コラム的なやつ

言語化の力の使い方〜3パターン〜

・年末に今年一年を振り返る。

・年始に新年の抱負を述べる。

ということを、ここ最近の記事でしよう!ってことを言いましたが、

「はいはい、ありふれたことを言ってくるなぁ。」

と感じたんじゃないかと思います。

しかし、ありふれたことが大嫌いな僕がなぜこのようなことをお勧めしたのかというと、

『言語化の力』を利用しようやって言いたいかったからです。

自分のやりたいことを言語化し、人に伝えることがいかに自分の行動に影響を及ぼすのか?

今回はそのような『言語化の力』を紹介したいと思います。

と言っても『言語化の力』もあり触れてるやんって思うかもしれません。

世の中には、言葉の力を利用しようって方法論がたくさんありますもんね。

  • 毎日、ノートに自分の夢に書く。
  • 鏡の自分に向かって語り尽くす。
  • 寝る前と起きた時に、理想の自分をイメージする。

などなど、有名どころがたくさんあります。

ここらへんの方法論も、理屈がわかれば、方法はどれでもいいわけですね。

なので、この記事では、どちらかというと、

方法論というよりは、理屈の方に焦点を当てることができれば、と思います。

では、今回紹介します『言葉の力』は、

アファーメーション

パブリック コミットメント(一貫性)

場を作る(自分の見られ方で自分が変わる)

の3つを紹介します

1. アファーメーション

これは、例に挙げた3つが当てはまります。

自分の夢やゴールを言語化し、それらに臨場感を与え、自分のスコトーマを外し、自然とゴールに進んでいく。

っていうやつです。

スコトーマとは、心理的盲点のことです。

盲点は、目の網膜の視神経が集まった部分で、

そこに映ったものは、見えず、認識できません。

それが、心理的に働くものがスコトーマというものです。

簡単にいうと、『目に映っている(写りすらしない時も)のに、認識できていない。』ということです。

メンタリストのDaiGoが、毎日ノートに自分の夢を描き続けると、

本屋に行って、目に止まるの本が変わってくるということをテレビで言っているのを見たことがありますが、

それは、毎日ノートに自分の夢を描くことで、

自分の潜在意識に夢を刷り込み、

スコトーマを外し、それまで認識していなかったものが認識できる

という原理です。

それまでは、見えていなかった道筋が開けるって感じですね。

言語化の仕方は、自分のやりやすいやり方、長続きするやり方がいいと思います。

  • お風呂の中で、毎日自分の夢を口に出す。(42度以上で人は交感神経が優勢になるので、お風呂の中は有力)
  • 鏡の自分の自分はこーゆー人間だと語る。
  • ノートに毎日たくさん書く。

など、が有名ですね。

アファメーションは、有名なコーチングなんですが、

詳しくは、この2冊がすごくわかりやすいので、興味のある人はぜひ読んでみてください。

ちなみに、このコーチングはタイガーウッズとかにも使われていて結構有名なんですね。


 

2. パブリック コミットメント(一貫性)

人は、”一貫性” を求める生き物です。

一貫性とは、自分の立場を一度明確にすると、その立場を守ろうとする行動を取ってしまう

ということです。

例えば、入社式の時に、理想とする社員像を語り、忍耐力を持って、粘り強く、またリーダーシップを発揮できる社員になりたいとみんなの前で発表します。

それにより、自分の会社での立場を明確になるので、

その人は、必要以上に、自分の抱えた理想像を追いかけるというものです。

一貫性を守ろうとするのがコミットメントであり、

みんなの前で、それを発表するのが、パブリック コミットメントです。

これには、良い面も悪い面もありますが、

新年の抱負をみんなの前で述べるということについては、

全く問題がないので大丈夫でしょう。

人がどのようなことから影響を受けるか?

その6つの影響力のうちの1つがこの”コミットメント”があります。

詳しく知りたい人は、この1冊目の本がめちゃお勧めです。

心理学に興味のある人ならこのシリーズを知っている人も多いハズ。

メンタリストDaiGoお墨付きの本ですね。

2冊目は、個人的に好きな本です。


3. 場を作る(自分の見られ方で自分が変わる)

はい、これも心理学で言われていることの1つなんですが、

人は、見られているようになっていく。

ということです。

どういうことかというと、

例えば、相手に自分に好意を持ってほしい時は、

あたかも相手が自分に好意を持っていると思って相手に接するのです。

そうすることで、相手は、自分に好意を持つ方向に進みやすい。

ということが報告されています。

残念ながら、実験についての詳細(大学名、教授名)は忘れてしましたw

簡単に言うと、

その人がある行動しやすくなる『場』が作られたわけです。

これを逆手に取って、

自分のゴールややりたいことを人に言いまくります。

そうすると、相手の中て、

「あぁ、この人はこーゆーことをする人なんだ!」

という認識が出来上がると、

その場ができて、自分がそのような行動を自然と取ってしまう

ということです。

だから、なりたい自分をあたかも今の自分のように相手に伝えておくことで、

相手の中で先にそのような自分を作ってしまいます。

そのような認識を持った人と接している時の自分は、自然とその理想な自分へと近づいていきます。

そういう仕組みです。

自分に逃げ場をなくす、という点でも僕はこれを結構利用したりしますw

はい、これが3つ目の『場』を作るということです。

 

以上、この3つが今回紹介する『言語化の力』です。

どうでしたか?

このような話を聞くと、言語化の力も侮れないと思ってきませんか?

そして、年末の振り返りや新年の抱負というものをあながちバカにはできないと

実感してもらえたのではないでしょうか。