絶対的に最初の段階として「足し算」を経ているのです。しかも、相当の量を足し算しているのです。

 

では具体的に「足し算」の段階では「どうすればいいのか?」と言うと、

とにかく『数にこだわる』ということをします。

わかりやすいところで、

  • 売り上げ
  • 収益
  • チャンネル登録者数
  • フォロワー数
  • リスト数
  • アクセス数
  • コメント数
  • 反応率
  • 返信率
  • クリック率
  • コンテンツ量
  • メディアの数…

など、ありとあらゆる数に注目します。

とにかくいろいろたくさんやってみて、その反応を数字で評価・分析するのです。

 

多くの教材や発信者はこの「足し算」の段階について言及していますが、残念ながらほとんどの挑戦者がここでリタイアしています。

生き残るのは「賢いやつ」「しぶといやつ」だけです。

それはDaiGoさんの例からも分かる通り、成果が出るまでにかかる時間は人それぞれであり、しかも作業量が膨大になることが多々あるからです。

このような背景から最近では「とにかく行動しろ!失敗しろ!」というアドバイスだけが残り、間違った解釈もされていますが、

そもそもの『行動量』というのは「勉強量」や「分析量」なども含まれた『試行回数』のことを指しており、

思考停止した状況で会社やめ、羞恥心をなくして行動し、それをSNSやYouTubeで発信して悪目立ちすることでは決してないということです。

 

心構え② 引き算

少し毒を吐いてしまいましたがw

次の「引き算」の段階に移りたいと思います。

ここでは足し算で結果が出た次の段階として「やることを絞る」ということをします。

「やることを絞る」というのは、DaiGoさんのように他のライブ配信はせずにYouTube一本に絞るみたく『ビジネスの仕組みとして絞る』という意味もありますし、『自分がやることを絞る』という意味もあります。

 

いったん一通りの仕組みを構築してしまえば、自分1人で全てをやる必要はありません。

チームを形成してもいいですし、外注することもできます。

 

「ビジネスの仕組みを絞る」と「自分がやることを絞る」という2つの意味で、自分が本当にしなければいけないことを見極める段階に入るのです。

 

そのためには、本当に機能しているものを吟味し、意味の薄いもの、コスパの悪いものを除外していかなければいけません。

そして、覚悟しておくべき事として、引き算は一時的に収入が減るのが一般的です。

外注すればそれだけお金がかかりますし、チームを組めば収益を割り勘することにもなります。

しかしながら、次のステップに進むためには欠かせない段階なのです。

 

心構え③ 掛け算

次の段階が「掛け算」の段階です。

これは「構築したビジネスに何かを掛け合わたり、自分のスキルを次に利用したりする段階」です。

たとえば、DiaGoさんはYouTubeをただの集客装置としてではなく、ニコ動とユーチューブを連動させたり、またYouTube自体に力を入れたりしています。また、自分の発信内容を本として出版することでコンテンツにレバレッジをかけると同時に、新しい顧客の流入も促しています。

 

その他にも「人と組む」ということも行われます。

ノマド同士が組んでより大きなビジネスを始めるというのも掛け算です。

 

この段階まで来ると「自分の得意分野」や「自分がすべき仕事」が理解できていて、

「あ、おれ集客好きやから集客担当するわ!」
「マーケティングは任せて!」
「戦略立てるのが楽しいからおれ考えるわ!」
「コンテンツはおれが量産するわ!」
「動画編集サイコー!」

極端な話、こんな感じになっています。

各人がビジネス経験者であり、全体像を把握しているからこそ、このような協力プレーが可能になるわけですね。

会社員を否定するホリエモンだって、ロケット計画は1人でできない事です。いくら個人で影響力を持っていたとしても、大きなビジネスには「掛け算」が必要不可欠です。

 

とまぁ、『掛け算』とはビジネスとしても、個人としても新しいゲシュタルトを構築する段階になるわけですが、

そのためにも、掛け合わせる自分の軸を見極めておく必要があり、なおかつ自分の時間を作っておく事も必要もある、ということからその前の「引き算」の段階があるということです。

 

自分でビジネスを始める人は、このような流れを経ていくことになるということですが、

ここまで説明しておいて何なんですが、

とりあえず足し算以外は
全く意識する必要はありません。
というか、むしろ意識しないでくださいw

 

というのも、多くの人が足し算の量が不十分の段階で挫折してしまうからです。

 

足し算の段階では、心が折れるイベントが多くあります。

結果が出ると思ったことが全くの無反応だったり、自分の努力や労力が無駄に終わったりと、自分が全否定されたと感じることが多々あると思います。

そんな時に先の段階のことを考えると、途方もない事をしているような気がしてしまいます。

だから、もし心が折れてやめてしまいたくなった時は、ぜひメンタリストDaiGoさんの例を思い出すようにしてみてください。

 

少し余談ですが、メンタリストDaiGoさんの本当の凄さは試行回数 (行動量) にあります。

 

 フォーク曲げを練習するのに業者と間違われるくらいフォークを買い込み練習、心を読む練習で弟で実験しまくった後、街で知らない人に声をかけ実践。

読書では一日20冊を読み、YouTubeを1日3本ペースで上げています。

そして、それらの行動ができるように自分の行動の徹底的に最適化・効率化しています。

 

本代だけでも月に100万円をつぎ込むインプット量。

その投資を回収する圧倒的アウトプット量。

 

次のメンタリストが出てこないのも、彼の試行回数についていける人がいないからです。似たようなバッタ物が出てきても、マジックができて、心理学もできて、論文も紹介して、YouTubeとニコ動を配信して、起業コンサルや講演会を開いて…というDaiGoレベルには到底及ばないので、その人には飽くまで「メンタリスト劣化版」というイメージが付きます。

 

「歴代で最強の日本人野球選手は?」と聞かれたら

「イチローだろ!」
「いや、王さんだろ?」
「え、野茂は?」
「NYで4番を打った松井ちゃう?」

と議論の余地があるのに対して、

 

「日本人メンタリストは?」と聞かれれば

『それはDaiGoやな。メンタリストって言うたらDaiGoで決まりやろ!』

と有無を言わさず決定するのです。

 

他の追従をもろともしない試行回数と行動量が彼にはあるのです。

 

ということで、

心が折れそうになった時は
ぜひDaiGoさんを思い出して、自分を奮い立たせましょう!

 

はい!!ということで、

今回はノマドビジネスを構築する上での基本的な流れと心構えを確認しました。

『足し算→引き算→掛け算』という流れではあるけれど、まずは『足し算』以外は無視で良いという話でした。

 

それでは、いよいよ次からのラスト2回では

「あなたがPC1台でノマドをする上でどのように戦えば良いか?」

について話していきたいと思います。

 

情報過多の時代にノマドとして生きる術を会得していきましょう!

そしてこのLINE公式アカウントで僕が本当に伝えたかった話でもありますので、ぜひお楽しみに!!