行動力よりも大切なもの

『会社辞めてもなんとかなるでー!』
『好きなことしてても生きていけるでー!』

『はい、分かりました!辞めました!』
こんな時代になったからこそ読んで欲しい記事です。

行動力ってなんやねん?

最近やたらと『行動力』がフォーカスされていますよね。

まるで

Don’t think❗ Feel❗

ですね。

まぁちょっと意味が違いますが、
(だいぶ意味が違うかw)

最近の行動力の謳われ方を見ていると
『考えるな!動けや!』
くらいの勢いを感じますよね。

でも、最近では
そもそも「行動力が大事である」と言われるようになった背景がすっぽりと抜けていて、
「行動しろや!」という言葉だけが独り歩きしてしまっているように感じます。

なぜ行動力が注目されてる?

そもそもなぜ「行動力が大事!」
と言うようになったかというと、

『やりたいことを実現するために、
十分納得が行く所まで勉強してから行動に移そうとするあまり、
行動せずに終わってしまう人が多かった』

からです。

わかりやすいところで言うと「起業」ですね。

一昔前、よく耳にしたセリフに
『3年間、会社で働いたら起業する』
というものがありました。

就職活動中の学生や入社したての新入社員で
このような発言をする人は割とたくさんいました。
僕の世代もギリギリこの世代かなと思います。

「起業にするにしても、
自分は社会経験ないし、知識もない。
だからまずは会社で3年間働き、
「経験」と「人脈」を身につけ
十分に準備をした後、
晴れて会社を辞め、起業する」
という考えです。

しかしながら、
会社帰りの居酒屋で、
このような話をしていた人達の中で

どれだけの人が起業できたでしょうか。

実際、
「起業」と「会社内の実務」って
ほとんど関係ありません。

会社で3年間働き、
結局、起業の仕方は分からないが、
それなりに仕事も任されるようにもなり
仕事にも慣れ、
まぁしばらくはここでいっかと思い、
そのまま結婚、子供が生まれ、
今からリスクは取れず、そのまま定年まで。

このような状態になる人がほとんどでした。

そこで、
「3年で起業すると言ってるやつ程、起業しない」
とまで言われるようになりました。

このような状況から、
起業家たちが

『勉強なんかするな!まずは行動しろ。』
『失敗しろ。失敗しないことが失敗なんだ。』

という言葉を世間に向けて発信した所、
「そのとおりや!」
と、みんなこぞって言うようになった、
というわけです。

そして、
多くのインフルエンサー達が
同じようなことを言うようになり、
「行動力が大事。」
「まずは失敗しろ。」
という言葉だけが残ったというわけです。

このように考えると
「字面だけの怖さ」
を分かってもらえたかと思います。

いくら行間を読む文化の日本語でも
ここまでの行間を読むのは難しいですねw

というわけで
僕はあえてこの行動力というものが流行っている
この時代に言っておきたいと思います。

『勉強しろ!』
『成功しろ!』

と。

勉強して、成功しろ!

話しの流れから命令口調で偉そうに言ってしまいましたが、
この行動力主義の世の中だからこそ
僕は『勉強しましょ!』
ということを伝えたいのです。

そして
失敗する気でやらず、

成功する気で全力で取り組もう!
と言いたいのです。

失敗から学ぶのはもちろん大事です。
大事ですが、
全力で取り組まずに失敗した結果、
反省することは「全力でしなかったこと」
になってしまう。
ということです。

向こう見ずに行動して
そして、失敗しているのに、
失敗することが大事だから問題ないねん!
って同じことを繰り返す。

このような状況にいるのにもかかわらず、
周りからは行動力を称賛される
このような意味不明な状況に陥らないようと注意したいのです。

行動力という言葉は
『常に勉強する姿勢を持った人』
に向けて言っているだけなんです。

『勉強をせずに、行動だけする』という逆転を起こそうという言葉ではないのですね。

それに、

そもそも失敗することを前提にしている人と
一緒に仕事したいですか?

少なくとも僕は嫌ですw

『失敗から学び姿勢』と『行動力信者になること』は全く違うのです。

勉強ばかりしている人よ!
行動せよ!
失敗してもいいんだ。
その失敗から学び、次に進もう!
行動しないことが真の失敗なのだから!

これがこの言葉の真意です。

決して、
『勉強よりも行動が大事』
というわけではないのです。

ただし、
どうしても勉強してしまう日本人だから
少し強く言った方がちょうど良いというのも事実ですので、
僕の話を聞いて、勉強ばかりする姿勢に戻ってしまうのは本末転倒です。

行動力の唯一のメリット

じゃぁ、こんだけ行動力に対して否定していますが、
行動力に全くメリットはないのか?
という話ですが

行動力主義の効力が唯一発揮する瞬間があって
それは

自分を追い込むことができる時

です。

自分の退路を断ち、自分を追い込むことで極限まで自分の能力を発揮することができる時
行動力主義の考え方は非常に強いのだと思います。

安全な位置に自分がいると腑抜けてイマイチ緊張が出ない!

そんな人にとっては、
まず行動を発揮し、自分を追い込むことで
自分に踏ん切りをつける方法としては良いのかなと。

もちろんですが、
行動する内容によるというのは言うまでもありませんね。

インフルエンサーにインフルエンスされ過ぎ問題

そして、僕がもう1つ不安に思っていることが
『インフルエンサーが放った言葉を鵜呑みにする』姿勢です。

誰が発したかは言及しませんが

『好きなことをしていれば仕事になる』

この言葉もかなり流行りましたよね?

そして、この言葉を信じて、
趣味に没頭すればええんか!
と思った人もいるかと思います。

特に僕たち英語学習者は
英語の勉強没頭するとそれが仕事になる
というのはあながち間違いではありません。

しかしながら、
好きなことをしているだけでは
仕事にならないというのは明らかですよね?

これも真意としては
好きなことに没頭していれば、
『仕事に繋がる』ということです。

『繋がる』という表現が
僕は適切だと思っています。

それは、
好きなことの他に
『仕事につなげる作業』が少なからず必要です。

どの程度の作業量が必要になるかは
ジャンルや方法によって異なりますが、
作業量がゼロというのはありえません。

めっちゃ簡単な所で
ゲームの実況中継でお金を稼いでいる人がいますよね。

これもゲームに没頭だけしていればいいのか?と思いきや、
配信の機器を揃えたり、
ライブ放送をするのであれば、
ある程度、口がうまくなければいけなかったり。
動画にするなら編集技術も必要だったりします。

このように、
ゲームだけしていれば自然とお金になる
ということはありません。。

だから、
インフルエンサーの言葉をただ鵜呑みにするのではなく
その言葉の背景を考える癖を付ける必要がある
僕は考えているわけです。

今回の行動力ブームの件も
自分に足りていないのは本当に行動力だけなのか?

むしろ、十分行動していないか?
考える時間や人に合う時間、勉強する時間、

自分にはいったい何が足りていないのか?
を考える時間を設けてみてはいかがですか?

このような思いから
今回の内容を書かせて頂きました!

まとめますと

『めっちゃ考えましょ!
 考えた上で、めっちゃ行動しましょ!』

『思考』と『行動』
の両輪があってこそ前に進む!!!
というわけです。

はい、というわけで
今回の内容は以上になります。

今回も最後までお読み頂きありがとうございます。

行動力続編はこちらです。

人生を超加速させる行動力の姿とは?

2018年12月1日

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そう気づけたおかげで、

今ではこうしてノマドライフが送ることができています。

もちろん、特に才能があったわけではありません。

むしろ文才は悲しいほどありませんでしたw

(ここだけの話、国語の成績は高校でブービー)

それでもノマドになれたのは目的に合った手段を常に選択してきたからです。

 

だからどんな人でも “適切な選択” と “正しい努力” さえ実践すれば、

経済的自立・場所の自由・時間の余裕を獲得できると確信しています。

僕がノマドになるまでの軌跡と行動理念は、下の記事に書きました。

5分で読めるのでぜひ読んでください↓

→ ただの大学生だった僕が、全くのゼロから経済的に自立し、場所も時間も自由なノマドになった軌跡