コラム的なやつ

「人間は棺桶リストを消化するために生きているに過ぎない」

こんにちは。okamotoです。

前回は『自分のライフスタイルのない個人は滅んでいく。』というお話と、

会社員が脱ラットレースするためのおすすめ映画を紹介しました。

→『会社員が地獄の “ラットレース人生” から抜け出す方法』

 

で!!!

『最高の人生の見つけ方』はいかかだったでしょうか?

・感動するラストだった!
・最後の怒涛の伏線回収がすごかった!
・モーガン・フリーマンが渋すぎた!

など、いろんな感想があるかとは思います。

 

※まだ見ていないという方は、ぜひ今晩見てもらってから今回の内容を読んでくださいー。

 

ということで、前回も話しましたが、

この映画で超重要なキーワードになるのが『棺桶リスト(The bucket list)』なわけです。

まぁ簡単に言っちゃえば、

『死ぬまでにやりたいことリスト』

になるわけですよね。

 

主人公である2人のおじいちゃんが病気となり、ともに “余命半年” の宣告を受けたことをきっかけに一緒に作った『棺桶リスト』を達成していくという内容。

シナリオ自体はめっちゃ普通ですw

棺桶リストの中身はこんな感じです↓

【棺桶リスト】

  • 見ず知らずの人に救いの手を差し伸べる
  • 泣くほど大笑いする
  • 荘厳な景色を見る
  • マスタングを運転する
  • スカイダイビングする
  • 世界一の美女にキスする
  • タトゥーを入れる
  • ピラミッドを見る
  • 万里の長城をバイクで走る
  • (ライオンを狩る)←消された
  •  香港に行く
  • 娘に会う(最後に追加される)

漏れてるやつもあるかもですがw

 

棺桶リストの中身を見てみて、

いかがですか??

何か気づくことは有りませんか?

 

実際、中身としてはそんなに珍しい内容ではありませんよね?

子供が何も考えずに作っても同じような内容ができそうですw

 

ですが、

よくよく見てみると、

面白いことに気づきます。

それっていうのが棺桶リストに書かれていること全てが『経験』ということです。

 

人間は死を覚悟すると経験にお金を使うようになるんです。

例えばうちの親もそうでした。

超倹約家だった母親は、

70歳を過ぎたあたりで、

これまでいろいろ我慢してきたし、

「何か美味しいものを食べに行きたい。」

と言うようになりました。

子育ても終わり、
時間もお金もある程度余裕ができ、
年齢的にもおばあさんになったと自覚した時、

別にブランド物や宝石、アクセサリーなんて欲しいと1ミリも思わないんです。

  • 行ってみたかったところに行く
  • 愛犬と楽しめる場所に一緒にいく
  • 美味しいものを食べて帰ってくる

人間は「死」を意識すると「経験」にお金を使うんです。

もちろん、時間も。

 

僕の愛読書である『DIE WITH ZERO』にも、

人生で一番大切な仕事は「思い出づくり」

という言葉があります。

ちなみにこの本を読んでから僕もこの考えを採用しています。

(それまでは「人生は死ぬまでの暇つぶし」と言ってましたw)

 

物は天国に持っていくことはできません。

でもワンチャン「思い出」なら . . . w

 

抽象的なものだし、死後に情報空間が広がっていればいけそう。

とか、妄想していても意味はありませんが、

でもたとえ天国に「思い出」を持っていくことができなかったとしても、

僕らは「思い出づくり(=経験)」にお金も、時間も、使うべきです。

異論は認めません。

 

だってそれは、

歳を取って「死」と向き合った時、無意識的にそう思わせてくれるからです。

 

それっていうのは、

承認欲求や他人の価値観を排除した時、

願望として残るのは『経験』である、と言うことができます。

 

「もう歳やし、いつ死んでもおかしないから、やりたいことやろう!」

ちょうど映画の『棺桶リスト』のような考えを持ち始めるわけです。

 

でも、現実的な話を言うと、

歳を取ってそう思えたとしても、

多くの場合は体力的に厳しくなってます。

若い頃と比べると体の自由度も減っています。

 

昔、おばあちゃんも、

初めてハワイに行って帰ってきた時に、

飛行機の長距離移動が長くてシンドいからもう二度と行かない。

と言ってました。

その後、僕が大学生で初めてハワイに行った時、

最高すぎる!生きてる間にできるだけ多くハワイに来たい!

と思えましたw

 

僕の場合は極端ですが、

経験の価値は年齢で変動し、決して平等ではない。

ということです。

 

これは「思い出づくり」をするのに必ず抑えておきたいポイントです。

 

お金と時間に余裕ができた時というのは、

たいてい僕らは歳を取っていて体力が減っています。

 

だから今回の『最高の人生の見つけ方』についても、

「お金持ちだからできたんでしょ?」

と言う人がいますが、実は違います。

僕らはやろうと思った時に “体力がなくなっているから” 生きている間にできないんです。

それを彼らは “莫大なお金” でカバーしただけ。

 

つまり、僕らは、

体力のある今、すぐに『棺桶リスト』を実行し始めないといけないんです。

 

それに、ですが、

「あいつらはお金があったからできたんや!」

という考えはそもそもおかしいです。

だって、

スカイダイビングなんて数万円ですし、

エベレスト登頂だって調べれば500万〜1000万で登れるようです。

安くはないですが、それくらいの車に乗っている人は普通にいるってレベルです。

 

人生のうちでやりたいことができない理由はお金ではないということが簡単に分かります。

シンプルに優先順位がおかしいだけ。

もしくは、本当はやりたくないんです。

 

僕らが軽いノリで作る、

「死ぬまでにやりたいことリスト」って、

「やってみたいことリスト」もしくは「SNS映えしそうなことリスト」だったりします。

 

第三者から見て羨ましいと思われそうなことや、他人に自慢できそうなものを書いてしまいがちです。

他人の価値観を体現した「やりたいことリスト」を作っているんです。

 

そりゃぁ、生きてる間にやらないよね?

 

でも本来、棺桶リストは「死ぬまでに “やる” ことリスト」なんです。

やってみたい、ではなく。

 

死を意識すると、

自意識や承認欲求を排除されます。

その上で人間は経験にお金を使うようになる。

ということは既に話しました。

だから映画の2人はちゃんと実行してくことができたんです。

 

余命半年の命ということが分かったから。

そこには「自慢したい!」とか、「SNSのに載せたい!」みたいな欲望はありません。

純粋に死ぬまでにやりたいと思ったことをやっただけ。

 

でも現実問題、

僕らがやりたいことをやるのに、

余命が半年だろうが、
10年だろうが、
50年だろうが、
全く関係ありません。

そこに何の違いはありますか?

 

もし、

「あなたはあと10年で死にます」

と言われたとして、

「あ、じゃぁ、やりたいことやらない人生でええや。」

とはならないですよね?w

 

終わりを決められると、

「少ねっ!」と思うし、

「何を悠長なことをやっていたんだ。」

と後悔するし、

「もっとやりたいことに本気にならないと!」

と思うはず。

 

棺桶リストは死を意識するから機能します。

もっと言うと、

人間は死を意識すれば、自分がやりたいことが理解でき、そしてやろうと思える。

 

そう考えると、本来、人間は、

『棺桶リスト』をやるために生きてる。

ということになると思います。

 

人間の生きる目的は棺桶リストを消化することですし、

その臨場感で書くのが棺桶リストということ。

逆にその臨場感なく書かれた「死ぬまでにやってみたいことリスト」なんてまったくの無意味だってことです。

 

その違いを意識しておかないと、

自分の価値観を体現した生き方なんて無理だし、

・他人にすげえって思ってもらいたい。
・SNSに載せれることをしたいなぁ。

と思い続けた結果、

何もせずに歳だけを取ってしまうという状態になる。

 

そして、大切なことに気づいた頃には体力はなくなっており、

「経験」に「お金」と「時間」を使かって得られる思い出の数と質と量が減ってしまう。

 

僕らができることは、

今すぐ棺桶リストを消化していくこと。

そう思える、本気になれる棺桶リストをつくるべきだし、

棺桶リストを消化できる自分になるべきなんです。

 

はい。ということで、

今回は棺桶リストの基本的な内容を確認しました。

 

ここで話した事はまだまだ序の口ですが、

こんな感じで、

この映画の『棺桶リスト』には、

人生で大切にしなければいけない教訓がスーパー詰まっています。

 

しかも僕らノマドにとっては、

人生で自分のライフスタイルを確立する重要なヒントまでもが隠されているという。

 

あ、復習ですが、

自分のライフスタイルがないから情報発信ビジネスが確立できない、という話はもう大丈夫ですよね?

ぜひ、この視点も忘れずに次回の内容も読んでください。

 

ということで、

『棺桶リスト』については、

複数回に分けて解説していきたいと思います。

 

すべて終わる頃には、

・やる気が出ない
・エネルギーが上がらない
・活き活きと発信できない

みたいな抽象的な問題も解決するように書いていきます。

 

前にも言いましたが、

情報発信は相手ありきです。

憧れは活き活きしている人に抱きますし、

活動量がある人に信頼や共感も寄せるもんです。

そういうところもまるっと解決っていうことですね。

 

そんなパワフルな内容が続くので、

ぜひとも次回も楽しみにしておいてください。

それでは、また!

> > 続き『棺桶リスト』の解説はこちらから

 


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