コンテンツマーケティングを始める上でコンテンツを作成したり、戦略を立てたりするわけですが、
それらを実行に移す前にそもそも決めておくべきことがあります。
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コンテンツマーケティングの「ゴール設定」と「ミッション・ステートメント」

コンテンツ作成やコンテンツマーケティング戦略の前に決めておくべき大前提が2つあります。
それが
① ゴール設定
② ミッション・ステートメント
です。
ミッションステートメンとは
企業活動におけるミッション(mission)とは、企業と従業員が共有すべき価値観や果たすべき社会的使命などを意味します。従来の「経営理念」や「社是・社訓」がこれにあたりますが、そうした自社の根本原則をより具体化し、実際の行動に資する指針・方針として明文化したものを、とくに「ミッションステートメント」(mission statement)と呼びます。
この2つを明確にしておかないと、
コンテンツの作成やコンテンツマーケティングの評価を適切に行うことができなくなってしまいます。
ミッション・ステートメントは一般に企業で使われる用語ですが、個人がコンテンツマーケティングを行う上で非常に大事な概念になります。また、情報発信の上では「コンセプト」に近い考え方になります。
関連記事①:ホリエモン「英語の多動力」からみた情報発信におけるコンセプトの威力
関連記事②:情報発信を仕事にするなら絶対必要な『土俵』の作り方
コンテンツマーケティングの『ゴール設定』

全てのコンテンツを作る上で「ゴールの設定」が必要です。
逆に言うと
「書きたい記事を書く」
「呟きたいことをツイートする」
こーゆーのはコンテンツではない、ということになりますね。
コンテンツにおけるゴールは、マーケティング上ゴールであったり、ビジネス上のゴールであったりするわけですが、
全てのコンテンツに共通することは『自分のビジネスに役立つものである』ということです。
1つ1つのコンテンツに「どのような意味を持つのか」を意識してください。
コンテンツにおけるゴールは以下のようなものが考えられます。
○ ブランドの認知度を上げる
○ リストを集める
○ カスタマージャーニーに沿って見込み客を教育する
○ 販売促進や顧客維持
○ 顧客に宣伝してもらえるようになる
「このコンテンツはゴール達成にどのように寄与するか?」
と常に自問するよう習慣づけてください。
もし作成しようとしているコンテンツが上記のようなゴールに当てはまらないのであれば、おそらくそれは不要なコンテンツということですね。
『ミッション・ステートメント』の重要性

コンテンツマーケティングに関する有名な著書「エピックコンテンツマーケティング」内にも
「ミッション・ステートメントとは、その会社の存在意義である」
という言葉があります。
(もちろん、個人の場合は個人ビジネスの存在意義になるわけです。)
現在「エピックコンテンツマーケティング」はAmazonのKindle Unlimitedの読み放題に入っているので (本記事作成時現在)、Unlimited会員の人はぜひ一読してみてください。※ AmazonのKindle Unlimitedは月額980円で対象書籍が読み放題というAmazonのサービスです。
ミッション・ステートメントがあるからこそ、コンテンツの優先順位を付けれたり、ビジネスプランを立てれたりするわけですね。
「ミッション・ステートメントってわりと大事なんやな」ということが分かって頂いたところで、具体的に考えてみたいと思います。
ミッション・ステートメントでは、コンテンツマーケティングをうまく機能させるために以下の3点が考慮されていなければいけません。
- ターゲットの中心:あなたのコンテンツが最も役に立つ人物とは?
- 何を読み手に届けるか:コンテンツを通してどんな情報を提供するか?
- 読み手にどんな行動をとって欲しいか:あなたのコンテンツにより読者は何ができるようになるのか?
ミッションステートメントを考える上で
「全人類」が読者のターゲットになるような設定しては絶対にいけません!
これはコンテンツ自体が全人類に役立つものであっても、出来る限り具体的にターゲットの中心を設定し、そのターゲットについて死ぬほど理解されたものにする、ということです。
その結果、めちゃくちゃコアな読み手がターゲットの中心となるかもしれませんが、それでオッケーです。
コンテンツマーケティングのミッションステートメントの例

P&GのHomeMadeSimple.comというサイトのミッションステートメントは
- 核となるターゲット:忙しい母
- 読み手に届けられるもの:レシピ、刺激的なアイデア、斬新な収納術
- 読み手が得られる結果・行動:暮らしが良くなる
P&Gのサイトでは、上記の文章がコンテンツ作成者でシェアされており、これら3点に当てはまらないコンテンツは作成しないという方針が立てられているということです。
ミッション・ステートメントの例は「エピックコンテンツマーケティング」にたくさん挙げられています。また、ターゲットの設定やミッションステートメントについては僕が運営しているLINE@「英語ノマドの集落」にて無料で配布している『土俵の作り方(PDF)』をご参照ください。
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