コラム的なやつ

1ページから始めるコンテンツマーケティングストラテジー【初心者必見】

本記事で紹介するのは、コンテンツマーケティングに限ったことではなく、方針が必要なすべての戦略に役立つちょっとしたテクニックです。

僕自身、戦略を立てる時はいつも実践していることなので、それをコンテンツマーケティングに落とし込んで説明していた「Simplify Your Content Marketing Strategy with a One-Page Plan」を抜粋し、少しオリジナルを加えながら、紹介します。

それでは「今回紹介するテクニックが何なのか?」と言うと

1ページに概略(流れ)をまとめる

というものです。

1ページプラン戦略は以下のように役立ちます。

  • コンテンツマーケティング戦略を明確にする
  • 幹部やクライアントからより強力なバイインをより迅速に獲得
  • コンテンツ制作者を戦略的に調整する

1ページから始めるコンテンツマーケティング

1ページから始めるコンテンツマーケティング

1ページ内でコンテンツマーケティング戦略を企てるポイントは「1年以内に達成する必要がある目標に焦点を当てる」です。

もちろん、その目標はビジネスによって異なります。

  • ビジネスの成長戦略
  • 収益成長目標(昨年のパーセントまたはドルの数字)
  • 利益目標(例:昨年の1株当たりのパーセントまたは金額)
  • 成長の達成方法(新製品の発売、既存顧客へのアドオン販売、新規市場、買収、新規顧客、市場シェアの増加など)
  • 組織の成長にとって重要なその他の要因または基準

これらの数値や基準がマーケティングにとっていかに重要であるかを考えると、マーケターは正確なビジネス目標を必ず設定しておく必要がありそうです。

ビジネス初期は、以下のような内容に注目し、プランを立てます。

1. 目的:来年、会社はどのような定性的な結果を達成する必要がありますか?
2. 目標:目標に向けた進捗状況を定量的に測定できていますか?

次に、中堅レベルのマーケティング、セールス、製品のリーダーと協力して、コンテンツマーケティング計画を簡略化し作成します。

コンテンツマーケティングが「会社が目標を達成するのにどのように役立つか?」

コンテンツマーケティングが役立つアイデアと役立たないアイデアがあります。コンテンツマーケティングが役立ちものは以下のようなものです。

3. 戦略:来年中にコンテンツマーケティングは、ビジネスの「質」に関して何を提供しますか? (例:新製品の紹介、認知度の向上、ソリューションの差別化の劇的な実現、より良い顧客体験の作成、社会的証明の提供)
4. 指標・メトリックス:コンテンツマーケティング戦略の達成度をどのように測定しますか?(例:一定の認知度増加率、ターゲットとなる見込み客への到達率、見込み客から販売パイプラインに一定の金額を寄付、一定の収益)

マーケティング戦略を立てる上で「収益目標」から目を背けてはいけません。

いくら認知度が上がろうと、ブログの訪問数が増えようと、収益に繋がらない場合はふつうにやる気がなくなります。そして、結果的に辞めてしまって(破産)、個人のノマドは「再就職でもしようかな」という気持ちになってきます。

これは、個人ノマドワーカー取るべき戦略として、ノマド初期は「水平展開」に力を入れるのではなく、「垂直展開」に焦点を当てるという話にも繋がります。

達成すべき定量化されたゴールを持つことでやる気が出ますが、ノルマはすべてのコンテンツマーケティング活動に明確な「終点」と「価値」をもたらします。

販売パイプライン、顧客獲得、および収益を測定しましょう。これらは、幹部が本当に気にする指標です。

 

1ページのコンテンツマーケティング戦略をチームで共有する

1ページのコンテンツマーケティング戦略をチームで共有する

個人のノマドワーカーも方針を見失わないように1ページの簡略化したマーケティング戦略は役立ちますが、最近は数人のチームのノマドも流行っています。

もし数人のチームで役割分担をしている場合は、ぜひチームでこの1ページ戦略を作成し、共有することで、コンテンツ作成者によるばらつきを抑えることができます。

社内やチームの人間だけでなく、フリーランサー、レポーター、ライター、デジタル、およびソーシャルメディアの専門家など1つのビジネスに関わる全ての人が、同じコンテンツマーケティング戦略に取り組む必要があります。

1ページの戦略は分厚い計画書よりも、日常的に使用することができ、余裕で役立つというメリットもあります。

 

1ページコンテンツマーケティングの「テンプレート」

1ページコンテンツマーケティングの「テンプレート」

Content Makething Instituteは、コンテンツマーケティング戦略のテンプレートを提示してくれています。

これらにより『どこに注目すればよいか』が分かりますので、参考にして自分独自の戦略を立ててみてください。

コンテンツマーケティング1ページプラン

Objectives:

  1. Increase revenue from product X over the next 12 months
  2. Position this disruptive new product as a viable alternative to (competitor’s product)

Goals:

  1. Increase revenue by X% to X% in 2017
  2. Build buyer awareness to XX%

Strategy:

  1. Become the best source of information on (customer problem or product category)
  2. Deliver useful information and thought-provoking insights
  3. Educate buyers on:
  • How to address key technology and business challenges
  • How to generate revenue, reduce expenses, and improve user experiences

Metrics:

  1. Increase website traffic +XX% year over year
  2. Convert XX% of website users (You may track soft conversions and/or hard conversions.)
  3. Add to the sales pipeline XXXX marketing-qualified leads per year, including $YY million in potential deals
  4. Generate revenue of $X million

Who we serve: Capsule version of buyer personas

What’s in it for buyers? Ideas to further buyers’ careers and their companies’ success

Topics: List topics where the company seeks to position its helpful content.

Serving sizes & frequencies

Time (to get message across) Words             Media

7 seconds                                23                    Headline, tweet, sound bite, cartoon (daily)

2 minutes                               400                  Web page, blog, news release, video, infographic (2X/week)

5 minutes                               1,000               Magazine article, contributed articles, long video (monthly)

20+ minutes                          4,000+           White paper, application note, e-book, speech, webinar (quarterly)

Calls to action

Soft: Watch a video; read blog, magazine article, or white paper

Hard: Enter demand funnel – read a gated white paper, sign up for a webinar, qualify at a trade show or event

 

本記事は「Simplify Your Content Marketing Strategy with a One-Page Plan」をもとにokamotoの考察や経験を踏まえ、解説・作成した内容です。