英文解釈 | ノマドブログ https://okamoto712.com PC1台、好きな場所で生きる。 Mon, 06 Dec 2021 07:08:59 +0000 ja hourly 1 https://okamoto712.com/wp-content/uploads/2018/04/cropped-2018-07-07-12.01.27-32x32.png 英文解釈 | ノマドブログ https://okamoto712.com 32 32 【英文解釈の圧倒的利点】受け取る英語の情報の質を上げる方法 https://okamoto712.com/reading_quality-3242.html Fri, 21 Dec 2018 20:53:29 +0000 http://okamoto712.com/?p=3242 まずはこちらのツイートをご覧下さい。 今回はこちらの内容を深掘りしていこうかと思います。 【英文解釈の圧倒的利点】受け取る英語の情報の質を上げる方法 前提として「受験英語はそんなに悪いものではない」と思っています。 しか...

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まずはこちらのツイートをご覧下さい。

今回はこちらの内容を深掘りしていこうかと思います。

【英文解釈の圧倒的利点】受け取る英語の情報の質を上げる方法

【英文解釈の圧倒的利点】受け取る英語の情報の質を上げる方法

前提として「受験英語はそんなに悪いものではない」と思っています。

しかしながら、受験(学校英語)を経て、

日常的に英文を読むようになった時に気をつけないといけなことがある、と感じています。

 

それはテスト対策をし過ぎることによって身につく癖に関するものです。

僕もがっつり癖が付いてしまっていたのですが、

「点数を取ることが第一優先であり、内容把握が疎かになる」

ということです。

 

今後、英語を読むときは受験生の感覚を捨てる

今後、英語を読むときは受験生の感覚を捨てる

テストでは最悪、点数さえ取れすれば、内容は把握していなくても別に構いません。

もちろん、内容を把握しなくても点数が取れると言っているわけではありません。

優先順位の問題です。

 

そして、学生の頃から問題を解きまくっているということもあり、

普段の英文を読んでいる時にその癖がふとでてしまうことがあるんですね。

テスト勉強をしすぎたための思わぬ弊害について書いていきたいと思います。

 

英文を読む目的は何か?

英文を読む目的は何か?

英文を読む目的は

『著書が書いた文章をちゃんと理解して頭にいれること』

だと思います。

「点数を取るため」というのは、むしろ超特殊な状況です。

 

普通の英語を読む目的は内容把握であって、

かっこつけて説明するなら、

情報空間に臨場感を感じ、それに自分の中に新しいゲシュタルトを作っていくことが読書の目的のはずです。

※「ゲシュタルトとは何か?」についてはこちらの記事がおすすめ↓

鋼の錬金術師から読み解く『英語のゲシュタルト』の作り方

2016年12月18日

 

なんでカッコつけて書き直したのかはスルーしてw

要は「書いてある内容をちゃんと理解できているか?」が大事なのです。

 

“His Story” から考える英文解釈の視点

呟きにも書いていますが、

「his story」を日本語訳する問題なら『彼の話』で良いかもしれません。

※もちろん問題によっては減点です。

 

しかし、これを読書として自分のためを考えるのであれば、

「his story」『彼についての話』なのか『彼が書いた話』なのか、はたまた『彼が持っている話』という意味なのか、この違いを理解する必要があります。

ちなみに、これは英語では『名詞化表現』の有名な話ではあります。

 

英文解釈の「名詞化表現」とは

英文解釈の「名詞化表現」とは

ここで簡単に「名詞化表現」について触れておきますと、

名詞化表現とは、英語が動詞的、叙述的表現よりも名詞的表現を好むことから、情報を名詞に濃縮する傾向にあるというものです。

 

『英語の発想(安西徹雄著)』という書籍の中でも

英語はどうも名詞中心であるのにたいして、日本語は動詞中心なのではないかという対象が浮かび上がってくる

と述べられています。(結構、どこでも書かれていますが、かっこよいので引用してみました。)

ちな、これです。翻訳家の有名な本なので読んでみるのは大アリです。

 

簡単なところで言うと

”She is a good tennis player.”

という文はいわゆる「彼女は良いテニス選手です」ではなく「彼女はテニスがうまいです」という意味と習ったと思います。

別にプロの選手ってわけではないのです。

つまり、”She plays tennis well.”なんです。

 

名詞にギュッと濃縮されてますよね。

この現象が「his story」にも起こっているということです。

そして「his story」の真意を判断するには、結局は「文脈判断」になります。

しかし、名詞化表現に含まれた濃縮があるという知識がないと「his story」を彼の書いた話なのか、彼についての話なのか、意識にすら上がらない恐れがあります。

 

意識にすら上がらないのであれば、文章をちゃんと読めない可能性があります。

知らないものはストコーマになり、認識できません。せっかくの読書で、それはもったいないですよね!
※「ストコーマとは何か?」についてはこちらの記事をば↓

 

だから、まずは名詞化表現の濃縮という知識を自分の中にいれてあげ、考えうる可能性があるという視点を取り入れてあげるということです

 

ちなみに、このことに対して、

『思考訓練の場としての英文解釈1(多田正行著)』で辛辣なご指摘がありました。

問題は、その解答者が読解とは文の真の意味を思考し理解し鑑賞または追体験するといことであるとの認識を持たず、たた逐語的に英語の単語を表面的かつ機械的に置き換えさえすればこと足れりとする、読者意識の粗雑さの低劣さにある。

そういうことですw

 

本書は受験の観点から書いていますが、むしろ一般学習者の方が刺さる一文だと思います。

ちなみにこの本です↓名著ですが古いので、もうあまり売ってないですね。

 

人生における「英語で読書する」という意義

人生における「英語で読書する」という意義

「英語で読書」ってめっちゃいいことやと思うんですよね!

アホっぽい書き方になっていましましたがw

 

脳の活動としても有意義な時間ですし、自分の世界を広げるという点において日本語で読むのとはまた違った意味合いも持っています。

英語で読書できる人生って本当にいいと思うんですね。

 

「思考は言語ありき」なので新しい言語は新しい思考やアイデア、人生の選択肢までももたらしてくれるものですし、

さらに僕は『人生はゲシュタルトを作ること』だと思っているくらいです。気になった方はこちらの記事。

英語も、ビジネスも、人生も、結局全部ゲシュタルト。

2018年12月20日

どんどん自分の中にゲシュタルトを作っていくことを考えると、

英語の意味をちゃんと理解する読書が必要ですので、

せっかくの高等な読書という活動ですから可能な限り有意義にできればと思っています!

 

英語で読んで内容を把握できているか?

英語で読んで内容を把握できているか?

受験英語では点数が取れれば良かったですが、普段の英文を読むときはその感覚ではだめです。

英語で情報収集するのであればちゃんと内容を理解できているかにフォーカスする必要があります。

そのためには前述したような英文の癖を知っておくのが1つのコツなのかなと思います。

 

もちろん、読んでいく上で自然と身につくという方もいるかと思います。

しかし、

「先に体系的に学んでおく方が楽ちゃう?」

というのが僕の意見です。

読むためのコツみたいな文法知識は『英文解釈』っていうジャンルになります。

英文解釈を学ぶことで、自分の読書の幅と可能性を広げることができます。

「英文解釈」についてはこれまでもたくさん記事を書いて来ていますのでこれらを確認して見て下さい。

英語で情報収集する前に絶対に読んでおきたい参考書7冊!

2019年11月12日

英文解釈を学ぶ理由とその勉強法〜英語で情報を入手する〜

2018年12月7日

【リーディング編】国語が苦手な人のための英語の勉強法

2017年12月16日

そして、今後の記事では、もっと英文解釈の具体的な知識の部分の話も書いていこうかなとも思っています。

実際、今回「名詞化表現」に触れましたが、実際、名詞化表現の理解が深まったかは謎ですよね。

「思わぬところに落とし穴があるで」って話で終わってしまっているので、どんどん理解が深まるような記事が書ければと思います。

 

はい!というわけで、

今回の内容は、英文を読んで受け取る情報の質を上げるためには、受験で癖になりがちな機械的、逐語的な読み方ではなく、内容を意識した読み方に変える必要がある!というお話でした。

今回も最後までお読み頂き有難うございました。

 

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英文解釈を学ぶ理由とその勉強法〜英語で情報を入手する〜 https://okamoto712.com/eibunkaisyaku-2881.html Fri, 07 Dec 2018 08:25:00 +0000 http://okamoto712.com/?p=2881 英語読むには、英文解釈を学ぼう 今回は、僕の大好きな『英文解釈』のお話です。 楽しみですね!w 僕は以前の記事で 『国語が苦手なやつは英文解釈を鍛えることで 英語の成績を伸ばすことができる』 という記事を書かせて頂きまし...

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英語読むには、英文解釈を学ぼう

今回は、僕の大好きな『英文解釈』のお話です。

楽しみですね!w

僕は以前の記事で
『国語が苦手なやつは英文解釈を鍛えることで
英語の成績を伸ばすことができる』
という記事を書かせて頂きました。

【リーディング編】国語が苦手な人のための英語の勉強法

2017年12月16日

これはリーディングの話ではあり、
特に大学受験にフォカースした内容でした。

しかしながら、ここでもう一度、英文解釈についてお伝えしたいことがあります。
それが

英語で情報を得たいのであれば、
英文解釈を勉強しよう!

ということです。

英文解釈を学ぶ理由

僕が
「英文解釈って大事やでー」
ってしつこいくらいお伝えしている理由ですが、
1番の理由に、単語だけ分かっても読めない英文がある
ということを理解して欲しいんです。

英文解釈なんて所詮英文法の延長です。
それは間違いありません。
しかし、読むのに特化した英文法、それが英文解釈なわけで、
普通に学ぶ英文法ではフォーカスされにくい所が、英文解釈では重点が置かれているということです。

というわけで
英文解釈の大切さを理解してもらうためにいつも使う例文があります。
(以前も出したことがありますが)

(例文)
When we look at something, the brain deals with many things. This our brain does so quickly that we are unaware that it is doing something important. 

大学受験のための英文熟考(下)より

この英文を読んで
そこまで難しい単語はなかったかと思います。

しかし、誤解するポイントがあるんですね。

それが2文目の『This our brain does so quickly…』の部分です。

始めの「This our brain」を『この私達の脳』と思いませんでしたか?

上記のように思った人は英文解釈をもう一度勉強し直す方が良いかもしれません。

この後半の文ですが、
よく見てみると「does」の目的語がありません。

実は「does」の目的語は文頭の「This」なんです。

SVOの倒置が起こり、OSVになっているんです。

SVO→OSV(第3文型の倒置)

なぜこのようなことが起こるかというと、
この文に限っては『新旧情報の流れ』ですね。

英文は基本的には『旧情報から新情報に流れる』という性質があります。
その流れを汲んだ倒置ということです。

なんか第3文型の倒置がしっくりこないなぁという人は
「目的格の関係代名詞」を思い返して見て下さい。

I’m reading a book which I borrowed from the library. 

関係代名詞によって繋げられた文を見てみると

which I borrowed from the library
・  which:O
・      I:S
・borrowed :V
とOSVの形になっていると思います。

SVOの倒置って普段から使っていたということですね。
whichも言ってみれば旧情報ですしね。
(もちろん種類は違いますが、感覚はつかめると思います)

著者の親切心

『なんでわざわざ倒置なんてさせて、分かりにくくするんや?』
と怒り混じりの人もいるかもしれません。

でも、旧情報→新情報の流れを知っている(英語の感覚がある)人にとっては
これは自然です。

著者はかっこつけている場合もあるのかもしれませんが、
(真相はわかりませんがw)
意地悪でこのような書き方をしているのではありません。
著者は親切心で書いてくれている味方であって、
僕たちにちゃんと伝えたいだけなんですね。

英文解釈を学んが方が読むのが楽

上の章での例文では
「この私達の脳」と読む進めても、
そこまで支障がないのかもしれません。

しかし、場合によっては違った意味に捉えることもありますし、
まぁそんな人が受信する情報に信用性があるのか?疑問になります。

何より、1番の不利益は自分に及ぶかと思います。

だから英語を読んで情報を得たいという人は英文解釈を学ぶことを僕がおすすめしているわけです。
なにより文脈判断よりも読むのが楽ですしね。

英文解釈の勉強法

今まで英文解釈というものを意識したことがなかった人は
なぜ僕がしつこく「英文解釈や!」って言っていたか分かってもらえたかと思います。

大切なのは分かったが、
「ほんで何をすればええねん?」
っていうところではありますが、

例文の引用元でもある『大学受験のための英文熟考』
薄くてぎゅっとまとまっている良書でオススメしています。

僕がずっとオススメしている参考書ですね。

英語を読むことがある人はとりあえず、
この参考書は経ておいた方がええかなって思っています。

はい、今回の内容は以上になります。

久しぶりに英文解釈の話ができた、ということで
かなり楽しく記事を書くことができました!

また時々、僕得の英文解釈の話をしていきたいと思っていますので
ぜひ楽しみにしておいてくださいね!

では!

今回も最後までお読み頂きまして有難うございました!

質問・感想はこちらまで!
→連絡先:okamoto0712s@gmail.com

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