こんにちは。岡本です。
皆さんは、3連休をどうお過ごしでしょうか。
岡本は、友達にドタキャンされたこともあり、
パソコンとじっくり向き合い、引きこもる生活を送ることができましたw
最終日、さすがにやばいということで、銀座に出てきて、カフェで、記事を更新している次第でございます。
さて、
前回の記事で、英語学習におけるゲシュタルトの形成の大切さについて書きました。
まだ読んでいない人は、こちら↓
いろんな英語学習法を試す前に、ゲシュタルトという考えを知っておかないと、学習効果は激減してしまいますよね。
ということで、今回の記事は、前回に関連して『フレーム』について書きたいと思います。
早速、記事の内容に入っていきたいですが、
まずはじめに知っておいて欲しいことは、
人は、ゲシュタルトで思考し、フレームで行動する。
ということです。
ゲシュタルトについては、もう書きましたね。
物事を捉える時、人はその事柄単体では考えずに、全体との相互関係をも加味しており、さらにはそれを取り巻く周辺のすべての物との相互関係の世界が広がっているということでした。
では、「フレームで行動する」ということはどういうことででしょうか。
フレームで行動するということも、ゲシュタルトと似ているところがあるので、
ゲシュタルトを理解していればすんなり頭に入るとは思うのですが、
人が行動するとき、一連の流れの中で行動するということです。
例えば、「コップのお茶を飲む」という行動について考えてみたいと思います
目の前のコップに手を伸します。
コップに手にとって、
次に、何をすべきか。そうや、口元にコップを持って行くんや
そして、次は、コップを斜めに傾けるんや。
そして、次は、口の中に入ってきたお茶を飲み込むんや
といった具合に、行動を断続的に分割して、動いてはいません。
どういうことがというと、
もうコップに手を伸ばした瞬間に、
近未来である口元にコップを持っていって、コップを斜めに傾けて、口の中に入ってきた液体を飲み込むという一連の流れが自分の中にできあがっているということです。
コップでお茶を飲むというフレームの中で行動しているということです。
これは普段の行動で無意識にしていることなので、なかなか気づきにくいことではあります。
そして、このフレームでの行動というのは、会話においても同じです。
人って、会話するときに無意識に話していることがあると思います。
わかりやすいのが、関西弁の「なんでやねん!」
ってやつですよね。
会話において、ちょっとしてボケを見つけると、
条件反射的に、「なんでやねん」って言っています。
たとえそのボケが面白く無かろうとです。
関東弁で言うと、「ウケる〜」
ってやつがこれに当てはまるかなと思います。
全然ウケていないのにもかかわらず、無意識に「ウケる〜」
って言っている人が大多数ですよね。
これは、何かウケそうなことを聞くと、『「ウケる」と言う』というフレームに入るからですね。
人間の無意識って面白いですね。
また、これは、単語レベルではありません。
昨日、映画館に行ったという友達の話を聞くと、
大して興味もないのに、「どうやった??」とか「おもろかった??」
という感想を聞くフレームに入って、感想を聞く言葉を相手に投げかけるというフレームの下、行動します。
他にも、会社で上司と話すとき、自然と敬語になっていると思います。
部下フレームで行動しているからですね。
では、英語学習においても、
英語を話すには、英語におけるフレームの構築が必須になる、というのは感覚的にわかってもらえると思います。
フレームの構築には、自分の中である程度決まり文句のようなものが必要になってくると思います。
英語を学ぶ時に、フレーズ集のようなもので決まり文句を覚えようとするのは
無意識かもしれませんが、
フレームを自分の中に作らなければならないと思っているからかもしれませんね。
しかし、
自分の中にフレームを作るためには、暗記だけでは不十分です。
自分の中のフレームというのは、「経験」により形成されることが殆どだからです。
例えば、会社に入りたての時は、敬語が苦手でいちいち頭の中で敬語を考えながら話していた人が
3年もすればスラスラと敬語を半せるようになり、後輩の敬語の指導をしています。
車の運転なんか典型的ですね。
教習所にいるときは、頭でアクセルがこれで、ブレーキがこっち、発信するときは、まずサイドブレーキを外して…
と、一つ一つ断続的に続いています。
しかし、3年も運転すれば、もう子供と話しをしながらでも、スイスイと運転できるようになります。
経験により、自分の中に運転フレームが来ているからです。
このようにフレームを作るためには、経験というものが必須となってきます。
しかし、英語を学ぶ上で、実戦経験というものはなかなか取るのが難しいものです。
しかも日本にいながらです。
そこで、大事になってくるのは臨場感です。
人は、臨場感を高く上げると、疑似体験でも実際の体験として受け取ることができるのです。
ということで、今回の記事はここまでとし、次回は『臨場感と変性意識』について書きたいと思います。