前回の記事は、「英文法を学ぶこと」は『英文のゲシュタルトを学ぶこと(構築すること)である』という内容でした。
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そして、今回は、
「てか、英文法だけじゃなくね?」
という話を書きたいと思います。
「第1回、人生全てのイベントをゲシュタルトで解釈していこう!のコーナー」です。
ご察しの通り、第2回はなさそうですね。
では、いきましょう。
英語もゲシュタルト
さて、前回は英語の中でも「英文法」だけに絞ってゲシュタルトの話をしました。
しかしながら、実は、書きながら思っていたんですね。
「英文法だけじゃなく、英語そのそもがゲシュタルトなんよなぁ」
と。
そもそも人間は
ゲシュタルトで思考し、フレームで行動する
と言われています。
そして、よく言われることですが「思考は言語ありき」ですよね。
(僕はこの説を信じています)
夕日を見て、「キレイだなぁ」と思うのも、言語でそう教えられ、「夕日」と「キレイ」の間にゲシュタルトが構築されているいるからですね。
言語を習得すること自体、ゲシュタルトを構築することなんです。
学びはゲシュタルト
そして、その延長ですが、「学び」というものは言わずもがなゲシュタルトを形成していくことです。
ma=F
という式はそれだけでは意味をなさず、
m:質量
a:加速度
F:力
質量mの物体に力Fを加えられた時、加速度aが生み出されるというゲシュタルトが得られることで、「運動方程式」の意味がなされます。
『学び』も言語同様、ゲシュタルトの構築なのです。
価値はゲシュタルトにより生まれる
次に『価値』です。
価値はいつ生まれるのか?
価値はある物とある物が統合(アウフヘーベン)され、抽象度の高いところでゲシュタルトを形成した時に価値が生まれるのです。
たとえば、「釘」と「板」と「棒」があったとします。
それだけでは大した価値はありません。
しかし、それらを統合することで、「机」というゲシュタルトが形成され、釘や木材に「付加価値」が生まれるのです。
その他にも、ソニーのヒット商品のウォークマンは『音楽 × ポータブル』と統合することでウォークマンというゲシュタルトを形成し、価値が生まれたのです。
統合することで1つ抽象度が上がる。その上がった抽象度に人は価値を感じるのです。
ビジネスもゲシュタルト
では、その続きで、価値を提供し、その対価をもらうことがビジネスです。
ということは、価値を生み出すこと自体がゲシュタルトを作りだすことであるので、ビジネスとはゲシュタルトを形成し、上がった抽象度の対価をもらう行為と考えることができます。
コンテンツもゲシュタルト
僕が書いているこのブログ記事もコンテンツです。
もちろん、コンサルすることもコンテンツですし、Twitterの呟きまでもコンテンツです。
コンテンツは、ただの情報に自分が付加価値を加えたものです。
これは、僕は『自分のフィルターを通して作る』と言っていますが、自分が今まで築き上げてきた知識や経験を具体的な方法論と統合することで、コンテンツが生まれるということです。
たとえば、大学受験で「早慶に合格するための英語講義」みたいなのってありますよね。
別に英語は英語なわけですが、「早慶(に出そう)」とフィルターとその先生の経験というフィルターを通して英語を見た時のコンテンツが「早慶に合格するための英語講義」ということです。
早慶と受験英語のゲシュタルトを作っているということです。
相談もゲシュタルト
生きていると、人に相談を受けることもあるかと思います。
悩んでいる人って、抽象度が下がってしまっているんですね。つまり、視点が低くなっているのです。
だからこそ、相談に乗る時は、その人に新たな視点を取り入れてあげることが有効なんです。
そして、新しい視点を取り入れるだけでは、ただの押し付けになりがちです。
だから、『新しい視点』と『その人の悩み自体』を統合しないといけません。
でないと、
「いや、それただの君の意見やん」
「全然、私のことわかってないやん」
みたいなことになってしまいます。
悩みと新しい視点を統合することで、その人の視点(抽象度)が高くなることで、気持ちがスッキリするのです。
視点(抽象度)が高くなったので、なぜあんなことで悩んでたんだろうと思うのです。
人生はゲシュタルトを作る旅
僕は『人生の自由度を上げていく』ことが自分の中のタスクです。
自分の目標みたいなものですね。
そして、人生の自由度を上げていくために、『抽象度を上げていくこと』、つまり『ゲシュタルトを形成していくこと』が必要だと思っています。
悩み相談の時も話しましたが、抽象度が上がった状態では、「なぜこんなことで悩んでいたのだろう」と不思議に思うくらい心が晴れています。
視点が高いから物事を自由に考えることができます。
そして、ビジネスもゲシュタルトを形成することでした。
つまり、物理的にも、精神的にも、ゲシュタルトの形成は人生の自由度を上げる行為だと思っています。
そして、さらに言うと
人生って『過去と今と未来を統合して1つのゲシュタルトを作る』ことじゃないですか?
『過去』と『今』と『未来』を統合し、構築したゲシュタルトこそが自分の人生なんだと。1つの物語が完成するわけです。
だから、僕は自分の人生の目標がゲシュタルトにより自由度を上げていくことであるのと同時に、人生そのものがゲシュタルトを作ることなのだと考えているのです。
まとめ
はい、というわけで、
要するに何が言いたいかというと
ゲシュタルトという視点を取り入れると、物事が考えやすいから、思考が整理されるで!
ということなんですね!
こーゆー自分の指標は、人によって様々ですね。
指標が「抽象度」という人もいれば、「物理的なエネルギー」で考える人もいるし、「おもろさ」で考える人もいます。
自分の軸を持つのが正義というわけではないですが、僕の体感としては考えやすいし、生きやすい。そう感じます。
というわけで、今回は、「全てはゲシュタルトで説明がつく」というお話と「自分の指標を持つことは便利やで!」というお話しでした。
ということで、今回も最後までお読み頂き、有難うございました。
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