「将来の夢は何ですか?」
子供の頃、めちゃくちゃ聞かれた質問です。
ちなみに、なんて答えていました?
パイロットとか、
宇宙飛行士とか、
ケーキ屋さんなどがありがちですよね。
最近だとYouTuberという世代の方もいるかもしれませんね。
ちなみに僕は「発明家」と答えていました。
何を発明すんねん?!って感じですがwww
なぜこんな話をするのか?と言うと、
子供の頃って、現状の自分から将来の夢を決めていなかったですよね?
たとえば、クラスで成績が中ぐらいだから「公務員」になろう!って決める小学生はいないわけです。
めっちゃテストの点数低いけど、宇宙飛行士とか答えていたわけです。
現状を無視して未来を決めるのが普通でした。
しかし、大人になるといかがでしょうか。
現状の自分の能力やスペック、経歴、実績などから、
この先の未来を決めようとしていませんか?
「あたりまえやろ。子供みたいに気楽に考えられるか!」
と思う人もいるかもしれません。
でも、実は子供の頃の考え方が、
人生的にも、物理的にも正しいという話をしたいと思います。
時間は「未来」から「過去」に流れる
![時間は「未来」から「過去」に流れる](https://okamoto712.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
「時間って、どこからどこに流れていますか?」
この質問に多くの人が「過去」から「未来」と答えると思います。
しかし、よく考えると
時間って「未来」から「過去」に流れています。
僕も最初これを聞いた時、
「は?」
って思いました。
分かりづらいので、
まずは『川』で考えてみましょう。
大自然の山奥で、澄んだ水が流れる綺麗な川の中に立っているとします。
ちょうど足首くらいまで水位があって、気持ちいいです。
さて、質問です。
「水はどこからどこに流れていますか?」
そうです。
上流から下流に向かって流れていますね!
上流から流れてきた水が自分に近づいてきて、
下流へと流れる水が自分から離れてきます。
【川の水】
(上流)
↓
自分
↓
(下流)
これを「時間」に置き換えて考えてみます。
「未来」から流れてきた時間が自分に近づき「今」になります。
「今」を過ぎた時間は「過去」に流れて自分から離れていきます。
つまり、時間は「未来」から「過去」に流れています。
【時間】
未来
↓
自分(今)
↓
過去
ちなみに、江戸時代の時計は秒針が動くのではなく、文字盤が動いていたそうです。
江戸時代の人の方が時間に対する認識は正しかったかもしれませんね。
自分の「未来」を「過去や現状」から考えない。
![自分の「未来」を「過去や現状」から考えない。](https://okamoto712.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
時間が未来から過去に流れているからなんやねんって感じですw
自分の夢やゴールは基本的に「未来」にあります。
実は、
自分の「未来」を考えるときに「過去や現状」から考える必要がないという事を、
大人になるにつれて忘れていくのです。
たとえば、学生の頃、
過去のテストの結果から進学先を決められるという経験をしませんでしたか?
しかも自分の志望とは無関係に。
もしくはテスト結果ありきに志望先を決めたり。
「過去」をベースに、自分の「未来」を決めるのが当たり前になってしますが、
余裕で間違ってます。
テスト結果から先生や親が自分の範疇で生徒の「未来」を決めたがっているだけ、
それがあなたの決定された未来であるはずがありません。
だって、あなたの未来はあなたにしか決めれないのだから。
川の例に戻ります。
上流から赤い玉が流れてきたとします。
その後しばらくして、青い玉が流れてきました。
ここで、青い玉が流れてきたのは、
その前に赤い玉が流れてきたと考える人はいませんよね?
しかし、実社会ではこのような思考が普通に行われています。
もちろん物理法則を無視した現象は起こりません。
今まで東京にいた人が次の瞬間にニューヨークにしたなんてことはありません。
(それでも時間が離散的というのは不思議ですよね。離散的とは連続ではないということです。)
ここで言いたいことは、
時間が「未来」から「過去」に流れているのに、必要以上に過去や現状に縛られて未来を決めなくてよい
ということです。
ちなみに、「時間が過去から未来に流れる」という認識が広く存在するのは、その方が社会として都合が良いからと言われいます。武士に生まれた人間は武士の地位で。農民に生まれた人は農民の地位で。過去が未来に継承するという思考の方が “ルールを決める側” にとっては好都合ということですね。昨日まで武士だったのに今日は商人になってた!?みたいになりたい人はいませんから。トランプの大富豪と似ていますね。
だから、もし現状の自分が何も持っていなかったとしても、
そこから延長線を引いて未来を考える必要はまったくありません。
(ちなみに、先述したような自分の過去から未来を決めつけてくる人のことを「ドリームキラー」なんて言われたりします。個人的にはあまり好きな言葉ではないですが)
僕自身、大学で薬学部に進学し、薬剤師コースをわざわざ蹴って研究者向けコースに進み、薬学の大学院に進学しましたが、研究職に付くことはなく、ノマドワーカーとしてマーケティングや情報発信をしています。
もちろんノマドワーカーになるために勉強をしました。
しかし、延長線上を進むのであれば、絶対研究職だったわけです。内定ももらっていましたし。
ただ、自己紹介にも書きましたが、
僕は将来「ハワイに住む」と決めたため、
延長線上の「研究者の世界線」を進むのを辞めたということです。
起業家の友人も大学を休学し、起業した瞬間の自由感はハンパなかったと言っています。
何をするかも決めまっていないのに先に会社を作った友人は、
(この時点でまぁまぁ意味不明ですがw)
東京から埼玉に本拠地を移し、とりあえず自転車を買って、無駄に走りまくったそうです。
そして、
「死ぬまで予定がない!」
と気づいたのです。
生まれてから物心がついて以降、
何かしらの予定はあったと思います。
幼稚園、小学校、習い事、
夏休みは自由でも、休みが終わればまた学校です。
人生で死ぬまで予定がない状態ってなかなかないですよね?
その状態になって、これからの人生は自分次第で何でもできるし、何にでもなれると体感したそうです。
未来を自分で決めてよい状態です。
ネットビジネスをしてもいいし、
宇宙飛行士になってもいいし、
ピアニストになってもいい
と本気で感じたそうです。
学校や会社という所属がなくなった瞬間、人生は自由になるということです。
それは学校や会社が「過去の自分の象徴」のような場所でもあるからかもしれませんね。
キングコング西野さんも定期的にきるようになったことを辞めるようにしていると、YouTubeで言っていましたが、それも過去に囚われないようにする良い方法だと思います。
別に会社や学校がダメだと言っているわけではなく、
未来を考える時、実はそれらを踏まえる必要がないということです。
だから、現状がどのような状況かは分かりませんが、
自分のビジネスを持ちたい。
人の役に立つ会社を作りたい。
やりたいライフスタイルがある。
これらの願望は実行に移しても良いのです。
その体感が持てれば、
人生を自由に展開できるんです。