英文法 | ノマドブログ https://okamoto712.com PC1台、好きな場所で生きる。 Mon, 06 Dec 2021 07:11:02 +0000 ja hourly 1 https://okamoto712.com/wp-content/uploads/2018/04/cropped-2018-07-07-12.01.27-32x32.png 英文法 | ノマドブログ https://okamoto712.com 32 32 自分に合った英文法書を選ぶ【目的別おすすめ英文法書】 https://okamoto712.com/eibunousyo-3935.html Sat, 23 Mar 2019 13:55:42 +0000 https://okamoto712.com/?p=3935 おすすめ文法書を目的別に紹介します。そんな何冊も英文法書をやる必要があるのか?という疑問もあるかと思いますが、英文法を学ぶ意義についての記事をお読み頂ければと思います。 今回紹介する英文法書は「受験用」「やり直し英語用」...

The post 自分に合った英文法書を選ぶ【目的別おすすめ英文法書】 first appeared on ノマドブログ.

]]>
おすすめ文法書を目的別に紹介します。そんな何冊も英文法書をやる必要があるのか?という疑問もあるかと思いますが、英文法を学ぶ意義についての記事をお読み頂ければと思います。

今回紹介する英文法書は「受験用」「やり直し英語用」「スピーキング用」「ライティング用」「読解用」の5つです。

本記事はこんな人におすすめ✓英文法を勉強したい
✓これから英語を勉強する人
✓自分に合った英文法書を見つけたい人

というわけで、さっそく紹介していきたいと思います。

受験用:「総合英語FOREST」

僕が受験生の時は「総合英語FOREST」という英文法書が有名で優秀だったんですが、まさかの販売中止ということで、今は代わりに「総合英語Evergreen」というものが出ているみたいですね。

実際「総合英語FOREST」と「総合英語Evergreen」は内容に大差がないようですので、今の学生は「総合英語Evergreen」で大丈夫そうですね。とりあえずこの1冊があれば、英文法の土台は出来上がるってやつですね。ちなみに、僕は中学・高校とこのFORESTの例文を全て英作するという勉強をしていたくらいFORESTが好きでしたねw

そこまでやり込む必要はないですが、一通り読んでおいても損はないでしょう。また、受験生としてはこの1冊で十分だとは思いますが、志望大学に合わせて演習で詳細な所は補充して行けばと思います。

まぁ学生に必要な1冊ってポジションの参考書です。

 

やり直し英語用:「世界一わかりやすい英文法の授業」

かなり内容の薄い参考書になりますが、高校で習った内容をかなりわかりやすく説明してくれています。「こんな視点で英文法を見るのは初めて」という人も多いかと思います。

かつて学生の頃に英語を勉強して大人になってやり直し英語をする時の「取っ掛かり」としておすすめしている一冊です。関先生の説明は抽象度が高いので、高い視点で英文法を捉えることができるため、読んでおいて損はないです。

「英語のやり直しをしたいけど、いきない分厚い英文法書を読むのは心が折れそう」という人にぴったりというわけですね。

 

読解用:「英文法解説」

激名著です。受験が終わり、大学でも英語を学んで行く予定の人におすすめしているのが「英文法解説」

英語で情報を取得するには高い読解力が必要です。FORESTの上位互換の英文法書と位置づけていますが、タイプは全然違いますwただ大人の英語学習者には持っていて欲しいと思っている英文法書です。

たとえば、洋書や英字新聞を読んでみたけど、太刀打ちできなかったという経験をした人もいるかと思います。根性論で感覚で読めるようになるのが良いという人もいますが、自分の文脈判断は結局合っているのか確認できないので、きっちり勉強したいという人は「英文法解説」を読んでみてはいかがでしょうか。もちろん、英文解釈という方面の学習も必要だとは思いますが、まずは受験から一歩進んだ学習を!ということで。

大学生であれば、下級生のうちにこの本の知識を身に着けておくと、今後の人生でかなり英語を楽しめるようになるはずです。

 

スピーキング用:「一億人の英文法」


超有名な英文法書ですね。英語を自分から発するには理屈だけでなく、英語の感覚を身に着ける必要があり、その感覚に特化した英文法書です。

学生時代に英語をちゃんと勉強したという人はとりあえずこの1冊をやってみるのがよいかと思います。頭でっかちだった人も、英文法が柔軟なものに感じるようになるんじゃないかと思います。

 

ライティング用:「即戦力がつく英文ライティング」

日本語でも書くためには「書くルール」を学ぶ必要がありますよね。4技能の中で最も難しいと言われるライティングですが、その所以はライティングが必要になる場面が正式なものであったり、フォーマルなものが多いからですね。

4技能全て難しいはずですが、文字として残るため、その「プレッシャー」「正確性」という観点からライティングはやはり最も難しい技能と思います。

そこで英語を書くルールがちゃんと学べる英文法書が「即戦力がつく英文ライティング」というわけです。英文法書といってしまって良いかは謎ですがw「書く用」ということで、ここで紹介しました。

 

以上になります。

面白いのは、英文法書って相性があるんですよね。

たとえば、最も有名なのは「一億人の英文法」かと思いますが、この本はあんまりしっくりこなかったけど、英文法解説にはドハマリしてます!みたいな人もいます。

人それぞれ英語に求めているものが違うので、こーゆーことも起こり得るんですね。いろんな切り口から自分が楽しめる英語を進めて、1つ突出したものがあれば、その他の学習にも役立つというやつですね!

はい、というわけで、本記事の内容は以上になりますが、

気になった英文法書は書店で確認してみてはいかがでしょうか?

The post 自分に合った英文法書を選ぶ【目的別おすすめ英文法書】 first appeared on ノマドブログ.

]]>
群動詞(句動詞)の受動態の作り方 〜そもそも受動態って何?〜 https://okamoto712.com/judoutai-3300.html Thu, 27 Dec 2018 12:57:50 +0000 http://okamoto712.com/?p=3300 今回は、「受動態」について掘り下げていきたいと思います。 なぜいまさら受動態について書くかと言うと、ことの発端はとある書き換え問題ですね。 “The state of affairs calls for immediat...

The post 群動詞(句動詞)の受動態の作り方 〜そもそも受動態って何?〜 first appeared on ノマドブログ.

]]>
今回は、「受動態」について掘り下げていきたいと思います。

なぜいまさら受動態について書くかと言うと、ことの発端はとある書き換え問題ですね。

https://twitter.com/MKujapanglish/status/1078058882692333569

“The state of affairs calls for immediate improvement. “
→“Immediate improvement is called for in this state of affairs. “
この書き換えで、この”call”って何なんやろと考え出した。
ここでの“call”は自動詞ではないん?
[自動詞+前置詞]って受動態にできたっけ?
文法忘れてきたのか😒

こちらの呟きを見てもらえば分かってもらえるかと思いますが、受動態に関してゲシュタルト崩壊を起こしたということで、これをきっかけに受動態について確認し、記事にしてしまおう!という作戦です。

受動態のゲシュタルト崩壊

今回のメルマガを書くきっかけとなった書き換え問題を最後確認しておきますと、

“The state of affairs calls for immediate improvement. “

→“Immediate improvement is called for in this state of affairs. “

この文章を見て、

「call for〜って受動態になるっけ?」

って疑問に思ったのが始まりでした。

この文自体は書けたんですが、ふと、この受動態に違和感を感じてしまったんですね。

『自動詞+前置詞って受動態にできるっけ?』

と、不安になり始め、

「go to 〜」は受動態にできないのに、「call for 〜」は受動態にできるんはなんでや??

こうしてゲシュタルト崩壊が始まりました。

群動詞ってやつ

今回の疑問を解決するために、「群動詞(句動詞)」というものを考えましょう。

群動詞は、『動詞に前置詞や副詞がくっついて、1つの動詞として機能するもの』です。

「deal with 〜」や「look forward to 〜」などですね。

群動詞は複数の単語ですが、1つの「他動詞」や「自動詞」として機能するんですね。

自動詞として例は
・turn up(現れる)
・break down(故障する)
・run away(逃げる)
などです。

そして今回話題になっている「call for 〜」は他動詞として機能する群動詞です。

「call for〜」が1つの他動詞として使うことから、

上の書き換えのように受動態を取ることができるということですね。

まぁ言われてみれば、

「laugh at 〜」は受動態にして「be laughed at by 」と普通に使いますよね。

Everyone laughed at me.

→I was laughed at by everyone.

のように。

英文法事項って経験則として身につけるのはすごく大切です。

感覚として身に付いていないと使いこなせないのと同じですので。

しかしながら、ふと不慣れな単語に出会った時、このように体系的に知識を整理しておいてやると、ゲシュタルト崩壊が起こったときに立て直すことができますよね!

と、ここで話が終わるかと思いきや、また疑問が出たんですね。

「go to 〜」は受動態にならない問題

先程の例から「laugh at 〜」は受動態にすることができるということでしたが、同じ用に[動詞+前置詞]の構造をしている「go to 〜」は受動態にならないなーと。

「go to 〜」が受動態にならない理由をいろいろ調べてみました。

「S go to 〜」はSVM

まず、「laugh at 〜」が群動詞であるのに対し、

「go to 〜」は動詞+副詞句(go + to 〜)のSVM形であるということです。

群動詞ではなく、自動詞に副詞句がくっついただけの形。

だから、1つの他動詞として扱うことができず、受動態を取ることができないという考えです。

「go to 〜」は句動詞ではなかったみたいなんですね。

受動態を取らない他動詞

ここで、「受動態」というものに注目してみたいと思います。

受動態自体は中学か高校で習う超基本文法事項ですよね。

しかし、その時より一歩踏み込んで考えてみたいと思います。

というのも、

『そもそも全ての他動詞が受動態を取るわけではない』んですね。

有名なのは「resemble(似ている)」ですね。

Tom resembles his father. トムは父親に似ている.

この文章を受動態にして、

✕ His father is resemble by Tom.

のようにはならないということです。

その他にもhave / approach / become / cost / enter / reach などは、一般的に受動態を取らない動詞とされています(文脈的に受動態を取る時はあるみたいです。)

なんでか?ということですが、

受動態とは「受け身」と言われるぐらいで、

受動態を取る動詞は「目的語に動作が及んでいる」んです。

そのような場合以外は、受動態にできないというルールがあるようです。

その動詞の動作の結果、「何かしらの影響が及ぶ」という意味をもつ動詞が受動態になるということです。

ですから、文脈から受動態になったり、受動態にならなかったりするわけですね。

 

知識と経験

英語学習では「知識派」と「経験派」に分かれがちですよね。

知識派は座学メインで英語を学び、文法知識や単語をより多く知っていて、留学経験等は特にないといった感じです。

経験派は「習うより慣れろ」のようにまず海外に行ったり、ネイティブや外国人の人に話しかけたりと、実践の中から英語を学ぶことを重視している人って感じですかね。

この2つの派閥でよく論争していますよね。

知識派は、経験派は間違った文法の英語を話していると主張し

経験派は、知識は話せないやん。発音下手くそやん。コミュニケーション取れてへんやん。と主張する。

みたいに。

日本で勉強しているとどうしても知識派になりがちですが、

最近は留学がお手軽になってきたこともあり、経験派の勢力が大きくなってきているという印象ですよね。

僕自身、知識と経験のどちらが大事かと考えているかと言うと、

「両方大事」やと思います。

両方大事やけど、

究極どちらかを言わないといけないとなると、『やっぱりどっちも大事』なんですね。

僕はよく友達と、めっちゃテキトーに「ネイティブ超えたくない?」と言っています。

めちゃくちゃテキトーに真剣に言っています。

別に、ネイティブと競争しているというわけではなく、

自分を高めるのに、そーゆーところを目指したくない?という意識の問題です。

だから英語学習の1つの目標とするレベルが「ネイティブ超え」というものを掲げているわけです。

そんな「ネイティブ超え」を果たすためには「知識も経験もどっちも大事やろ」ということであり、そんな派閥を新しく作りたいと思っていますw

「別に知識派も経験派も否定せんけど、僕はどっちも大事にしている派」ですね。

だから僕は、英文科や言語学に興味がないにもかかわらず、英文法について思考を巡らせたりしているというわけですね。

言語学というようなところまではやってませんがw

まぁこんな話が好きというのももちろん一因ですね。

というわけで、話が落ち着いてきたところで今回の内容を終わりにしようと思います。

今回も最後までお読み頂き、有難うございました。

質問・感想はこちらまで!
→連絡先:okamoto0712s@gmail.com

The post 群動詞(句動詞)の受動態の作り方 〜そもそも受動態って何?〜 first appeared on ノマドブログ.

]]>
ゲシュタルトから考える英文法の勉強法【初級から中級】 https://okamoto712.com/gesutalt_grammar-3162.html Thu, 20 Dec 2018 06:00:11 +0000 http://okamoto712.com/?p=3162 いきなりですが 英文法は好きですか? 英語の好きな人の半分が好きと答え、英語の嫌いの人ほぼ100%が嫌い、と答えるのが「英文法」だと思います。 ちなみに、僕はわりと好きです。 「だろうな」と言われそうなくらい普通な解答で...

The post ゲシュタルトから考える英文法の勉強法【初級から中級】 first appeared on ノマドブログ.

]]>
いきなりですが

英文法は好きですか?

英語の好きな人の半分が好きと答え、英語の嫌いの人ほぼ100%が嫌い、と答えるのが「英文法」だと思います。

ちなみに、僕はわりと好きです。

「だろうな」と言われそうなくらい普通な解答ですが、僕も最初から好きだったわけではなく、

英文法ができるようになったから好きになったんですね。

勉強全般に言えることだと思いますが、楽しさが分かるのって、理解できることが増えてきて初めて分かるってところがありますよね。

逆に、わからないことだらけな状態で、好きになるのは難しいですよね。

だから、英文法を好きになるには、英文法に詳しくなることが有効なんだと思います。

というわけで、これから英文法を好きになろうという人のために、今回は英文法の学ぶコツを書いていきたいと思います。

英文法は柔軟

英文法ってなんかガチガチなイメージがありますよね?

このルールに従いなさいってことだからまぁ固いところはあるんですが、

でも、英文法に対する本当の考え方は間逆なんです。

フニャフニャなんです。『柔軟』なんですね。

 

格闘技の「型」ってありますよね?ちょうどそれと同じイメージです。

格闘技の型も英文法と同じでガチガチに固められたものというイメージがありますが、実はめっちゃ柔軟です。

基本構えはどこから攻撃されても対処しやすいようになっていますし、そこから攻撃に転じやすくなっているものなんです。柔軟に対応できるように考えられているのが「型」なんです。

『守破離』なんて言葉がありますが、これは「型」をマスターしたからここからは「型」とは全く違うことをしていくということではなく、その型を元に自分の形と統合していくという作業なんです。

この作業は「型」の抽象度を上げる作業です。だから、抽象度を上げることができるレベルに達することができた人だけが「守破離」できるということです。

さらっと抽象度という言葉が出てきましたが、「はじめましてだ!」という人はこちらの記事をお読み下さい。

 

このように型というものは抽象度が高いものだということでしたが、英文法も同じなんですね。

英文法も柔軟で、抽象度が高いもんなんです。

しかしながら、学校教育でガチガチにやっていくというイメージが持たれるため、なんとなく固いイメージがついてしまってるんですね。

英文法の本質はゲシュタルト

英文法の本質は「ゲシュタルト」なんですね。

僕のブログではすっかりおなじみとなった「ゲシュタルト」ですね。

ゲシュタルトは、抽象度の高いところで統合物となり、1つとして意味を成すものです。

例えば、「家族」は母、父、兄、妹…の集まりですよね?

では「家族」って存在しているでしょうか?

家族は確かに存在していますが、よくよく考えてみれば母や父、子のような個々が集まったものであり、これが家族だ!とさせるものではなく、集まりそのもののことです。

つまり、全体を部分の集まりとしてみるのではなく、全体として意味をなすことをゲシュタルトと言います。

ゲシュタルトに関してはこちらの記事に詳しく書いています。

鋼の錬金術師から読み解く『英語のゲシュタルト』の作り方

2016年12月18日

そして、英文法に話を戻しますが、そして、英文法は「英文のゲシュタルト」なんですね。

一文一文の共通を拾い、統合したものが英文法になるというわけです。

つまり、英文法を学ぶということは英文のゲシュタルトを作ることなんです。

そして、ゲシュタルトは抽象度の高い所で1つの意味をなすものでした。

つまり、英文法を学ぶヒントは「高い抽象度で捉える」ということになるかと思います。

高い抽象度で英文法を学ぶ

では、実際に何個か例をみてながら、高い抽象度で英文法を学ぶことについて考えてみたいと思います。

新旧情報による英文の流れ

まず英文には流れがあります。

それは

英文は「旧情報」から「新情報」に流れる

というものです。

旧情報とは、『話し手と聞き手にとって既知なもの。話の中で既に出てきており、受け手が「これのことか」と認識できるもの』になります。

そして、逆に

新情報は『話し手が聞き手に初めて伝えること。話の中で初めて話題に出るもの』となります。

このような旧情報と新情報ですが、基本的には、

聞き手が分かっている旧情報から入り、知らない新情報で終わる、という流れが自然なものになります。

旧情報→新情報

「SVOO」と「SVO to O」の違い

では、先程の新旧情報の考えを踏まえ、SVOOの第4文系とその書き換えについて考えてみたいと思います。

中学校の英文法では

① give + 人 + 物

② give + 物 + to 人

が同じ内容のもの、として習いますよね。「書き換えなさい」なんて問題は死ぬほど解いてきたのかと思います。

しかし、先程の新旧情報の話を考えると、この2文の「ニュアンスの違い」は分かるかと思います。

新情報は文の後半に出てくる、ということでしたよね?

つまり、①の文では、新情報が「物」として扱われているものに対し、②の文では新情報は「人」となっているのです。

だから、目的語の人が代名詞である場合、「give」を使うときは基本的に①の文を使うって習いませんでしたか?

これは代名詞が基本的には「旧情報」だからです。

たとえば、him(彼)という言葉を使うからには、him(彼)が誰なのかお互いが既に認識できているはずですよね?

『I gave him a watch.』と言われたのに、

聞き手が『himって誰だろう?』と思っているのであれば、話し手は会話が下手すぎますw

代名詞は基本的には「旧情報」なんです。ということで、代名詞は新情報が来る文末ではなく、できるだけ先にくるようgiveの直後に配置することになります。

そして、giveした「物」がこの場合の「新情報」として相手に伝えることとなるわけです。

There is/are構文

もう1つ新旧情報の観点から「〜があります」という表現をみてみますね。

There is/are + 物 (物があります。)

という表現です。

この文って主語のような扱いを受ける「物」が文の後半に来ますよね?

つまり、there is/areの文って、新情報としてものが「ものが存在する」ということを伝えたい時に使う表現なんです。

だから、基本的には不定冠詞の名詞がきますよね?不定冠詞の名詞はほとんどが新情報だからです。

そして、there is/areの文の『物』の部分に入らないとされている「固有名詞」だって文脈によっては入ることがあります。

例えば、ある人が急に病欠で来れなくなり、代役を探さないといけなくなりました。

「あー、誰かおらへんかなー」と考えていいると、その場の1人が『あ!メアリーがおるやん!』と言いました。

この時、『There is Mary!』となり得るわけです。

これは、メアリーがこの場における『新情報』だから、と考える事ができますね!

このように、There is/are構文を新情報を提示する文と考えるとそれまで単独で持っていた知識が繋がり、ゲシュタルトが作られていきませんか?

高い抽象度で英文法を学び、ゲシュタルトを作っていく

学校で習う英文法ってそれぞれの単元をバラバラの知識かのように学ぶことがあります。

ひどい場合ですと、1文1文を暗記することに重きを置いている先生もいます。

もちろん、暗記は必要です。

めちゃくちゃ必要ですが、暗記するにしても闇雲に覚えるのではゲシュタルトの形成は難しいですよね。

しかし、上の話のように、関係のないと思われていた知識でも抽象度の高いところでは繋がっていますよね。つまり、できるだけ高い抽象度で英文法を捉えてやることで、ゲシュタルトの形成を促すことができるということです。

統合できる知識は統合していくというのが、英文法の学び方なのかなと僕は思っています。

そして、この流れは最近は主流になってきたのかなという印象です。

例えば、関先生のこちらの参考書では英文法を高い視点から捉えられている良書だと思います。
(網羅性は低いため、この1冊だけでは英文法の知識としては不十分ですが、読んでおきたい1冊です)

読みやすいので、すぐに2.3周読むことができる参考書ですね。

まぁ、しかし、この本に全て載っているわけではないし、僕自信も全てを把握しているとは思っていません。

ここで僕が言いたかったことは、

英文法を学ぶということは英文のゲシュタルトを自分の中に作っていくということだから、ゲシュタルトを意識して高い視点で英文(法)を学ぶ姿勢を持つことが大事!

ということです。

人間はもともと『ゲシュタルトを構築する能力』を持っていると言われています。

まぁ言われてみれば、当たり前ですよね。

知識で統合しゲシュタルト作り、思考できるのですから。

だから英文を暗記しているだけでも自分の中で徐々にゲシュタルトが形成されていくものです。しかしながら、ただ単に英文を暗記しているだけでは非効率ですよね。

だから高い視点(高い抽象度)で捉える癖を付けておこうということです。

これは武井壮さんがスポーツを高い抽象度で捉えていた話と同じですね。

武井壮さんの話はこちらから

はい、というわけで、

今回は英文法をゲシュタルトという観点から考え、学んでみるというお話でした。

学校で英文法が面白くないというイメージが付いてしまっているかもしれませんが、少しでもそのイメージが払拭できていれば嬉しいですね。

先にも述べましたが、結局身に付けてしまえば英文法も可愛く思えてきます。やると決めた時に一気にやってしまうというのが「1つの手」ですよね。

ということで、今回も最後までお読み頂き、有難うございました。

この記事がおもしろいと思った方におすすめなのが、

英語も、ビジネスも、人生も、結局全部ゲシュタルト。

2018年12月20日

質問・感想はこちらまで!
→連絡先:okamoto0712s@gmail.com

The post ゲシュタルトから考える英文法の勉強法【初級から中級】 first appeared on ノマドブログ.

]]>