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コンテンツマーケティングにおける『文書化』の必要性【コンテンツとコンテンツマーケティング】

チームでコンテンツマーケティングを実施する上で知っておくべきこと

チームでコンテンツマーケティングを実施する上で知っておくべきこと

コンテンツマーケティングを始める際に、まずは「ゴール設定」と「ミッションステートメント」を考える必要がありました。

(参考記事:コンテンツマーケティングの『ゴール設定』と『ミッションステートメント』

ゴールやミッションステートメントをちゃんと設定していることで、コンテンツマーケティングがビジネス上うまく機能しているかを評価することができるということですね。

 

ゴールやミッションステートメントに則り、戦略やプランを立てていくわけですが、コンテンツマーケティングの効果を最大化するための基本的手法として

コンテンツマーケティングプランを文書化する

 

というものがあります。

 

コンテンツマーケティング戦略の文書化

コンテンツマーケティング戦略の文書化

ゴールやミッションステートメントを明確に設定できたなら、いよいよコンテンツマーケティングのプランを立てていく段階に入るわけですが、

コンテンツプランは明確に文書化していくというのが基本姿勢になります。

特に企業や少数チームで行動する場合は必ず文書化し、それをチーム内で共有する必要があります。

 

コンテンツマーケティングの文書化を共有することは、

  • コンテンツマーケティングに効果的に行動する指標ができる
  • 問題解決の指標になる
  • ソーシャルメディアの使用においても、一貫して効果的な発信ができる
  • マーケティング費用を適切に配分できる

のようなことが挙げられます。

 

企業やチームでコンテンツマーケティングを実施する注意点

企業やチームでコンテンツマーケティングを実施する注意点

ここでは、コンテンツマーケティング戦略をゼロから作成じ始めるのに役立つ、または既存の戦略を改善するのに役立つ一般的な質問を紹介します。

Q. テンプレートはないのか?

コンテンツマーケティング戦略を立てる上で決まったテンプレートはありません。というのも、それぞれの企業や個人は、自分独自の見通しからコンテンツマーケティングを実施するからです。そして、そのマーケティングは特異的な市場のニーズや条件などに基づいているからです。しかしながら、それでも全てのコンテンツマーケティングに共通する要素があることも確かである。(その一部を下記で紹介しています)

Q. 戦略を文書化する必要があるのか?

戦略の文書化は必須ではりません。しかしながら、多くのマーケターやネットビジネスをしている人は文書化をしているのが事実です。コンテンツマーケティング戦略を文書化することで全体の流れが明確になり、それぞれのコンテンツの繋がりをより簡単に描くことができます。また、チームや複数人で動く場合、それぞれの人が同じ共通認識のもとでコンテンツ作成をすることができるので、生産性もアップします。

Q. どのような情報をコンテンツマーケティングで発信すれば良いのか?

コンテンツマーケティング戦略を練るときには、以下の要素・内容に注目することのがオススメです。

イノベーションのためのビジネスプラン:コンテンツマーケティングにイノベーション的要因を含ませる必要があります。しかしながら新しい手法やプランを導入することに企業や関係者が慣れていない場合、まずはじめに利害関係者を説得しなければいけません。それは100%成功する方法は存在しないからです。イノベーションはこれまでに行われたことのないものを意味します。実験の機会が得られる前に投資収益(ROI)を保証する方法はありません。コンテンツマーケティング戦略にイノベーションが組み込むことで、関係者の期待と関心を得る必要があります。

コンテンツマーケティングのビジネスプラン:組織が実験に同意したら、次のステップは、コンテンツマーケティングプログラム自体のビジネスプランを構築することです。注意点は、確定されたROIはありません。コンテンツマーケティングのROIを最初から固定しようとするのは「電話システムのROIは何ですか?」と尋ねるようなものです。実際に実施し、感覚と掴むまではどうなるか分かりません。

ペルソナ設定とコンテンツマッピング:この戦略は、コンテンツ作成者がニーズを理解し、各段階の見込み客にとって必要なコンテンツを作成する上で役立ちます。

ブランドストーリー:戦略の一環として、「コンテンツの柱」、つまり本質的に伝えたいストーリーが何であるかを決定する必要があります。ストーリーを伝えるための方法を模索するのに役立つフレームワークともなりえます。または、会社やビジネスの既存ストーリーに足りないものを発見するのに役立ちます 。

発信媒体:これは、作成するコンテンツを「どこで発信するか」の話です。つまり、どの媒体がコンテンツ発信に最も向いているかを考慮する必要があります。

 

Q. 「コンテンツマーケティング戦略」と「コンテンツ戦略」は異なるか?

異なります。しばしばこれらの用語を同じ意味で使用されますが(実際、線引が難しく、僕も混ざって使うことが多々あります)、マーケターのロバート・ローズ氏は以下のように区別しています。

コンテンツマーケティング戦略:コンテンツマーケターは、組織が伝えたい大きなストーリーを描き、展開します。コンテンツを使用して収益性の高い行動を促進し、見込み客を引き付けることに焦点を当てています。

コンテンツ戦略:コンテンツ戦略は「有益で使えるコンテンツを作成、発信、そして管理すること」を突き詰めることです(Kristina Halvorsonの言葉で)。コンテンツ戦略は、ビジネス資産としてコンテンツを運用する上で役立つものです。

この区別は、時代とともに変化しているようです。ただし、界隈のなかではこれら2つの境界線をできるだけ明確にしようという流れもあるため、ここで確認しておきましょ!

 

今回の内容は、個人でノマドワーカーをしている人やフリーランスには関係ないように思えますが、たとえばコンテンツマーケティング戦略を文書化することなどは、個人でも必ずやっている手法です。

コンテンツマーケティングに「企業向け」や「個人向け」という線引はありませんので、必ず理解しておきたい内容ですね。

 

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本記事は「Developing Your Content Marketing Strategy: What You Need to Know」をもとにokamotoの考察や経験を踏まえ、解説・作成した内容となっています。