「日本が世界に誇る文化」と言われるようになったマンガやアニメ。
なかでも、マンガは今でも読んでいるという大人の方も多いと思います。
そんなマンガですが、
娯楽として楽しいものであるだけでなく、英語学習にもめっちゃ有用なんですね。
今回は英語学習における『マンガの有用性』についてまとめてみました!
マンガが英語学習に適しているポイント
![マンガが英語学習に適しているポイント](https://okamoto712.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
マンガが英語学習に有用な点をざっと下にまとめてました。
- 高い臨場感
- コンテクストが分かる
- 多読しやすい
- 表現が使われている場面の印象が残りやすい
マンガにおける英語学習には、
これらの利点があるわけですが、簡単に1つずつ確認していきたいと思います。
高い臨場感
まずはじめに、教科書などに比べ、漫画のストーリーにのめり込むことができるため、
高い臨場感を持って英語を読むことができます。
「臨場感ってなんやねん?」
って感じですが、
臨場感は、情報空間にリアリティを感じている状態
のことです。
余計意味不明な気もしますが、現実を忘れ、飲める込んでいる状態と思って貰えればと思います。
詳しくはこちらの記事にて[kanren postid=527]
んで、高い臨場感を持つと何が良いのか?と言うことですが、
シンプルに、学習効率が上がります。
基本的に、学習している時は「情報空間に高い臨場感」を持っています。(変性意識とも言いますね)
例えば、机に座って教科書を読んでいる時に、
机に座っている自分に臨場感が高いと教科書の内容に集中できていないということになります。
だから、机の上のスマホに注意が逸れたり、部屋の掃除を始めたりするんですね。
つまり、臨場感が高い状態とは、内容に集中できており、情報を効率的に吸収できている
ということができます。
ちなみに、時間を忘れて集中している状態は「フロー」と呼ばれていて、この状態をいかに保つのか、そしてフローの意義とは?についてまとめられた本が『フロー体験 喜びの現象学』になります。著者であるM. チクセントミハイ氏はクレモント大学院の教授で、かつて「TED talks」にも出ているので、このスピーチと著書はスーパーお勧めなので、ぜひお試しください。TED talks : Flow, the secret to hapiness
話がそれてしまいましたが、まとめますと
効率的に学習するには臨場感を高くもつことが必要で、マンガは高い臨場感を保ち、読むことができる
ということです。
コンテクストが分かる
コンテクストは「前後関係・文脈」という意味ですが、
簡単にいうと、
『その単語や表現が発話された状況』って感じです。
かつて、記事にも書きましたが、
単語や表現の意味はそれ自体にあるのではなく、発話されたコンテクストにある
ということです。
詳細はこちらの記事。[kanren postid=1004]
つまり、語彙・表現を増やしていく上でコンテクストがかなり大事になってくるわけですが、
もちろん、マンガはめちゃくちゃコンテクストが分かりやすいですよね。
文章だけでなく、絵が付いていて、しかも日本のマンガはかなり表情豊かです。
話者の微妙な表情まで描写してくれることから、コンテクストを掴むのが簡単になっているわけです。
以上のことから、マンガはコンテクストという点からも有用なツールなんですね。
多読しやすい
英語学習のおいて『多読』というのは「王道の学習方法」になるわけですが、
多読はなかなかハードな学習法に位置づけられ、
読むのが好きという人でないと挫折すると言われがちなわけですが、
いわずもがな、マンガならその多読が用意にできてしまうわけです。
自然とストーリーの続きが気になりますので。
表現が使われている場面の印象が残りやすい
最後にですが、臨場感とコンテクストの内容と被るところはありますが、
やっぱり、マンガのシーンって印象に残りやすいですよね?
この印象に残るというのがめっちゃ大事やと思っていて、
たとえば、下の教科書とマンガの場面って両方共登場人物が眠い状況を表しています。
教科書では無機質な場面ですが、マンガではその状況を印象的に描くことで筆者の努力も描写できています。
【教科書】
【マンガ】
![](https://okamoto712.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
![](https://okamoto712.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
この違いを描写の違いをみれば、どちらが英語の勉強として有益かは一目瞭然ですね。
マンガを選ぶポイント
![マンガを選ぶポイント](https://okamoto712.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
ここまでは、いかにマンガが英語学習に有益かについて熱く語ってきたわけですが、
英語を学ぶのに、どのようなマンガを選べばよいかまとめておきます。
英語学習のためのマンガを選ぶポイントは
- 非現実過ぎない
- 会話が多いもの
- おもろい・興味がある(これが再優先事項であり、他の2つの理由を覆しうる)
の3点です。
非現実過ぎない(魔法、技名意味不明)
これは多読でも同じですが、『現実世界とかけ離れているものは選ばない』ということです。
それは、魔法や技名、世界観、設定などで意味不明な英語が多数出てくると、躓く可能性があるからですね。
よく言われているのが、
ハリーポッターを読んでいて、
「この単語どういう意味だろう?」と悩んでいると魔法の呪文だった。
というやつですね。
それと同様に、なるべく現実的なストーリーを選ぶ方が実用的な英語を学ぶことができます。
会話が多いもの
スポーツ系のマンガに多いのが『会話がない』というものです。
テニスの王子様なんかは試合のシーンでまったく会話がないため、単行本一冊を一瞬で読み終わっていた記憶があります。
当たり前ですが、なるべく会話が多いものを選んだ方が勉強になりますよね。
おもろい・興味がある(これが再優先事項であり、他の2つの理由を覆しうる)
最後に当たり前ですが、
いくら英語学習に適したマンガであるからといって
自分が面白いと思えるものじゃないと意味がありません。
この点を加味すると、上記2点は覆される可能性もありますよね。
どうしても魔法が出てくるマンガが好きなんだ!
という人はそれを読みましょ!そうゆうことです。
英語学習におすすめなマンガ
![](https://okamoto712.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
最後にですが、特に好きなマンガが見つからなさそうという人のために
僕が英語学習におすすめしているマンガを紹介して、終わりにしたいと思います。
僕が圧倒的におすすめしているのは『バクマン。』です。
「バクマン。」は高い画力を持った真城最高と文才と発想に長けた秀才である高木秋人を主人公とし、二人の少年がコンビを組んで漫画家を目指していく道のり・その活動を描くお話です。
先程、登場したマンガの絵もバクマン。のものです。
このマンガはさっき書いたマンガを選ぶポイントを3つとも満たしています。
漫画家になる話をめちゃくちゃリアルに描いてることもあり『現実性◎』
ストーリーの展開上、会話がかなりキーポイントとなることから『会話量◎』
原作が『DEATH NOTE』の作者である大場つぐみ先生ということで安定・安心の『おもしろさ◎』
です。
というわけで、
「英語学習でマンガを試したいが、何を読んだらいいんだろう?」
という方はぜひとも「バクマン。」をお試し頂ければと思います❗