ゲシュタルト | ノマドブログ https://okamoto712.com PC1台、好きな場所で生きる。 Mon, 06 Dec 2021 07:09:18 +0000 ja hourly 1 https://okamoto712.com/wp-content/uploads/2018/04/cropped-2018-07-07-12.01.27-32x32.png ゲシュタルト | ノマドブログ https://okamoto712.com 32 32 英語も、ビジネスも、人生も、結局全部ゲシュタルト。 https://okamoto712.com/eigo_business_life_gesutalt-3205.html Thu, 20 Dec 2018 13:21:10 +0000 http://okamoto712.com/?p=3205 前回の記事は、「英文法を学ぶこと」は『英文のゲシュタルトを学ぶこと(構築すること)である』という内容でした。 未読の方はこちら そして、今回は、 「てか、英文法だけじゃなくね?」 という話を書きたいと思います。 「第1回...

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前回の記事は、「英文法を学ぶこと」は『英文のゲシュタルトを学ぶこと(構築すること)である』という内容でした。

未読の方はこちら

ゲシュタルトから考える英文法の勉強法【初級から中級】

2018年12月20日

そして、今回は、

「てか、英文法だけじゃなくね?」

という話を書きたいと思います。

「第1回、人生全てのイベントをゲシュタルトで解釈していこう!のコーナー」です。

ご察しの通り、第2回はなさそうですね。

では、いきましょう。

 

英語もゲシュタルト

さて、前回は英語の中でも「英文法」だけに絞ってゲシュタルトの話をしました。

しかしながら、実は、書きながら思っていたんですね。

「英文法だけじゃなく、英語そのそもがゲシュタルトなんよなぁ」

と。

そもそも人間は

ゲシュタルトで思考し、フレームで行動する

と言われています。

そして、よく言われることですが「思考は言語ありき」ですよね。
(僕はこの説を信じています)

夕日を見て、「キレイだなぁ」と思うのも、言語でそう教えられ、「夕日」と「キレイ」の間にゲシュタルトが構築されているいるからですね。

言語を習得すること自体、ゲシュタルトを構築することなんです。

 

学びはゲシュタルト

そして、その延長ですが、「学び」というものは言わずもがなゲシュタルトを形成していくことです。

ma=F

という式はそれだけでは意味をなさず、

m:質量
a:加速度
F:力
質量mの物体に力Fを加えられた時、加速度aが生み出されるというゲシュタルトが得られることで、「運動方程式」の意味がなされます。

『学び』も言語同様、ゲシュタルトの構築なのです。

 

価値はゲシュタルトにより生まれる

次に『価値』です。

価値はいつ生まれるのか?

価値はある物とある物が統合(アウフヘーベン)され、抽象度の高いところでゲシュタルトを形成した時に価値が生まれるのです。

たとえば、「釘」と「板」と「棒」があったとします。

それだけでは大した価値はありません。

しかし、それらを統合することで、「机」というゲシュタルトが形成され、釘や木材に「付加価値」が生まれるのです。

その他にも、ソニーのヒット商品のウォークマンは『音楽 × ポータブル』と統合することでウォークマンというゲシュタルトを形成し、価値が生まれたのです。

統合することで1つ抽象度が上がる。その上がった抽象度に人は価値を感じるのです。

ビジネスもゲシュタルト

では、その続きで、価値を提供し、その対価をもらうことがビジネスです。

ということは、価値を生み出すこと自体がゲシュタルトを作りだすことであるので、ビジネスとはゲシュタルトを形成し、上がった抽象度の対価をもらう行為と考えることができます。

 

コンテンツもゲシュタルト

僕が書いているこのブログ記事もコンテンツです。

もちろん、コンサルすることもコンテンツですし、Twitterの呟きまでもコンテンツです。

コンテンツは、ただの情報に自分が付加価値を加えたものです。

これは、僕は『自分のフィルターを通して作る』と言っていますが、自分が今まで築き上げてきた知識や経験を具体的な方法論と統合することで、コンテンツが生まれるということです。

たとえば、大学受験で「早慶に合格するための英語講義」みたいなのってありますよね。

別に英語は英語なわけですが、「早慶(に出そう)」とフィルターとその先生の経験というフィルターを通して英語を見た時のコンテンツが「早慶に合格するための英語講義」ということです。

早慶と受験英語のゲシュタルトを作っているということです。

 

相談もゲシュタルト

生きていると、人に相談を受けることもあるかと思います。

悩んでいる人って、抽象度が下がってしまっているんですね。つまり、視点が低くなっているのです。

だからこそ、相談に乗る時は、その人に新たな視点を取り入れてあげることが有効なんです。

そして、新しい視点を取り入れるだけでは、ただの押し付けになりがちです。

だから、『新しい視点』と『その人の悩み自体』を統合しないといけません。

でないと、

「いや、それただの君の意見やん」
「全然、私のことわかってないやん」

みたいなことになってしまいます。

悩みと新しい視点を統合することで、その人の視点(抽象度)が高くなることで、気持ちがスッキリするのです。

視点(抽象度)が高くなったので、なぜあんなことで悩んでたんだろうと思うのです。

 

人生はゲシュタルトを作る旅

僕は『人生の自由度を上げていく』ことが自分の中のタスクです。

自分の目標みたいなものですね。

そして、人生の自由度を上げていくために、『抽象度を上げていくこと』、つまり『ゲシュタルトを形成していくこと』が必要だと思っています。

悩み相談の時も話しましたが、抽象度が上がった状態では、「なぜこんなことで悩んでいたのだろう」と不思議に思うくらい心が晴れています。

視点が高いから物事を自由に考えることができます。

そして、ビジネスもゲシュタルトを形成することでした。

つまり、物理的にも、精神的にも、ゲシュタルトの形成は人生の自由度を上げる行為だと思っています。

そして、さらに言うと

人生って『過去と今と未来を統合して1つのゲシュタルトを作る』ことじゃないですか?

『過去』と『今』と『未来』を統合し、構築したゲシュタルトこそが自分の人生なんだと。1つの物語が完成するわけです。

だから、僕は自分の人生の目標がゲシュタルトにより自由度を上げていくことであるのと同時に、人生そのものがゲシュタルトを作ることなのだと考えているのです。

 

まとめ

はい、というわけで、

要するに何が言いたいかというと

ゲシュタルトという視点を取り入れると、物事が考えやすいから、思考が整理されるで!

ということなんですね!

こーゆー自分の指標は、人によって様々ですね。

指標が「抽象度」という人もいれば、「物理的なエネルギー」で考える人もいるし、「おもろさ」で考える人もいます。

自分の軸を持つのが正義というわけではないですが、僕の体感としては考えやすいし、生きやすい。そう感じます。

 

というわけで、今回は、「全てはゲシュタルトで説明がつく」というお話と「自分の指標を持つことは便利やで!」というお話しでした。

ということで、今回も最後までお読み頂き、有難うございました。

質問・感想はこちらまで!
→連絡先:okamoto0712s@gmail.com

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ゲシュタルトから考える英文法の勉強法【初級から中級】 https://okamoto712.com/gesutalt_grammar-3162.html Thu, 20 Dec 2018 06:00:11 +0000 http://okamoto712.com/?p=3162 いきなりですが 英文法は好きですか? 英語の好きな人の半分が好きと答え、英語の嫌いの人ほぼ100%が嫌い、と答えるのが「英文法」だと思います。 ちなみに、僕はわりと好きです。 「だろうな」と言われそうなくらい普通な解答で...

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いきなりですが

英文法は好きですか?

英語の好きな人の半分が好きと答え、英語の嫌いの人ほぼ100%が嫌い、と答えるのが「英文法」だと思います。

ちなみに、僕はわりと好きです。

「だろうな」と言われそうなくらい普通な解答ですが、僕も最初から好きだったわけではなく、

英文法ができるようになったから好きになったんですね。

勉強全般に言えることだと思いますが、楽しさが分かるのって、理解できることが増えてきて初めて分かるってところがありますよね。

逆に、わからないことだらけな状態で、好きになるのは難しいですよね。

だから、英文法を好きになるには、英文法に詳しくなることが有効なんだと思います。

というわけで、これから英文法を好きになろうという人のために、今回は英文法の学ぶコツを書いていきたいと思います。

英文法は柔軟

英文法ってなんかガチガチなイメージがありますよね?

このルールに従いなさいってことだからまぁ固いところはあるんですが、

でも、英文法に対する本当の考え方は間逆なんです。

フニャフニャなんです。『柔軟』なんですね。

 

格闘技の「型」ってありますよね?ちょうどそれと同じイメージです。

格闘技の型も英文法と同じでガチガチに固められたものというイメージがありますが、実はめっちゃ柔軟です。

基本構えはどこから攻撃されても対処しやすいようになっていますし、そこから攻撃に転じやすくなっているものなんです。柔軟に対応できるように考えられているのが「型」なんです。

『守破離』なんて言葉がありますが、これは「型」をマスターしたからここからは「型」とは全く違うことをしていくということではなく、その型を元に自分の形と統合していくという作業なんです。

この作業は「型」の抽象度を上げる作業です。だから、抽象度を上げることができるレベルに達することができた人だけが「守破離」できるということです。

さらっと抽象度という言葉が出てきましたが、「はじめましてだ!」という人はこちらの記事をお読み下さい。

 

このように型というものは抽象度が高いものだということでしたが、英文法も同じなんですね。

英文法も柔軟で、抽象度が高いもんなんです。

しかしながら、学校教育でガチガチにやっていくというイメージが持たれるため、なんとなく固いイメージがついてしまってるんですね。

英文法の本質はゲシュタルト

英文法の本質は「ゲシュタルト」なんですね。

僕のブログではすっかりおなじみとなった「ゲシュタルト」ですね。

ゲシュタルトは、抽象度の高いところで統合物となり、1つとして意味を成すものです。

例えば、「家族」は母、父、兄、妹…の集まりですよね?

では「家族」って存在しているでしょうか?

家族は確かに存在していますが、よくよく考えてみれば母や父、子のような個々が集まったものであり、これが家族だ!とさせるものではなく、集まりそのもののことです。

つまり、全体を部分の集まりとしてみるのではなく、全体として意味をなすことをゲシュタルトと言います。

ゲシュタルトに関してはこちらの記事に詳しく書いています。

鋼の錬金術師から読み解く『英語のゲシュタルト』の作り方

2016年12月18日

そして、英文法に話を戻しますが、そして、英文法は「英文のゲシュタルト」なんですね。

一文一文の共通を拾い、統合したものが英文法になるというわけです。

つまり、英文法を学ぶということは英文のゲシュタルトを作ることなんです。

そして、ゲシュタルトは抽象度の高い所で1つの意味をなすものでした。

つまり、英文法を学ぶヒントは「高い抽象度で捉える」ということになるかと思います。

高い抽象度で英文法を学ぶ

では、実際に何個か例をみてながら、高い抽象度で英文法を学ぶことについて考えてみたいと思います。

新旧情報による英文の流れ

まず英文には流れがあります。

それは

英文は「旧情報」から「新情報」に流れる

というものです。

旧情報とは、『話し手と聞き手にとって既知なもの。話の中で既に出てきており、受け手が「これのことか」と認識できるもの』になります。

そして、逆に

新情報は『話し手が聞き手に初めて伝えること。話の中で初めて話題に出るもの』となります。

このような旧情報と新情報ですが、基本的には、

聞き手が分かっている旧情報から入り、知らない新情報で終わる、という流れが自然なものになります。

旧情報→新情報

「SVOO」と「SVO to O」の違い

では、先程の新旧情報の考えを踏まえ、SVOOの第4文系とその書き換えについて考えてみたいと思います。

中学校の英文法では

① give + 人 + 物

② give + 物 + to 人

が同じ内容のもの、として習いますよね。「書き換えなさい」なんて問題は死ぬほど解いてきたのかと思います。

しかし、先程の新旧情報の話を考えると、この2文の「ニュアンスの違い」は分かるかと思います。

新情報は文の後半に出てくる、ということでしたよね?

つまり、①の文では、新情報が「物」として扱われているものに対し、②の文では新情報は「人」となっているのです。

だから、目的語の人が代名詞である場合、「give」を使うときは基本的に①の文を使うって習いませんでしたか?

これは代名詞が基本的には「旧情報」だからです。

たとえば、him(彼)という言葉を使うからには、him(彼)が誰なのかお互いが既に認識できているはずですよね?

『I gave him a watch.』と言われたのに、

聞き手が『himって誰だろう?』と思っているのであれば、話し手は会話が下手すぎますw

代名詞は基本的には「旧情報」なんです。ということで、代名詞は新情報が来る文末ではなく、できるだけ先にくるようgiveの直後に配置することになります。

そして、giveした「物」がこの場合の「新情報」として相手に伝えることとなるわけです。

There is/are構文

もう1つ新旧情報の観点から「〜があります」という表現をみてみますね。

There is/are + 物 (物があります。)

という表現です。

この文って主語のような扱いを受ける「物」が文の後半に来ますよね?

つまり、there is/areの文って、新情報としてものが「ものが存在する」ということを伝えたい時に使う表現なんです。

だから、基本的には不定冠詞の名詞がきますよね?不定冠詞の名詞はほとんどが新情報だからです。

そして、there is/areの文の『物』の部分に入らないとされている「固有名詞」だって文脈によっては入ることがあります。

例えば、ある人が急に病欠で来れなくなり、代役を探さないといけなくなりました。

「あー、誰かおらへんかなー」と考えていいると、その場の1人が『あ!メアリーがおるやん!』と言いました。

この時、『There is Mary!』となり得るわけです。

これは、メアリーがこの場における『新情報』だから、と考える事ができますね!

このように、There is/are構文を新情報を提示する文と考えるとそれまで単独で持っていた知識が繋がり、ゲシュタルトが作られていきませんか?

高い抽象度で英文法を学び、ゲシュタルトを作っていく

学校で習う英文法ってそれぞれの単元をバラバラの知識かのように学ぶことがあります。

ひどい場合ですと、1文1文を暗記することに重きを置いている先生もいます。

もちろん、暗記は必要です。

めちゃくちゃ必要ですが、暗記するにしても闇雲に覚えるのではゲシュタルトの形成は難しいですよね。

しかし、上の話のように、関係のないと思われていた知識でも抽象度の高いところでは繋がっていますよね。つまり、できるだけ高い抽象度で英文法を捉えてやることで、ゲシュタルトの形成を促すことができるということです。

統合できる知識は統合していくというのが、英文法の学び方なのかなと僕は思っています。

そして、この流れは最近は主流になってきたのかなという印象です。

例えば、関先生のこちらの参考書では英文法を高い視点から捉えられている良書だと思います。
(網羅性は低いため、この1冊だけでは英文法の知識としては不十分ですが、読んでおきたい1冊です)

読みやすいので、すぐに2.3周読むことができる参考書ですね。

まぁ、しかし、この本に全て載っているわけではないし、僕自信も全てを把握しているとは思っていません。

ここで僕が言いたかったことは、

英文法を学ぶということは英文のゲシュタルトを自分の中に作っていくということだから、ゲシュタルトを意識して高い視点で英文(法)を学ぶ姿勢を持つことが大事!

ということです。

人間はもともと『ゲシュタルトを構築する能力』を持っていると言われています。

まぁ言われてみれば、当たり前ですよね。

知識で統合しゲシュタルト作り、思考できるのですから。

だから英文を暗記しているだけでも自分の中で徐々にゲシュタルトが形成されていくものです。しかしながら、ただ単に英文を暗記しているだけでは非効率ですよね。

だから高い視点(高い抽象度)で捉える癖を付けておこうということです。

これは武井壮さんがスポーツを高い抽象度で捉えていた話と同じですね。

武井壮さんの話はこちらから

はい、というわけで、

今回は英文法をゲシュタルトという観点から考え、学んでみるというお話でした。

学校で英文法が面白くないというイメージが付いてしまっているかもしれませんが、少しでもそのイメージが払拭できていれば嬉しいですね。

先にも述べましたが、結局身に付けてしまえば英文法も可愛く思えてきます。やると決めた時に一気にやってしまうというのが「1つの手」ですよね。

ということで、今回も最後までお読み頂き、有難うございました。

この記事がおもしろいと思った方におすすめなのが、

英語も、ビジネスも、人生も、結局全部ゲシュタルト。

2018年12月20日

質問・感想はこちらまで!
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英語学習で意識すること『人は会話する時フレームで行動する』 https://okamoto712.com/english-conversation-flame-498.html Mon, 20 Mar 2017 08:47:17 +0000 http://okamoto712.com/?p=498 こんにちは。岡本です。 皆さんは、3連休をどうお過ごしでしょうか。 岡本は、友達にドタキャンされたこともあり、 パソコンとじっくり向き合い、引きこもる生活を送ることができましたw 最終日、さすがにやばいということで、銀座...

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こんにちは。岡本です。

皆さんは、3連休をどうお過ごしでしょうか。

岡本は、友達にドタキャンされたこともあり、

パソコンとじっくり向き合い、引きこもる生活を送ることができましたw

最終日、さすがにやばいということで、銀座に出てきて、カフェで、記事を更新している次第でございます。

さて、

前回の記事で、英語学習におけるゲシュタルトの形成の大切さについて書きました。

まだ読んでいない人は、こちら↓

鋼の錬金術師から読み解く『英語のゲシュタルト』の作り方

2016年12月18日

いろんな英語学習法を試す前に、ゲシュタルトという考えを知っておかないと、学習効果は激減してしまいますよね。

ということで、今回の記事は、前回に関連して『フレームについて書きたいと思います。

早速、記事の内容に入っていきたいですが、

まずはじめに知っておいて欲しいことは、

人は、ゲシュタルトで思考し、フレームで行動する。

ということです。

ゲシュタルトについては、もう書きましたね。

物事を捉える時、人はその事柄単体では考えずに、全体との相互関係をも加味しており、さらにはそれを取り巻く周辺のすべての物との相互関係の世界が広がっているということでした。

では、「フレームで行動する」ということはどういうことででしょうか。

フレームで行動するということも、ゲシュタルトと似ているところがあるので、

ゲシュタルトを理解していればすんなり頭に入るとは思うのですが、

人が行動するとき、一連の流れの中で行動するということです。

例えば、「コップのお茶を飲む」という行動について考えてみたいと思います

目の前のコップに手を伸します。

コップに手にとって、

次に、何をすべきか。そうや、口元にコップを持って行くんや

そして、次は、コップを斜めに傾けるんや。

そして、次は、口の中に入ってきたお茶を飲み込むんや

といった具合に、行動を断続的に分割して、動いてはいません。

どういうことがというと、

もうコップに手を伸ばした瞬間に、

近未来である口元にコップを持っていって、コップを斜めに傾けて、口の中に入ってきた液体を飲み込むという一連の流れが自分の中にできあがっているということです。

コップでお茶を飲むというフレームの中で行動しているということです。

これは普段の行動で無意識にしていることなので、なかなか気づきにくいことではあります。

そして、このフレームでの行動というのは、会話においても同じです。

人って、会話するときに無意識に話していることがあると思います。

わかりやすいのが、関西弁の「なんでやねん!」

ってやつですよね。

会話において、ちょっとしてボケを見つけると、

条件反射的に、「なんでやねん」って言っています。

たとえそのボケが面白く無かろうとです。

関東弁で言うと、「ウケる〜」

ってやつがこれに当てはまるかなと思います。

全然ウケていないのにもかかわらず、無意識に「ウケる〜」

って言っている人が大多数ですよね。

これは、何かウケそうなことを聞くと、『「ウケる」と言う』というフレームに入るからですね。

人間の無意識って面白いですね。

また、これは、単語レベルではありません。

昨日、映画館に行ったという友達の話を聞くと、

大して興味もないのに、「どうやった??」とか「おもろかった??」

という感想を聞くフレームに入って、感想を聞く言葉を相手に投げかけるというフレームの下、行動します。

他にも、会社で上司と話すとき、自然と敬語になっていると思います。

部下フレームで行動しているからですね。

では、英語学習においても、

英語を話すには、英語におけるフレームの構築が必須になる、というのは感覚的にわかってもらえると思います。

フレームの構築には、自分の中である程度決まり文句のようなものが必要になってくると思います。

英語を学ぶ時に、フレーズ集のようなもので決まり文句を覚えようとするのは

無意識かもしれませんが、

フレームを自分の中に作らなければならないと思っているからかもしれませんね。

しかし、

自分の中にフレームを作るためには、暗記だけでは不十分です。

自分の中のフレームというのは、経験により形成されることが殆どだからです。

例えば、会社に入りたての時は、敬語が苦手でいちいち頭の中で敬語を考えながら話していた人が

3年もすればスラスラと敬語を半せるようになり、後輩の敬語の指導をしています。

車の運転なんか典型的ですね。

教習所にいるときは、頭でアクセルがこれで、ブレーキがこっち、発信するときは、まずサイドブレーキを外して…

と、一つ一つ断続的に続いています。

しかし、3年も運転すれば、もう子供と話しをしながらでも、スイスイと運転できるようになります。

経験により、自分の中に運転フレームが来ているからです。

このようにフレームを作るためには、経験というものが必須となってきます。

しかし、英語を学ぶ上で、実戦経験というものはなかなか取るのが難しいものです。

しかも日本にいながらです。

そこで、大事になってくるのは臨場感です。

人は、臨場感を高く上げると、疑似体験でも実際の体験として受け取ることができるのです。

ということで、今回の記事はここまでとし、次回は『臨場感と変性意識』について書きたいと思います。

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鋼の錬金術師から読み解く『英語のゲシュタルト』の作り方 https://okamoto712.com/gestalt-hagaren-129.html Sat, 17 Dec 2016 16:58:12 +0000 http://okamoto712.com/?p=129 こんにちは。okamotoです。 もうめちゃくちゃ寒いですね。 寒すぎて、一人用鍋を購入し、一人で鍋をしている今日このごろです。 むっちゃどうでもいいですねw はい!というわけで、 今日は『全は1、1は全』という言葉から...

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こんにちは。okamotoです。

もうめちゃくちゃ寒いですね。

寒すぎて、一人用鍋を購入し、一人で鍋をしている今日このごろです。
むっちゃどうでもいいですねw

はい!というわけで、

今日は『全は1、1は全』という言葉から「英語のゲシュタルト」について考えてみたいと思います。

 

「全は1、1は全」

ご存知の方も多いかと思いますが、

この「全は一、一は全」という言葉は「鋼の錬金術師」(以下、ハガレン)というマンガの中で出てくる言葉です。

主人公のエドワード・エルリック(エド)とアルフォンス・エルリック(アル)の兄弟がイズミ・カーティス(後の師匠)に弟子入りする際、

入門試験としてこの『全は1、1は全』という言葉の意味を考えさせるということを課したんですね。

しかも、無人島でサバイバル生活をしながら、です。

なかなか、激しいことをしますよねw
今の時代なら幼児虐待の大問題ですwww

まぁ虐待の話はおいときまして

この『全は1、1は全』という言葉は

マンガの中ではさらっと「全は世界、1は俺(エド)」と答えて終わっていますが、

実は、錬金術」だけでなく「英語学習」においても大事な考え方なんですね。

結論から言うと、この言葉が表しているのが『ゲシュタルト』という概念になるということです。

 

ゲシュタルトとは?

小学生の時、漢字練習帳に漢字をたくさん書いていて、

漢字が気持ち悪い形に見えてくることってありましたよね?

あの現象が『ゲシュタルト崩壊』と呼ばれていることはわりと知っている人も多いと思います。

そのゲシュタルトが『全は一、一は全』の言葉であり、英語学習に必須な考え方ということです。

 

では「ゲシュタルト」とは何か?

ゲシュタルトは『全体と部分が双方向に関係し、全体成しているという概念』のことです。

 

例えば、テレビにめちゃくちゃ近づいて見てみると「赤と青と黄色の点」が見えます。

子供頃、誰しもがやったことがあるんじゃないでしょうか?

(今のテレビじゃ見えないかも…)

それぞれ光の点は単発の色で、何の意味を持っていません。

しかし、離れて見て見としっかりと映像となっていて、意味を成しています。

 

『意味を持たない部分が集まり、全体となることで意味を成す』
これを『ゲシュタルトを形成する』と考えるわけです。

 

もう1つ例を考えてみます。

「魚」という概念は「鮎、マグロ、アジ、鮭」などの種類の魚によって定義されているわけではありません。

そして「魚」という概念があって、それが個々の魚に当てはまるというわけでもありません。

鮭やマグロのようなそれぞれの魚と抽象度の高い「魚」という概念が双方向に関係して初めてそれぞれが成り立っているのです。

だから、見たことのない魚を見ても、ゲシュタルトからそれが魚だとわかるのです。

 

エルリック兄弟の出した「全は世界、1は俺」という結論のは

世界は自分のような存在がないと成立しないものである一方で、
世界がないと自分というものが存在し得ない。
双方向に関係性が存在して、世界と自分が成り立っている。

ということです。

 

この考えに、子供で、しかも無人島のサバイバル生活中に気づくというのは、

やっぱりエルリック兄弟は天才ですね!w

 

英語学習はゲシュタルトを構築すること

では、このゲシュタルトですが、

『言語とどのような関係があるのか?』ということですが。

 

母国語を学ぶ過程においては、知らず知らずのうちに形成されます。

なんとなく感覚的にわかるかもしれませんね。

例えば、「観察する」「視察する」「監査する」「検査する」「目視する」「目の当たりにする」ような似たような言葉があります。

この言葉の高い抽象度の言葉は何でしょうか?

「見る」ですね。

全部、「見る」という言葉と関係しています。

 

このように母国語では自然とゲシュタルトの構築が行われ、それらを使いこなす事ができます。

しかし、第二言語として大人が英語を学ぶ過程においては、

意識的にゲシュタルトの広がりを学ぶ必要があります。

実はここが「日本語と英語の対訳学習の悪いところ」でもあります。

日本語には日本語のゲシュタルトが広がっているのと同様に
英語には英語のゲシュタルトが広がっています。

 

もちろんその広がり方は異なります。

英語を学ぶ時は、英語のゲシュタルトの広がりを意識するのが良いということですね。

 

はい、今回の内容は以上になります。

何気なくハガレンを読んでいると素通りしがちなセリフですが、

「英語学習にも通ずる、めっちゃええことを言っていた!」というお話です。

 

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